第二頚椎。
ただいま。おばあちゃんときちんとお別れしてきたよ。ろったん(妹)がね、よく、おばあちゃんの爪にネイルを塗ってたの。【ネイルを塗ってるお洒落なおばあさん】と、周りの人に褒められるのを嬉しがっていました。生きているうち(意識朦朧時だけどね)に、ろったんがペティキュア塗ってあげてたの。指にも塗ってあげたかったけど、手の震えがあるから塗ってあげられなくて。で、息を引き取ってから、ろったんと私で片手ずつ塗ってあげました。手持ちのピンク系ネイルが1本しかなくって、使ったやつなんだけど、そのネイルね、ピンクはピンクでも、温度によって、ネイルの色が変わるやつだったの。ろったんと私もおそろいのネイルをしたんだけどさ。おばあちゃんと全然色が違うんだよ~~(><)おばあちゃんのはピンク色が濃くでてるのに、私たちの指のネイルの色は、淡いピンク。おばあちゃんの体温が冷たくなってしまっているって、痛感させられました(;×;)************そんなこんなで、かわいくかわいくかわい~い状態で送り出しをできました。お骨はね、やっぱり87歳と高齢だし、ほとんど残らなかったよ。そんな中、以前手術してた、両膝の人工関節と、先日手術した首を支える金具だけが焼け残っていました。首のところに、こんな異物を埋めてたのね;;って辛かったです。お骨を拾うのは、ろったんと一緒に拾ったよ。顎の部分の骨~とか説明を受けてたんだけど、骨の中でね、首の骨の一部もあったんだ。その首の骨は、第二頚椎の骨。……おばあちゃんは、第二頚椎を骨折して、その結果、手術→免疫力低下→内臓機能低下→腎不全。なの。「こちらのお骨が第二頚椎になります」って説明を受けたときは、とても切なくなったよ。第二頚椎。おばあちゃんが、骨折したところ。でも、そこが遺骨として納められたことは、ちょっと切ないけど、嬉しいかな。嬉しいというと、嬉しいとは言い切れないから、複雑な心境だけどね。**********私さ。以前大好きなおじさんやおばさんを送るとき、号泣の号泣で、もう会えないってすごい虚しくって。悲しくって。たまらなかったんだ。大好きで、最愛のおばあちゃんとのお別れは、それを超えてもっと悲しく狂いそうなほどだと思ってた。でもね、案外、心が穏やか。なんでだろう?って不思議な感じ。きっとね、きちんと私がいくのを待ってて名前呼んでくれてたこと。きちんと息を引き取るときに、立ち会えたこと。きちんと送ってあげようと思ってたとおり、きちんと素敵な形で送ってあげられたこと。そして、い~っぱいのおばあちゃんとの思い出と、愛情の中で育まれてたこと。おばあちゃんのために、久々に賛美歌・聖歌を心の中から歌えたこと。が、あるからかな。と考えてる。おばあちゃんの最後、唯一の望みは、【私がクリスチャンに戻ること。そして天国できちんと再会できること。】今は、まだ心が開かないから、教会に行きたいと思える状況ではないけど、でも、おばあちゃんの最後の願いだから、そのうちに、自然と行きたくなったら、戻れそうな気がするよ。おばあちゃんとは、これっきりのお別れじゃなくて、きちんと、天国で再会したいとは思っています。おばあちゃんの最後のお願いは、もうちょっと時間がかかりそう。でも、それでも、きっといいと思う。おばあちゃんの最後のお仕事は、「自分の死を孫達にみせること。天にかえる喜びを知らせること」って言ってたんだって。おばあちゃんは、きちんと最後のお仕事をして、死んでったんだね。87年間、お疲れさまでした。私が生まれてから、ずっとずっと味方でいてくれてありがとう。大大大好き(≧∀≦)おばあちゃんが居なくなって寂しいけど、おばあちゃんが教えてくれたことはいっぱい残ってるから、きちんと教訓にがんばるつもり。明日は、何しようかな。本当だったら、クルたんと万博行く日だったんだよね。今から来ないかな~。