イタリア出産体験記。*おまけ*
3日間の入院期間、とても素敵な事があったので書きます。出産後、傷の縫合し終えた後、看護師さんに『べビちゃん見に行く?それとも病室に行く?』と聞かれて、迷わず『べビちゃん』と答えた私。車椅子に乗せられ廊下に出ると、海から急いで駆けつけたマンマ&妹、そしてパパの姿もありました。私は授乳室を抜け、その隣の新生児室へ。。。夫がすでに座ってべビちゃんを抱っこしていました。窓越しにはパパ・マンマ・妹。そしてマンマの事をよく見たら、涙を流していて。。。ちょっともらい泣きしそうになった私。そしてふと夫が、『ほら、双子ちゃんもいるよ!』とコットに入ったべビちゃんを指差しました。そこには可愛らしい女の子が2人、すやすやと眠っていたのでした。。。~その双子ちゃんのエピソード~入院中は3人部屋だったので、べビちゃんが泣いたりすると(特に夜なんかは)、すぐに授乳室に行き、おっぱいをあげたりオムツを替えたりしていました。その度に他のマンマ達と会ったりして、『いつ生まれたの?』『男の子?女の子?』『何人目?』なんて話しをしていたのです。となりの新生児室にはいつでも預けられるようになっていて、看護師さん達がべビちゃんをあやしたりしていました。時々授乳室に『どう~?うまくおっぱい飲めてる?』と顔を出したりして。。。 いつだったか、双子ちゃんをあやす看護師さんを見かけ、聞いてみました。『いつ生まれたんですか?』と。看護師さん、『この子達は2ヶ月前に生まれたの。1人は1000グラム、1人は700グラムでとってもとっても小さかったのよ。』と教えてくれました。そう言えば、マンマが抱っこしている姿を見かけてなかったなと、その時初めて気づいたのです。2ヶ月前となると、長女が生まれたのも2ヶ月早かった。。。この双子ちゃん、今は新生児並みの大きさに成長していて、誰が見ても2ヶ月前に生まれたなんて思えない。でも、2ヶ月前はものすごく小さくて、そして大変だったのだろうな、と長女の時を思い出していました。双子ちゃん、そして双子ちゃんのマンマもパパも、皆頑張ったんだなと。双子ちゃんを見かけるたび、そんな風に感じた私です。3日間の入院期間はあっという間に過ぎ、貧血とカルシウム不足意外は特に問題ありませんでした。毎朝採血されるのはとても痛かったけど、鉄分・カルシウムの錠剤を服用して何とか回復。無事に退院の日を迎えました。3日目の朝、小児科ドクターよりべビちゃんの診察。看護師さんに呼ばれて新生児室に行くと、『ちょっと待っててね。』と言われ、その隣の授乳室で待つ事に。すると、車に取り付けられるチャイルドシートを2つ持った女性が入って来て。。。その後ろにはノンナと思われる女性も。2人ともとっても嬉しそうな顔をしていたのです。この時私は分かりました。~双子ちゃん、きっと今日退院なんだ!~そんな事を考えていると、新生児室から可愛いピンクの洋服を着せられた双子ちゃん達登場。いつの間にかパパも居て、写真を撮ったり抱っこしたりキスしたり。。。本当に幸せそうな光景でした。特にマンマの嬉しそうな表情を見ていたら、2年前の自分と重ねてしまった私。涙が出そうになるのをぐっと堪えました。~きっと、2年前の自分もこんな顔していたんだろうな。。。~と、長女が退院した日の事を懐かしく思い出していました。その後、双子ちゃんは家族と共に看護師さんやドクターに挨拶して、笑顔と共に病院を後に。。。私は、『これからも大変だろうけど、頑張って!』と心の中でメッセージを送りました。イタリアでの出産は、長女の事も思い出させてくれた、とても感慨深いものとなりました。****************************************************************************************2年前小さく生まれた長女も、あと20日程で2歳になります。次女が生まれて少々ジェローザになっていますが、それも成長の過程かなと受け止めています。さて、誕生日何をプレゼントしようかしら?? おぉっと、その間に自分の誕生日が来るんだった(^。^;; *photo*病院食。朝食は紅茶かカフェラッテ、そしてパン。昼食と夕食はプリモ、セコンド、果物が選択式でした。でも、私の病室は一番最後にまわって来るので、無い物も。。。これが唯一残念だった(笑) 味は病院食にしては美味しかったです。