終わった
試験が終わった、終わってしまった。結果がどちらでも、一年の〆である。本当は金曜日に書くべきだったんだが、気が鎮まらなかった。汗絵や小説は優先順位の低いものなのであるから、下手と言われたことでそこまで苦しむ必要もない、とか、中学までの友人関係は昔のことと割り切れ、と母に言われ、少しそうしようと思った。一度、作った回路上でしか人間は思考できない。私は特にそれがひどくて、回路そのものが誤っている可能性や、時間や経験、他人の持つ個性が加味する他の要素などを、それほど考えることができないようである。勿論、できないようである、で終わらせたらいけないのは分かっているが、単純とはいえ、自ら脳に組み込んだ回路である。そんな簡単に捨てるには忍びないのだ。だから私はいつまでも幼稚と言われるのだろう。