加油！台湾生活

土曜日の午後の仕事を終え、
小姐１号と２号と私はいつものようにバスに乗りこんだ。
約２０分ほどの道のり。
心地よい揺れが眠気を誘い、小姐１号と２号が寝てしまった。
そして私も少しウトウトしていた。

はっと気がついたとき、下車するバス停がすぐそこだった。
慌ててベルを鳴らし、子供たちを起こして
バタバタと降りた。

そして家へ帰るために、向こう側へ渡ろうと信号を待っていた。
その時小姐１号と２号がそれぞれにバックを持っているかを確認した。
小姐１号はしっかり持っていた。
が、２号の手元には何もない。手ぶらだった。

『しまった！』と思ったときにはすでにバスは遠くへ
走り去ってしまった後。

慌てて夫へ電話をし、バス会社へ電話してもらった。
が、バスのナンバーも運ちゃんの名前も何も覚えていない。
何も手がかりがない。
それにバスが車庫に戻るまでに最低でも２，３時間かかるらしい。
その時点でバックが見つかれば連絡をくれるということになっている。
が、すでに３時間が過ぎているがまだ電話がない。

貴重品が入っているわけではないのだが、
そのバックの中には小姐１号の筆入れが入っている。
一年生の入学に合わせて日本で買ってきたハム太郎の筆入れ。
中には先生からのご褒美でもらった鉛筆や定規が入っている。

いつもは降りる前に確認をするのに、
今日はウトウトしていて、慌てて降りたからそれが出来なかった。
完全に私の注意不足。

今はただ無事に手元に戻ってきて欲しいと願うだけである。