ムッツリ髭オヤジの独り言

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• ボーナスの使い道

  間もなく、ボーナスが支給される（はずである）。今のところ、特に業績が悪いとか株が暴落したとかの情報は無いので、大丈夫だろう。実は、今度のボーナスが出たら、剣道の防具（の一部）を買い換えようか、と思っていた。しかし、最近試合に出ても勝てない。すっかり負け癖がついてしまったようだ。悔しいと思うほど稽古も出来ていない、というのも事実だし。結構高価なものを買おうかな、と思っていたのだが、実力が伴わないのに格好だけ着飾っても仕方が無い。試合に勝つだけが剣道ではないが、やはりある程度納得のいく剣道はしていたいと思う。現時点で自分の剣道には満足していない。仕事も同じだが。そこで、ボーナスの使い道を変更する事を考えている。基本的には貯金なのだが、やはり何かボーナスで買いたいという気持ちがある（折角だし）。そこで、現在考えているのが枕。相当使い込んでいるし、そろそろ買い替えの時期かも、と思っている。また、最近眠りも浅くなって来ているようなので、自分にあった枕を再び探してみようかという気持ちになっている。もう１つの候補は、ネクタイ。私は結び目が小さいのが好きなので、ナロータイという、細めのネクタイを好んで着用している。しかし、もっと細いのが欲しいのである。形は異なるが、ズートスーツに合うような細さのネクタイが欲しいのである。が、そこら辺の紳士服屋には、まず置いていない。普通の会社員に比べればネクタイをする機会は少ないし、これからはクールビズの季節である。ネクタイでもないかな・・・・別に自分にご褒美をあげるほど何かしているわけではないし、自分で使うより家内や子供達が喜ぶ使途の方がよいかな、と思ったり。幸せな悩みといえばそうなのだが、やはり根が貧乏なので持ちなれないお金を持つとオタオタするらしい。何か、サクッと全員が納得するような使い道はないもんであろうか？？或いは銭ゲバになるのもよいなあ。

  2006.06.04

• 突然の電話！！

  先ほど、いきなりフランス人から電話があった。フランス時代の上司から、大学生の企業研修（インターンシップってやつね）先を探すよう頼まれているのだが、その本人から。会ったこともないし、上司から頼まれていなければ絶対こんなのＮＧだよ。と、思いつつ会話へ。ビザの種類や滞在日程、その他の情報を整理した。知り合いのフランス人は、私のフランス語のレベルを知っているのでゆっくり喋ってくれるが、彼はマシンガントーク。途中からついていこうとするのをやめて「ゆっくり、もう一度言ってくれ」作戦に変更。フランスでは大学生の研修は珍しい事ではなく、寧ろ推奨されているようだ。私の働いていたところでも、何人か受け入れていた。が、彼の場合、日本好きがかなりなレベルに達しているらしく、研修期間を日本で、と思っているらしい。困ったなあ。日本ではインターンシップがメジャーでなくなってから随分になるし、この夏に受け入れてくれって言われても・・・とりあえず知り合いにバンバン連絡しているが、今のところ、色よい返事は無い。でも、「日本に来たなら是非会いたい」という人はいる。彼、あることで欧州チャンピオンになり、実は有名人である。どうせ、研修で一銭も払わないんだから、それだったら少しくらい仕事をくれても良いのではないか？と思う。でもまあ、仕事のトレーニングに要する時間もコストとして算出されるから、日本の会社は難しいかもな。でも、言ってみればボランティア活動でも良いわけだよね。そっち系の団体にコンタクトしてみるとするか。どこか、いい所があったら教えてくださーーーい！！！

  2006.06.03

• 結婚記念日

  ドタバタで今日を迎えた。今日は私の結婚記念日である。しかも区切りの年。この日のために、フランスからの帰国時にワインを１本買ってきてある（３０周年までストック有り）。毎年、二人とも忘れてしまうことが多く、久しぶりにキチンと祝う日になりそうだ。別に外食の予定も無いし、自宅で家族と共に過ごすのだろうが、子供たちにも子供用シャンパンを買ってあるので、非常に楽しみにしているらしい。昨日は３つ下の後輩（女性）と食事をしてきたが、彼女なりに気を利かせてお祝いをしてくれた。そのことよりも、新しく彼氏が出来たという話のほうが、私には面白かったが。自分の結婚生活を省みても、人様に自慢できるようなものではない。常に依存しているし、依存していないのは金銭くらいなものである。私は要領が良いとも言えないし、それでも家内が傍にいてくれるのは、「泥臭いかっこ悪さ」を理解してくれているからだと思っている。みにくいアヒルの子は、白鳥になってアヒルを見返すような結末だが、私はいつまでたってもアヒルである。そろそろ、脱皮しても罰は当たらないと思うのだが。垢抜けないこと、山伏の如し。

  2006.06.02

• 歴史ミステリーの楽しみ方

  先日、ダ・ヴィンチに関するミステリー的なＴＶ番組を見た。それで、心ときめかせた人も多いと思う。そのロマンにケチをつける気は毛頭ないが、私は以下のように楽しんでいる。例えば・・・・先日の番組の中にあった、「ダ・ヴィンチの書いた最後の晩餐には、キリストの目の前にあるはずの聖杯がない！」というくだり。確かに、その作品には聖杯は描かれていない。しかし、その番組の主張は「最後の晩餐を題材にした、全ての絵に聖杯が描かれているのに」というニュアンスを匂わせていた。（おそらく、そこまではっきりは言っていないはず）ここで、私の解釈。「ダ・ヴィンチの作品以外の、全ての「最後の晩餐」に聖杯が描かれていたなら、それはダ・ヴィンチが聖杯に関して、何かを知っていた」、という証拠になりうる。しかし、実際はおそらくそれは真実ではない。実際は「最後の晩餐を題材にした絵では聖杯が描かれている事が多いのに、ダ・ヴィンチの絵では描かれていない」であろう。随分とニュアンスが違ってくる。ダ･ヴィンチの絵に聖杯が描かれていない事は事実である。しかし、「他の全ての絵に」聖杯が描かれているかどうかは、ＴＶを観ている我々にはわかるはずが無い。これは、「疑うべき」情報なのだ。おそらく、映画の封切に合わせてなぞめいた雰囲気を出すためにそのような言い方をしたに違いない。そのことを、感じることができる私は、まだまだだまされないと、思っている。何の知識もなく先入観で言うが、かの映画は、そのＴＶ局の資本が（協賛などで）入っているに違いない。こういう事を考えるのが、楽しい人物なのである。知識と情報は、はっきりと区別する事が重要なのである。

  2006.05.29

• 英断？それとも・・・

  今日は子供達の運動会の日であった。しかし、早朝に中止の連絡。この時点では雨は降っていなかった。子供達は当然、納得しない。私の両親もわざわざ来ているので余計に気合が入っているだけに、ふくれっつらである。まあ、明日にスライド当番となるわけだが。少しして大雨。これは校長の英断。しかし、30分ほど激しく降った後、雨は小雨or止んでいる。これなら、ムリすれば開催できたのではないかと思うほど。明日の天気予報も微妙だ。果たして、校長の決断は英断だったのか？それとも、自滅だったのか？？

  2006.05.27

• 笑ってしまうのだけど

  何回か、このブログに登場している親友の話。私、彼の奥様にひじょーにウケが悪い。遠い昔に「社会勉強」と称してキャバクラに連れて行ったので、完全に「悪い虫」扱いである。親友のメールも携帯も全てチェックしているらしい。なので彼が私に連絡を取るのは公衆電話か出張先のホテルの電話が多い。地方に彼は住んでいるのだが東京出張が多いので、ちょこちょこ食事をする。しかし、いつも東京に来てから「今、来てんねんけど」と電話がある。別に悪い事をしたつもりも自覚も無いけど、そこまで怯えなくっても、とは思う。ただ、彼にとっては大切な家庭だし、別に不満に思うというよりは「うまく両立していこう」と思っているようなので、そのへんはわざとコメントしていない。我が家は至ってオープンで、キャバクラへ行ってももらった名刺を家内に見せながら「こういう話をしてきた」とか「こういう子だった」などという話をするし、家内も喜んで聞いている（自分に縁が無い世界なので興味があるらしい）。以前、私が女性の友達と食事をする予定の日にその親友から電話があって「今日、東京にいるんやけど、食事せーへん？」との電話。まあ、女性の友達も気を使うような相手ではなかったので、3人で食事をした。このことが奥様にさらに火をつけたらしい。親友もちゃんと事情を説明したらしいが、「ややこしいこと、すな！」と言われたらしい。それにしても、携帯のチェックをこまめにする嫁と、それを認めているＭな親友。世の中とは、上手く出来ているものである。私は別に携帯をチェックされても全く問題ないが（実際、家内が外出して私が留守番の時は家内が私の携帯を持って外出する）、こまめにチェックってのは、ねえ。「やましいことがないなら、大丈夫でしょ？！」は、確かにそう。だけど、私なら、やましい事が無い事が確認されたら、後に残るのは寂しさだけである。チェックするなら、ばれないようにやって欲しいものだ。

  2006.05.26

• 恐れ多くもオシャレ考

  今週は学会の関係で外出続きである。自宅から2時間程度かかるところでやっているのだが、宿泊するほど遠くも無いので、仕方なく通っている。しかし、ラッシュに2時間立ち続けるのはさすがに辛いものがある。さてさて、そんな環境で、ふとオシャレについて考えてみた。オシャレというのは、基本的に二つに分かれるのではなかろうか？１．素材に恵まれた人が、より美しく（カッコよく）なるためのもの２．素材に恵まれなかった人が、それをごまかすためのもの色々と反論もあろうが、私が感じた事を素直に書くだけなので、「こいつ、分かっちゃいねーな」と思われるでしょうが。結局、素材に恵まれた人は何をやってもサマになる。オシャレだって１．だろうが２．だろうが選び放題である。例えばモデルさんは何を着てもカッコイイし、似合う。しかし、素材に恵まれなかった人が１．を行った場合は悲劇が訪れる。本人は全く気づいていないだろうが、周囲からは同情のまなざしが注がれる。一昔前、ルーズソックスというものが流行った。あれは２．に属すると考えている。足が太かったり、足首がなかったりする人が、それを隠すために履いていたに違いない。その証拠に、その次にはハイソックスが流行ったではないか！あれは、素材に恵まれた人が、そうでない人と同列に評価されるのを不快に感じて、「差の出やすい」格好を選んだからである。男性のスーツも２．に相当する。「着なくてはいけない」場合が多いが、あれはかなりなレベルまで体形などの容姿の欠点を覆ってくれる（例外はあるが）。アルマーニは「魔法の型紙」と言われる。つまり「どんな人でもカッコよく見える」という意味を含んでいる。私のようなブサイクにはありがたい商品である（が、高いので手が出ない）。家内が見ている通販のカタログなども、モデルさんが着ていると非常にカッコよい。しかし、服だけを見ていると、さほどでもない。自分の素材を見極める事も、非常に重要なのだ。フルーツを炒める人はいないし、肉類は（一部を除いて）火を通さないと食べられないのだ。

  2006.05.25

• 短文

  この間、○生堂のゴージャスなＣＭの話を書いた。私が勤めている会社のＣＭも見た。かなり、気合の入れ方に差があることは確かだが、それでも億単位の金が動いているらしい。世の中、わからんものである。

  2006.05.24

• 若返りって？？

  以前、５ｋｇ痩せてから体重を維持している。そして、毎晩欠かさず腹筋運動を50回している。そうすると、腹筋が「もうすぐ割れますぅ！」状態になってきた。ここまでくれば大丈夫かな。と油断してみる。大学までは仮面ライダーとまでは行かないが、かなり痩せていた。体もイメージどおり動いたし、一度会った人の名前は忘れなかったし、導入部を聞けば結末が分かったし。最近はそういうこと、とんと無かったのだが、ここ1ヶ月ほど、どこか「冴えている」自分が居る。別に一昨日の晩御飯を思い出せるようになったとかではないが、仕事で出てきた実験結果に対して共通で説明できそうな仮説がスラスラ浮かんできたり、調べ物をする本でも「これにちげーねー！」と手にとったのが大当たりだったり。剣道も、リハビリを兼ねてやってきたが、やっとイメージに近い動きができるようになってきた。まあ、これは冒頭の痩せたことも大きく手伝っていると思うが。私は18の時から顔立ちが変わっていない。やっと実年齢が追いついた感じである。しかし、「そういう人は、これ以上歳を取らない」というわけには行かない。日々、侵食されていく「生え際」海岸を守るためにボランティア活動に余念が無い。そういえば、昔、私は自称ＣＭウォッチャーだった。やたらＣＭに詳しかったな。別に意味は無いのだが、Ｓ生堂の「花をモチーフにしたシャンプー」の宣伝の豪華さにふと、思い返してみた。ＣＭを作っている友人も居るが、たった数十秒で訴えかける何かを作るのは発想の勝負である。何となく、今なら気の利いたコピーとか、浮かんできそうな気がする。珍しく、ポジティブな日だ。

  2006.05.22

• ダヴィンチ・コードを巡る騒動について

  空前のベストセラー、ダヴィンチ・コードがついに封切られたらしい。原作を読んでもいないのだが、キリスト教の世界では大変らしい。まあ、神に一生を捧げたと信じていたキリストが、実は妻子持ちだったという話になれば、これは大変。何が大変かというと・・・・あまり表立って言うのも変だし、たくさん主張されている権威ある方々は絶対に言わないだろうが、今から言う事は「その理由のひとつ」であろうと私は予想している。カトリックでは、神父は生涯、独身ですごさなければならない。これは「キリストも神に一生を捧げたのだから、我々も」ということである。もし、キリストに妻が居たのであれば、彼らの「本能を封印した禁欲」が「何の意味も持たない」ことになる。歴代の法皇はもとより、世界中の神父達がよりどころとする精神的な支柱を失う事になりかねない。私はキリスト教（カトリック）に少しだが関わった人間である。しかし、別にキリストが処女マリアから生まれたなんて信じていないし（生物学的にムリ）触っただけで病人が治った奇跡も信じていない。また、それが真実だったかどうかの議論をするつもりもない。議論をしたところで「絶対に」結論など出ないからだ。しかし、それを信じる事で心の平安が得られる人がいるなら、その信仰に対してごちゃごちゃ言うつもりは無い。心の平安を得たり、凹んだ時に自分を元気付けたり、そういうことのために宗教は存在している。イスラムであろうが、カトリックであろうが何であろうが、自分に対して強い人間になるために信じているのであれば、同じである。そもそも、自分の信じているものと違うというだけで異端視する姿勢こそが問題なのだ。自分を「高めよう」と思っている人は、お互いに尊敬の意を持って話し合えば必ず分かり合えるはずである。人間として。ただ、「他人を」高めようと、頼まれても居ないのに、行動を起こす人は大抵が間違っている。他人を高みに導くには、自分が高いところから手を差し伸べなければならないが、人をひきずってくるものでは、１００％無いのである。

  2006.05.21

• 人間の縁

  一期一会などという言葉を、よく耳にする。ネットなどを通して、昔なら知り合うはずも無かった人達と知り合う事が可能になり、地域社会がその機能を果たさなくなった（不要になったというべきか）のは、確かに科学の進歩といえる。しかし、ふと周囲を見てみると、経済観念が違う人というのは、やはり側に居がたいようだ。私は職業柄、技術者との出会いが多い。しかし、生まれ持っての貧乏性のせいか、お金持ちと知り合う機会が全く無い。知り合っても、話も合わないだろう。しかし、「お金持ちの人達」と「お友達」の人達は、やはり我々とはまともに向き合うことは無いのだろう。お金で買えないものもあるが、お金がなければ買えないものの方が数としては多い。だからといって僻むつもりもないが、お金を持つと、人格まで変わってしまうのだろうか？「お金は人を狂わせる」というが、お金を人との媒体にするとろくなことがない。お金の貸し借りなどが典型的だ。お金持ちの人は、同時に「大人の余裕」も持ち合わせている。当然である。あくせくしなくてもお金が入ってくるのだから。我々は違う。汗を流す事の尊さを知っていて（お金持ちの人も知っているかもしれないが）自分の存在価値（立ち位置、とでもいうか）を確立するために日々を過ごしている。お金は欲しいが、お金に支配される生活は、ごめんである。また、お金持ちの人達は、お金以外の何に自分の存在価値を求めているのか、一度聞いてみたい。これは、問いただしたいということではなくて、純粋に知りたいのである。

  2006.05.20

• プロフェッショナルとは・・

  ただいま、新人君の研修の面倒を見ている。非常に真面目で若いのだが、何故か元某ラーメン屋（そこそこ有名）店長代理、という経歴を持つ。化学という分野に対しては、特別優秀、とは言えないが、今のところ（あくまで）真面目に取り組んでいる姿勢を買っている。要領は、はっきり言って良くないと言えよう。細かいミスも多いし。でも、自分が十数年前に、今と同じ仕事が出来たかと言われると、ううむなのである。まあ、気長にやるとするか。今まで、自分のことで精一杯で、他人を育てたり、何かを教えたりということが、会社に入ってから無かったように思う。子育ては、勉強や運動能力はともかく、人間として問題の無いように躾けていくのが基本なので直感で何とかなる部分がある。しかし、「仕事の能力を伸ばす」という点は、これとは根本的に異なる。真面目なだけでもダメだし。プロというのは、基本的に「コツ」を掴む世界だから、真面目なだけではダメである。何かに気づく能力が必要なのである。例えば・・・もう数年前になるが、食道の中にチューブを突っ込まれる検査を受けた。何回か受けたが、毎回、激しい嘔吐感と戦いながら、涙を流しながらの検査であった。しかし、某病院の「検査センター長」自らが検査を行ったところ、全く痛みが無く、すんなり終わった。患者に対して「自分が求めているデータ」以上に「患者の負担が少ないように」という技術の高さを見た。これが、プロというものだ、という一例を見た気がする。

  2006.05.15

• 張り詰めたものが切れた日曜

  世間は母の日らしい。だが、我が家では家内の誕生日が近いせいもあって、まとめてのお祝いである。まあ、年末年始に生まれた不幸な子供が、誕生日とクリスマスと正月をまとめられてしまうようなものか。今日は昼過ぎまで寝ていた。こう書くと、ご多分にもれないごろ寝亭主のようだが、一応理由はある。昨日は、私がやっている武道の大きな大会（大会だから大きいのが前提だが、「小さな大会」は使いますものね）があって、わがチーム、周囲の予想を大きく裏切る快進撃。何と決勝まで行ってしまった。この大会への出場が決まってから、昨日にコンディションをあわせるべく稽古はしてきたものの、やはりリハビリ中の体には無理が来ていたようだ。決勝戦では、相手の見事な技（と、言っておかないと私が救われない）に完敗であった。惜しくも準優勝であった。ま、メダルの色が違うだけで副賞は優勝と一緒だから、よしとしよう。夕べは祝勝会だったが、午前様には至らなかった。飲み会で午前様の多い私にしては、帰りは早い方である。しかし、今日は起きられなかった。きっと張り詰めていた何かが、切れてしまったのだろう。体を起こすのも、かったるい。減量、練習のための時間の捻出、少しずつだが大きくなる仕事の責任（給料は増えないが責任だけは増え続ける、何とかならんものか？）。少し、これらから解放された。明日からはまた、自分のペースで生きていく事にしよう。周囲の皆様に支えていただきながら。おっと、そうは言っても母の日だ。花の一本でも買ってくるとするか。

  2006.05.14

• 有名人との出会い（見かけただけだが）

  昨日の疲れがまだ取れない。何でまた、平日の朝とはこんなに眠いものなのか？やる気が無いわけでは決して無いのだが、何かイベントがあって「起きなければ！」という時に比べると格段に眠い。それは良しとして。先日、イッセー尾形の舞台を見に行った。前々から舞台を見たいと思っていたのだが、チケットが取り難いという噂があって、そこを突っ切ってまで見たいものでもないと、今まで見たことが無かった。今回は、ファンクラブに入っている後輩がチケットを手配してくれた。前から３列目という絶好のポジション。彼の表情もはっきり見えたし、ネタとしても非常に楽しめた。結構広いホールであったにも関わらず、細かい動きもあった。後ろのほうの人たちは見えているのだろうかとも思ったが、それが心配ないのがイッセーの凄さなのだろう。舞台後の挨拶では、演技している彼とは全く別人の、真面目な彼が出てきた。その昔、零細劇団にいた私としては、一人であのホールを一杯にする力の持ち主を、素直に賛美したい。そして、その奥深い演技にも。あ、そういえば、「えいろくすけ（漢字を忘れた）」も来ていたなあ。最近、有名人に会うことが多いなあ。首都圏在住１９年目にして。

  2006.05.08

• ＧＷのシメは「江戸」

  今日はフランスから来た友人のガイドであった。日本文化にとにかく興味津々で、愛読書は仏語訳の古事記と言うマニアックさ。私が、日本史にちとばかり詳しいから良いようなものの、質問は戸惑うような事ばかり。「徳川家康には何人の子供が居たのか？」とか「何故、家康は京都や大阪ではなく、江戸を選んだのか？」等など。このレベルまで来ると、もう私の手には負えない。と、言うわけで両国の江戸東京博物館に行ってきた。ここは、外国人に優しいところで、外国語でのガイドが充実している。中国語、韓国語、英語、フランス語などのガイドが、頼めば無料で案内してくれる。ボランティアとはいえ、博物館に勤務しているだけあってやたら江戸時代に詳しい（当たり前か）。フランス語でもちろん、説明しているわけだが、改めて「へぇ、そうだったのか！」と思うことも多かった。日本人の話すフランス語はよく、聞き取れるのだが、やはりネイティブは厳しい。友達一家は（主婦と高校生の息子二人）私のフランス語のレベルを知っているので私に話しかける時はゆっくりと、言葉を選んで話してくれるが、ガイドさんはえらくフランス語が達者なので通常のスピード。なかなかにして、聞き取れない。修行がたりんのう。そのほかには靖国神社に行って、日本が行ってきた戦争と言うものの一面を見てもらった。また、剣道の稽古が見たいと言っていたので、知り合いに頼んで見学させてもらった。（元々日曜に稽古をしているところ）昼飯は何がよいかと訊くと、「日本の麺類は素晴らしい、麺が食べたい」とのこと。さらに訊いてみると、東京に来る前に高松でうどんを食べ、大阪でラーメンを食し、その美味さに惚れこんでしまったようだ。（いいのか？そんなに炭水化物ばかりで。でもフランスでは小麦も「野菜」として分類されているから、彼ら的にはＯＫだな）限りなく立ち食いに近い蕎麦屋で昼食。その後は主婦が行きたいと行っていた、六本木ヒルズへ。特に買い物をしなかったのだが、ツタヤで某乳酸飲料球団のエース、Ｉ選手（嫁さんはＦテレビアナウンサーだったＫさん）に出くわした。サインや握手は迷惑になると思ったので、軽く「頑張ってください、期待しています」とだけ伝えた。Ｉ選手もにこやかに「ありがとうございます、頑張ります」と会釈を返してくれた。なかなか良い奴ではないか。少しは今後、応援してやるとするか。ほんでもって話を両国に戻して。昨年もフランス人といったちゃんこ屋へ。家族ぐるみの付き合いなので、ここは我が家も全員集合。わが息子も含めた男性陣、食うわ食うわ。財布がパンクするところであった。ただ、向こうには鍋料理が無いので、いたく満足だったようだ。（でも、一番感動したのは家康の木像を直に見た事だとか）こんなんでＧＷを終えました。ま、これも悪くないかな。

  2006.05.07

• 明日だけが休日

  えー、世の中はＧＷ真っ只中でございます。私も連休の最中でございます。しかし、実際に休めてはおりません。家族サービス、家内の実家へのご挨拶、フランスからの友人のガイド等々で、明日だけがゆっくりできる日なのでございます。しかし、子供達が家にいる限り、朝からフライングボディプレスでたたき起こされ、食事もそこそこに公園へ引きずって行かれ、きっと昼食と夕食だけが楽しみな「こどもの日」となること請け合い、でございます。かといって、家の中でゴロゴロだけしているのも性に合わず、何かしらの活動はしてしまう貧乏性の小生。ゆっくりとマッサージでも受けたいと思っていてもお金かかるし。現在、フランス家族旅行のために倹約生活の最中なので、そうそう「贅沢」なお金を使う訳にも・・・行かないのでございます。ボーナスでたら絶対行くぞ。関係ないが、つい先日、洗車したら雨が降って、車が誇りだらけになった。トホホである。昔、「マーフィーの法則（だったっけ？）」というのが流行った事があったなあ。「行きに向かい風の時は、帰りも向かい風である」とか。まあ、そんなに運は必要ないと思うけど、やっぱり無いより有ったほうが良いに決まっている。自分の人生を振り返ってみて「幸福」と言える部類の人生を送っているとは思うが「幸運」な人生を送っているとは言い切れない。周囲の人間に非常に恵まれている点は、「幸運」だが。運命とは、自分で切り開くものであり、棚の下で口をあけて待っていても牡丹餅は落ちてこない。牡丹餅が食べたければ、踏み台を作ったり、取るための道具を作ったりする「自助努力」が必要なのである。これを惜しんでは、何事も成らない。親戚の子供（物心はついている）が、自分で落とした物を、親や、家内に向って「拾ってよ！」と命令したので、「自分でやんなさい！」と叱った。コツコツ生きていても幸運に恵まれるとは限らないが、自助努力をしないものに、幸運が訪れることはない。

  2006.05.04

• メディアに物申す

  いつもの事だが、ＴＶのニュース番組で流される社会問題は、ＴＶ局の勝手な言い分が多い。昨日は「社会の格差」であった。「自分の強みを生かした」仕事に就けないという若者（30手前くらいだったか？）をクローズアップし、ハローワークに行っても、なかなか条件の折り合う仕事が無いということで苦しむ状況を描いたものだった。ほいでもって、コーナーの終わりには「こういった格差のない社会、これを構築していく事が大事なのではないでしょうか？」というコメンテーター（またはアナウンサー）の一言で締めくくられる。社会的弱者に手を差し伸べる、その発想自体は間違いない。しかし、こういった失業者に対する考え方と、身体障害者に対する考え方は全く別のものでなくてはならない。例えば足の不自由な身体障害者は、どんなに頑張ってもオリンピックの徒競走で金メダルを取る事は不可能である。だからこそパラリンピックがある。従事できる仕事も自ずと制限される。しかしそこに向って最大限の門戸を開く事は、これは社会のあるべき姿の一つと言える。しかし、健常者であって、なおかつ職に就いていない人を取り上げて、単に「社会的弱者」という括りに入れてしまってよいものだろうか？彼は、社会で働いていけるだけの努力を惜しまなかったのか？そして、職を選り好みしていないのか？本人に、自分が月30万の価値があると思っていて、月15万の仕事しかなければその人は、おそらくその会社に就職しないだろう。しかし、その「自分に対する評価」が過大評価だったとしたらどうだろう？単にその人が努力を怠った結果だったとしても、社会的弱者として手を差し伸べるべきなのか？それは、年金を払わずに、老後の年金生活をあてにするに等しい。その人に、本当にそれだけの価値があるのであれば、就職できないわけがない。企業もそれほどバカではない。そして、ＴＶ局の方々。現状の社会に対して、そこまで言うなら、あなた方の作り上げた「社会的弱者」を、彼らの深刻どおりの給料で雇ってみてはどうか？ＴＶ局が率先してこれを行って、「こんなに良い事があるのですよ！」と報道する事こそが、正しいスタンスのではないか？世の中には「自分なりに努力している」人は数多い。しかし、実際は、その殆どは自助努力をしていない。犯罪の被害者や遺族のキズに塩を塗りこむような取材活動だけが、あなた方の仕事ではないでしょう？

  2006.05.02

• 自らを顧みて

  先日、地元の行事のお手伝いをした。行事の後、全員で食事になった。（車なので、酒は無し）会計などを手伝ってくれている奥様が居て、その方、かなりの巨漢である。例えて言うならば・・・傾斜30度の斜面に耐えられない（転がっていってしまう）丸さ、といってよい。（失礼極まりなし）食事は中華料理屋だったのだが、その奥様、ラーメンを食しておられた。「毎日、昼食はラーメンだから休みの日までラーメン食べなくても良いのにねえ」と自ら仰る。なんでまた、毎日ラーメンを食べているのかと訊くと、ラーメン屋でパートとして働いているから、という尤も至極なご回答。そうすると、誰かが「ラーメンって、毎日食べると太るんですかね？」とチャレンジした。奥様いわく「ぜんっぜん太りませんよ！！」次の私のセリフは「Ｉ君、今日の天気はなかなか・・・」だった。空気が重苦しくなる前に笑いでなんとかしないとな。口は災いの門とはよく言ったもの。その奥様の豪快なキャラに救われた。（因みに、チャレンジしたのは、私ではない）いやあ、びっくりした。

  2006.05.01

• 人の心は自分の心？

  昨日、新宿の厚生年金会館で私が好きなバンドのライブがあった。我が家はまだ、子供が小さいので家内と私が同時に行く事は無い。家内は既に別の首都圏の会場で行っており、私が昨日、という感じである。別に一人で行っても良いのだが、会場で知り合いの誰かと満足感を共有できないというのも寂しいので、誰かしら誘う事にしている。男と行ったことが無いとは言わないが、殆どは女性の友達がパートナーである。そのバンドの音楽に触れたことの無い人も居るし、元々ファンだった人もいる。昨日は、教え子（大学時代の塾の生徒）がパートナーであった。彼女は私がアルバイトの塾講師を辞めた後、入れ違いで私の後を継いでくれた人物である。現在は、某大手企業に勤めていて、エリートが集まる部署に、4月に異動になったばかりである。しかし、本人、性格は至ってのほほんとしていて、プレッシャーに弱そうなタイプである。（実は弱くもなんとも無いのだが）異動が決まった時も「どうしましょう！私なんかじゃ・・・」と連絡があって、飲みに行ったりもしていた。異動後、1ヶ月経って、「様子はどうかの？」というのも今回彼女を誘った理由。ライブの話は割愛。私は非常に満足していたし、そういう意味では完全燃焼していた。で、少し夜も遅めの時間だったので予め予約したレストランへ。店側との事前の打ち合わせで、特別メニューを用意してもらっていた。仕事の話、恋の話。色々と話をした。相変わらず私の説教に耳を貸してくれる、素直な子である。特別メニューはいたく気に入ってもらえたようで、帰る時に「心もお腹も満たされました」と言ってくれた。解釈によっては「もうたくさん」と取れなくも無いが、そんな皮肉を言う子では無いし、雰囲気的にそういう意味ではなかった（はず）。途中まで同じ電車で、彼女の方が先に降りた。いつもなら、軽く会釈して終わりなのだが、昨日は電車が発車するまでずっと見送ってくれていた。恋愛感情は、学生の頃から持っていないが、こんな風に少しでも彼女の役に立てれば、それは私にとっても本当に嬉しいことだ。「疲れ果てた時に飲む、一杯の清涼飲料水」的な存在が、私の理想なのだ。

  2006.04.30

• ＧＷ前の送別会の嵐

  どうにも不便である。４月一杯で会社を移る人がいて、今週も送別会が多い。特に、仲の良い（と、いうか何故かひっついてくる）人が移っていくので、何かと出席を迫られる。（あぶね、本名書きかけちゃったよ）なんだか、今年は「他人に振り回される年」になりそうである。正月早々、近所や遠い親戚に不幸があったり、つい最近も上司に不幸があったり、落ち着いたと思ったらこれまた遠い親戚のカップル（夫婦）に喧嘩の仲裁をしてくれと泣きつかれたり。どーも運がよくない。その中で、楽しみなのはゴールデンウィークかな。あと、昨日フランスの友人からメールが来て、７月に来日するとのこと。まあ、他人と関わっていくことに変わりは無いが、こちらは嬉しいほうである。ほんで、なんで不便かっていうと。会社のPCのシステムが変わってブログにもアクセスできなくなり、書くことが出来ない。ほんでもって、家で書くことになるが、家に帰ってしまうと父親としての仕事があるので、そうそう長い時間PCの前に座っていられない。家内とも、必ず一定時間は会話をするようにしているので（無理に時間をとっているという意味ではなく、多少眠くても会話を優先するというくらいの意味）実質的に自分の時間は殆ど無い。ゴールデンウィークは楽しみだけれど、またタフな家族と共に費やすことになりそうである。こういうと、文句を言っているように見えるかもしれないが、こういったことも、結構楽しんでやっているのである。不便でも、不満があっても「それも悪くない」と、思える余裕が、今はある。

  2006.04.27

• 甘い誘惑に美味なし

  先日、無料のはずの出会いサイトに登録しただけで何十万という料金を請求してくる業者のドキュメントをＴＶでやっていた。まあ、そういうものだというイメージはあったが、結構リアルに見ると、えげつないものだ。世の中、良心的なサイトもある「かも」しれない。が、大多数は詐欺まがいのサイトに違いないと思っている。そもそも、逆援助交際的なオファーがあるわけが無い。性欲と禁欲を両方一気に満たすような「甘い」話が存在するわけが無い。リスクを負ってこそ、リターンはあるものだ。まあ、悪質業者かもしれないところにアクセスすると言うことをリスクと言えなくは無いが。それにしても、最近のメールは巧妙である。私のプライベートアドレスに来るメールも殆どがスパムである。「○○さんからご指名が入りました。今すぐ下記へアクセスしてください！」系。もう、うんざりである。確かに、良心的なサイトを使って、出会いを楽しんでいる人もいるであろう。多分少なからず。でも、自分は臆病だからその見分けもつかないし、一旦甘い誘いに乗り始めたら、途中で引き返せなくなるに違いない。だから、危うきに近寄ってはいけないのだ。そもそも、ご指名が入ったと言うのなら、直接コンタクトしてくればよいのに、登録した覚えも無い業者からそんなこと言われても、うさんくさいだけだ。私は喜怒哀楽の喜と楽以外の感情を余り表に出さない。怒ることはあるが、仕事以外ではまず怒らない。だから「怒らない人」というイメージを周りは持っているようだが、ある友人から「感情的になる事は無いの？」と訊かれた。もちろん人間だから感情的になることはある。それを理性でコントロールすることこそが、大切なのだ。これこそが人間に与えられた最大の武器である。しかし、本能は理性では制御できない。だから、本能に訴えかけてくる「甘い」誘いは、大嫌いなのである。要は、自分に危険を嗅ぎ分ける「本能」が弱っているだけなのかもしれないが。

  2006.04.24

• 「ご利用は計画的に」の真意

  この日記、今までは会社のＰＣを使うこともあって、その場合、昼休みを利用してカチャカチャやっていたわけですな。しかし、今日からサーバーのフィルターが強化されたらしく、日記はおろか、楽天ショップにもアクセスできない。仕事に関係ありそうなところしか、いけなくなってしまったのだ。まあ、仕事のために与えられているＰＣだから、別に文句も無いけど。さてさて、先日、とあるノンバンクが悪質な取立てで検挙された。何だかんだ言って、こういうことってあるんだな、と改めて実感。かと、思ったら新手のノンバンクがＣＭを打ち出している。いつの時代も、金貸しは存在するらしい。日本でも鎌倉時代には金貸しの存在があったし、欧州でも、かのシェークスピアの作品「ベニスの商人」は金貸しである。ノンバンクにとって、最も歓迎すべき客とは、誰か？それは「新規顧客」である。初めてお金を借りるまで、経済的に何とかなっていたという事は、返済能力が充分に期待できる。複数回、利用している場合は、「稼ぎが不安定」だから借りなくてはならないので徐々にブラックリストの上のほうに順位を上げていくことになるのだろう。よくＴＶで言っている「ご利用は計画的に」という言葉。最初は「そら、そうやな」くらいに感じていた。しかし、よっく考えてみると「金を借りるお前ら、計画性なんてかけらも無いだろうから、責めてもの忠告じゃぁ！」と言っているように感じる。本当に計画性のある人は、お金を借りなければならないほどお金を使わないものだ。彼らの存在を否定はしないし、商売として成立しているという事は、彼らに助けられる形で生活している人達もいることになる。明治時代（いつの時代の人間やねん、自分）、三井、三菱と肩を並べた財閥、鈴木商店。その大番頭、金子は金融業への進出を強く勧められたとき、こう言って断ったという。「金だけを動かすなんて、商人としての魂がない！」結局、鈴木商店は倒産したが仕事をする以上、魂を持ってやってもらいたい。金融業であろうが、なんであろうが職業に貴賎は無い。誇りを持って、魂を持って仕事をしている限り、その人は倒れる事は無いだろう。

  2006.04.21

• 親の背中

  子供達が「剣道を始めたい！」と言いはじめた。上の子は、ついこの間までサッカーに夢中で、剣道になぞ全く興味が無かったのに。下の子は元々興味を持っていたので、そのうち、やらせようと思っていた。上の子は、私の秘蔵本「六四三の剣」を読んだらしい。ところどころで、サマになっていない岩手弁を使っている。まあ、私も剣道を始めて28年目に入って未だに、剣道愛好家として稽古はしている。また、子供の前では試合に負けたことが無い。（これは、家内の配慮で「優勝できそうな大会」のみ子供達を連れて来るからだが）何にせよ、やる気になってくれたことは親としては有り難い事で、早速地元の道場の先生に相談してみた。「次の稽古日から寄こしなさい」とのお言葉を頂き、めでたく入門することとなった。4月から始める子達が多いので、まだ数回しか稽古をしていない子供が多いとのことで、心配は要らないらしい。しかし、遅れていることに変わりは無いので、家にて「基本の基本＝礼法」から教え込んだ。立ち方、座り方、礼の仕方、竹刀の置き方などなど、教え始めてみると意外と「竹刀で相手を叩く」行動のほかに決まりごとが多いことに気がついた。その所作一つ一つの意味を本当に理解しているかと言われると、自信は無い。何となく、身についてしまった習慣も多い。子供に教えると共に、自分の不勉強を認識した。私が地元では「先生」と呼ばれているのを良いことに、子供達は毎晩、何かしらの練習をしたいと言ってくる。熱心なうちは、そうさせておくとするか。因みに私の親は空手をやっていたが、一度もやりたいとは思わなかったなあ。やはり親に対して本能的に「合わない」何かを感じていたのかもしれない。

  2006.04.19

• キャラは変わらず

  土曜に大学の同期会があった。毎年、春に開催しているが、もう10年以上、私が幹事をやっている。地方勤務の同期も多くなってきたので、最近は上野とか八重洲とかの新幹線ターミナル付近が多くなってきている。今年は残念ながら中部地方勤務の友人が不参加だったが、後は全員参加。卒業して15年になろうというのに、何なんだ？この結束力は。メンバーは野郎10人に（宇宙人っぽい）女性一人。この女性は、ひじょーにとぼけたキャラなので、スピードの速い会話にはついてこられないという性質を持つ。（頭は良いのですよ、ほんと）大学の同期、というだけで年齢は様々なこの集団。相変わらず「濃い」。最年長の長老が下劣ネタを炸裂させ、そのパスを見事にボレーシュートするやつあり。精神を病んでリハビリ中の者がいたり、もうすぐ病みそうなものがいたり。精神的に参ってしまう人は、根っから真面目な人が多い（と、いうことは私も近いのか？）。しかし、病みそうになっている者に、上記下ネタボレーシューターが「バカになれ！」と説教をかましていた。ついでに言うと、ボレーシューターによれば、最近話題になった一夫多妻の某教祖とか、スキンヘッドの人が異様に女性に囲まれる現象を指摘し、「それは頭の形が男性器を想像させるように潜在意識に訴えるからだ」と言っていた。真実なら即、スキンにするのだが。フットワークの軽い奴らと付き合っていると、幹事も非常に楽で楽しい。1次会から2次会の移動の際に、チンタラされると予約を入れている身としてはハラハラする。ほんでもって、移動時間に余裕を見たときは逆に早く動いたりするのでいらいらする。「動けぃ！」と言えばシャッと移動する仲間は素晴らしい。「天性の幹事」というお名前まで頂戴し、恐悦至極である。いずれにせよ、全員がやや飲みすぎた感はあったが無事終了。そんなに人数が多くないので、1年に一度会えば、全員の近況が把握できる。自己満足に浸った一夜であった。さて、バカなハゲになってみるとするか。

  2006.04.18

• 疲れた時に

  今日は外出先（都内）で一日中、会議であった。私がいなくても進む会議だったのだが、メンバーに入っているのでやむなく。それにしても、午後４時を過ぎると集中力が落ちてくる。朝の９時から昼食以外はぶっ通しでやっているのだ、そりゃそうだ。昨日が、一日中肉体労働だったので（これが半端はなかった）疲れが溜まって余計に辛い。昨日の肉体労働は、何十キロというものを、数限りなく持ち上げては移し、の繰り返してあった。一応、ゴールはあるのだがギリシャ神話のシジフォスの話を思い出してしまった。シジフォスは大神ゼウスに逆らった罪で巨石をコーカサスの山の上に運び上げるよう命じられるのだが、大変な苦労の結果やっと頂上に運び上げたとたんその石は麓へと転げ落ちる。シジフォスは降りて行ってまた最初からやり直さなくてはならず、それは永久に繰り返される、ってやつ。昨日の退勤時には、マジでふらつくくらい疲れていた。その後、フランス語学校には行かなきゃならないし、追い討ちであった。足も肩も重い。会議が５時に終わったのを幸いに（帰社しなくても良い時間）、クイックマッサージ店へ寄り道して帰る事に。マッサージ師もビックリの筋肉の張り具合で、それはそれは・・・という感じ。おそらく、気持ちよさに眠ってしまっていたのだろう。あっという間に終わった。肩の付近と目の筋肉を中心にやってもらったので、目の疲れは取れた。マッサージを馬鹿にしてはいけない。それにしても、疲れたときは、妙に性欲が強くなる。一説には、体が悲鳴を上げると、「自分の子孫を残さねば！」と体が思うらしい。もちろん、そんな状態ではお互いの悦びなんぞ２の次になるのであろうが。子供達も大きくなってきたし、なあ。そろそろ、何か対応策を考えないと・・・・広い家でも無いし、困ったものだ。何か、工夫をされておられる方、是非是非、ご教示くだされい。

  2006.04.14

• ギャンブル文化論

  先日、フランス人の友人とカジノの話をした。東京都がお台場に計画して、一旦頓挫している話である。確かに、カジノというのは華やかだし、社交界って感じもする。その友人によれば韓国ソウルにはあるらしい。フランスの隣、モナコ公国では巨大カジノがあり、これが国の財政を支えている（らしい）。そこで友人から「何故日本ではカジノが出来ないのか？」という話をした。もちろん、法的な問題があることも確かだが、それ以外にも、「日本人は無類のギャンブル好き」というのもあると私は思っている。私自身はギャンブルをしない（ビール1杯をかけてマージャンする程度）が、確かに、ギャンブラー達は、短時間に使用する金額が桁違いである。パチンコ然り、パチスロ然り、競馬競輪競艇など等、列挙に事欠かない。私が住んでいるところも公営ギャンブルがあって、それで財政が潤っているらしい。そんな国にカジノなんて出来た日にゃあ、あんた。お台場で、数多くの無一文になった人たちがうろうろする図を目にすることになるだろう。カジノは射幸心をあおってなんぼの面を持つ。たまーにジャックポットを出して大金を掴ませるが、大多数の人からは巻き上げるだけである。つまり、常に巻き上げるだけでは儲からないが、例えば2億のジャックポットを出すことで20億の儲けがあれば、ジャックポットなんて安いものなのである。日本でも、パチンコ産業（スロット含む）が花盛りである。何か新設していると思ったら、かなり高い率でパチンコ屋である。パチンコ屋や地方自治体などの、「ギャンブル経営者」が「大儲けしている」ということは、「賭け事では儲からない」という一般則が成り立つことになる。それでもギャンブル産業が儲かっているのは、単なる賭け以外の側面があるからに違いない（と、信じたい）。但し、ギャンブルは自分の生活を賭けてまでするものでないことだけは、ほぼ皆さんの同意が得られるだろう。それが「心底」納得していただけない限りは、おそらく日本にカジノは出来ないだろう。出来たとしてもかけられるお金の上限がかなり低かったり、ルーレットでも倍率が低かったり、ということになるのではなかろうか？

  2006.04.13

• ワインを買うにあたって

  最近、楽天ショップでワインを購入することが増えた。が、そろそろそれを止めようか、と思っている。検索し難いことと、「お、これ良いな」と思ったワインは大抵「売り切れました」なので結局、自分で店に見に行ったほうが、欲しいワインが買えるのではないか、と思っている。ま、それは良しとして。先日、フランス人の友人（日本語ぺらぺら、日本在住）と食事をした。彼の価値観では、秋から冬はボルドーワイン、春はブルゴーニュ、夏場はロゼ（これは産地ではないが）というイメージがあるらしい。別に、冬に飲むボルドーワインがおいしくて、ブルゴーニュワインがおいしくないわけではないだろう。やはり、フランス人の感覚としては以下のような感じなのであろう。「秋冬に旬を迎える料理（又は素材）と、ボルドーワインが非常に良くマッチする」ワインをおいしく飲むためには、おいしい料理が無くてはならない。フランスにいた頃に、向こうの友人に言われた、「ワインは料理を引き立てるものであって、主役ではない」が改めて思い出される。季節季節の食べ物を楽しみ、それにワインが花を添える。日本では、いつしかアルコール飲料が一人歩きしてしまった感があるが（食べ物は寧ろ、「酒の肴」的な扱いを受ける）旬のものを楽しむという意味では日本とて負けてはいない。ワインを楽しむためには、まず食文化を楽しまなくてはならない。ワインの銘柄に惹かれるのではなく、食事に合わせてワインを選ぶ。これがワインの国の人たちの考え方のようだ。そういえば、フランスの友人が在仏中の私の誕生日にくれた「ワイン百科」には、産地、銘柄、葡萄の品種以外に、「どんな料理がよきパートナーであるか」が書いてある。ベストマッチした料理（チーズでも良い）とワインを口にしたときは、「マリアージュ（結婚）」という表現が使われる。お箸の国の人も、負けてはいられない。

  2006.04.12

• 入学式

  今日は、下の子供の入学式である。が、私は働いている。行きたい気持ちもあったのだが、上の子の時に行っていない（先にフランスへ赴任していた）ので差をつけるわけにも行くまい。まあ、子供は私がいようといまいと、卒園式に続いて着飾れるのでご機嫌である。私が子供の頃も、入学式というのは当然あって、その写真も残っているのだが、あまり記憶がない。緊張していたのか、それとも何の違和感もなかったのか。学校生活の記憶のほうが濃い。今では、小学校から付き合っている友達は一人になってしまったが（当時は、天狗のように唯我独尊状態だったので友達がいなかった）別にそれはそれで良い。友達というのは自然淘汰されていくものだし、先方もこちらと連絡を取りたければ連絡をしてくるであろう。が、「連絡が欲しければ自分から連絡する」というのも基本であるので、多分私のほうが冷めた目線になってしまっているのだろう。入学といえば、お受験が関係あるな。我が家はお受験不要派である。が、いわれのない勘繰りを受けることがある。奥様方の話によると、小学校や幼稚園のお受験には「カルタとり」があるところが多いらしい。（あくまで私の身の回りの人の話、真偽の程は保証しません）我が家では、一時カルタがブームで毎日のように複数回やっていた時期があった。そんな折、地元の図書館で「チビッコカルタ取り大会」が催され、我が子は最年少入賞者となった。表彰式の後、家内は周囲の奥様から質問攻めだったそうである。どこの塾へ行っているのか、どこを受験するのか、などなど。で、どこの塾へも行っていないし、受験もしない、という答えを返すと、「何で隠すの！」と怒られたそうである。いやはや、納得のいかない話である。教育というものを、「誰かがやってくれる」と思っているからそうなるのだ。「うちの子は成績が悪くて」とか「家庭教師をつけているのにやる気がなくて」などと言っている親は既に教育を語る資格はない。成績が悪ければ、親が面倒を見れば良いのだ。判らなければ子供と一緒に考えれば良いのだ。塾に放り込んだり、家庭教師をつけることで満足してしまっているようでは、未来はない。「そこで何を学ぶか」は本人次第だし、子供のモチベーションを上げられるのは親が一番なのである。そこをサボっておいて、我が子の成績の悪さを他人のせいにしようとする人が多い。先生方も、良い迷惑である。「自分が上手くいかない原因を他人のせいにする（他人に文句を言うのとは異なる）」私が最も忌み嫌う行為である。

  2006.04.10

• 今日はＤＩＹ

  今日も午前中はゆっくりさせてもらった。が、午後からは活動開始。子供と一緒に買出し。といっても食料品ではなく、かねてから約束していた「ＤＩＹ」である。我が家の食器棚は、特殊な形をしていて、上中下の３段構成になっていて、そのうち中段がポッカリとスペースになっている。本来ならここに置時計だのなんだのを置くのだろうが、今までそういう使い方はあまりしてこなかった。そこで一念発起、久しぶりの日曜大工で「小物入れ（と言っても30×30×45cmだが）」を子供達と一緒に作成。のこぎりを使うのが初めてのわが子達。悪戦苦闘していたが、敢えて手を貸さず。汗だくになって板を切り、ハンマーを使い、組み立てて行く。自分が子供の頃は、よく見られた光景だが、いまどきの子で、日曜大工など手伝っている子は、そう多くなかろう。約３時間をかけて完成した小物棚に、子供達は大満足。見るたびにニンマリし、いそいそと引き出しを、用も無いのに開けている。さすがに、引き出しは寸法が狂うと役に立たないので私が作った。のでその出し入れはスムーズだ。子供達は「自分で作った」ことが相当に誇りらしい。ほんの少しだが、彼らが成長した、そんな気がした。ところで昨夜の家内のコンサート、非常に楽しかったらしい。昨日、今日と家族全員が上機嫌。少しでも、こんな時間が長く続いてくれたら・・・と、切に願う春の休日であった。またまたところで、先日ご紹介したサラダ。もし試された方がいらっしゃいましたら、ご感想をお聞かせ願えるとありがたいです。

  2006.04.09

• ぐうたらのＡＭ

  今日は久しぶりに朝、のんびり寝ていた。１２時間ほど眠っただろうか。通常だと、子供達の声や襲撃にあってこんなに寝られないのだが今日はよそのお宅へ遊びに行かせてもらったらしい。午後からは子供達の習い事があるので付き添わなければならないので友人との約束もしていない。何とものどかな午前中であった。家内は今日、ファンのミュージシャンのコンサートに古い友人と出かけた。開演は夜なのに、ランチから一緒に過ごすらしい。まあ、２年ほど会っていなかった「なかよし」らしいので（この定義が間違っているように思うのは私だけか？）つもる話もあるのだろう。その友達は、先日離婚したのだが、旦那に正面きって「他に好きな人が出来たけど、君のことも好きだから浮気を認めてくれ」と言ってきたそうである。ここまでくれば見上げたものである。コソコソしない分、罪は軽いのかなんだか分からない。堂々とやろうが、浮気は浮気だから、奥様からすれば許せる範疇には入らなかったということだ。犯罪者が自首すれば罪が軽減されるが、それは犯した犯罪に対する刑の中で軽い方になるというだけであって、例えば殺人犯が自首したからといって、無罪放免になるわけが無い。以前からずっと書いているが、浮気願望はある。しかし、それによって大切なものを失うのが怖いという臆病者でもある。おそらく、土下座して謝っても、家内は許してくれないだろうし、生活のリズムが崩れていくのをごまかしきれるものでもないだろう。ま、それはおいておいて。フランスから帰ってきて、初めてのコンサートなので家内もウキウキしているのが傍から見ていても分かった。家内が嬉しそうにしているのを見るのは、私も嬉しい。たまには、命の洗濯をしてきてもらいたいものだ。

  2006.04.08

• 思い入れの強いサラダ

  フランスの料理というと、コース料理で高価なフォアグラなんぞ食べながら、高級ワインを片手に「とれびあ～ん」とか、言っているイメージ、ありませんか？まあ、確かにそういったコース料理も現地にはたくさん存在しますが、お値段的には相当お手ごろです。特に私が暮らしていた街、リヨンは美食の街としても知られていて、おいしい料理にはこと欠きませんでした。しかし、フランスにしかない食材もあるため、帰国してからは食べられない料理もあります。そんな中、皆様でも簡単に出来る料理のご紹介。「サラダ・リヨネ」訳すと「リヨン風サラダ」。至ってシンプルなのにひじょーにおいしい。今でもこれは、我が家の食卓によく乗っています。子供受けも良いし。多少、本などにのっているレシピとは異なるかもしれませんが、我が家では以下のようにしています。材料はレタス、トマトがベース。その他の野菜もお好みで入れてＯＫ。そこに、細切れにしたベーコン（出来ればカリカリに焼くことがオススメ）を割りと大目に入れます。何もドレッシングをかけていない状態のこのサラダに、オリーブオイルをかけます。さらに温泉卵めいたもの（黄身が液状になっていて、白身がややかたまりかけのもの）を乗せます。さらにこの卵の上に少量のこしょうを振って出来あがり。食べる時はフォークなどで卵を潰して卵が野菜に絡むように少しかき混ぜてやります。すぐにでも出来ると思うので、騙されたと思って、一度やってみてください。ベーコンの塩味と卵の風味が効いていて、とってもおいしいですよ。なんだか、日記ちゃうよな。この内容。

  2006.04.06

• ある酔っ払いの話

  昨夜は、独身最後の夜だったので以前、通った居酒屋へ一人でふらりと行った。誰かと行っても良かったのだが、何だか面倒だったので。カウンターで一人で飲んでいると、隣に年のころ70くらいのおじーさまがお座りになられた。折角一人出来たので、あまり人と話したくないと思っていたので視線も向けずに食事を進める私。30分くらい経ったころだったろうか、そのじーさん、携帯を取り出してピコピコとたどたどしくメールを打ち出した。「ほほう、最近のお年寄り（失礼）もついにメールを使うようになったか」と感心してみていた。打ち方はとてもではないが、若い人の日ではなく、パソコンをはじめて使った人のような打ち方だったが、それは別にＯＫ。またしばらくすると、今度は誰かに電話し始めた。最初は誰と電話していようが、どーでも良かったのだが、ついつい聞くともなしに聞いてしまった。相手はＹさんという女性らしい。このおじーさま、Ｙさんに惚れているらしく、携帯で口説きまくっている。（居酒屋から電話で口説くというシチュエーションからして、間違っているように思うが）口調はだんだん酔っ払い特有のべらんめえになってくる。「俺は～だな！やる時はやる男だよ！いや、本当」とか「この気持ちはねえ。絶対に～嘘じゃあ～、ないんだな！」とかやっている。相手が適当にあしらっているのかなんだか知らないが同じ話が繰り返される。そのうち、話が下のほうへ行き始めた。「腰が抜けるくらい」がキーワードになって、何かの枕詞のようだ。「Ｙちゃんとさ、腰が抜けるくらい××（子孫繁栄行為）がしたいんだけどさ、ほら、俺、もう年だから出来ないかもしれないんだよね」私の心の声：「まだ現役なんや！」だんだん、話は支離滅裂な方向へ。なんだかんだ、じーさま、言いたいことだけ言って電話を切ってしまった。しかし、最後には「Ｙちゃんとさ、腰が抜けるくらい寿司が食いたいんだよね！」とのたまっていた。抜けてもらおうではないか。と、思ったのは、私一人ではないはずだ。いやあ、他人が酔っ払っているって、滑稽ですね。普通の酔っ払いと違って、公衆の面前で女性を口説く。どんなに酔っ払っても、電話ではできないなあ。ほんで、その言葉を人に聞かれたくはないなあ。そのじーさまが、電話の後は15分程度しか持たず、席でコックリコックリ船を漕ぎ始めたのは、言うまでも無い。

  2006.04.04

• 友人の家庭

  どうでも良いことだが、現在家内と子供が家内の実家に帰省中である。「羽を伸ばして良いよ」と言われてやったことと言えば、剣道と、飲み会と花見くらいのものである。しかもこれらは結構まとまった時間が必要なので、ＤＶＤをみる時間が無い。それでも寸暇を惜しんでＤＶＤを見るもんだから体力の消耗が激しい。（どんなジャンルのＤＶＤかは、ご想像の通り）しかし、私も分かりやすい借り方、しているようなあ。家族がいるときはレジの近く、一人身のときはパーティションの向こう。をお、こんなことを書くつもりではなかったのに。花見は日曜の昼間だった。母校の大学のキャンパスが桜の名所でもあるのでそこで昔の仲間が久しぶりに集まった。この集団、総勢で10人くらいなのだが、その中で2組が結婚した。半数を占める一大勢力である。昨日は合計で8人だったので（それぞれの夫婦が連れてきた子供を入れれば10だが）まさに子供中心の花見となった。途中から寒くなってきたので終わりにして、そのうちの一組の夫婦に招かれて彼らの自宅で2次会。1歳の子供の機嫌が悪く、なかなか話が進まない。親が二人とも疲れてきたのを感じたので、ちょっとあやしてみた。その子、私のあやし方が気に入ったらしくテンションが急上昇。元々、子供は好きなのだがここまで気に入ってくれるとは。親も唖然としていた。さてさてと帰ろうとすると、その子は何かを察知するのか私の服をつかんで離さない。結局、彼の風呂（親が入れる）を待って、隙間を縫うように帰宅した。改めて子育ては体力だと実感し、大きくなってくれた我が子達に感謝し、さらにそれを自分の生業としてくれた家内に感謝しなくてはなるまい。もうすぐ家内の誕生日だ。何をプレゼントしたらよいものか？苦悩の日々が始まる。

  2006.04.03

• 桜の花

  先日、休みの日に娘を連れて散歩に出た。家の近所に桜並木があるので、久しぶりに桜でも見ようと思いたったからである。家内と長男は所用で不在だったため二人で出かけた。花を愛でる気持ちが無くなってからずいぶんになるし、花を見ようと外出するのも久しぶりである。通常、桜と言えば、春の代名詞であり、幸せの象徴でもある。受験のときは「サクラサク＝合格」だし、その花の下で多くの人が陽気に騒ぐのも桜くらいである。対して、「世の中はこんなに幸せなのに・・・」という切なさを感じることも多かろう。小野小町の和歌にあるように、儚いもののたとえ、でもある。（すごいですよね、「人の夢」と書いて「はかない」って読むんですから）ただ、桜にまつわる思い出は殆ど無い。私の卒業した大学は、日本武道館で毎年入学式をしていたのだが（今はどうだか知らない）その日に桜が満開も満開、という状態だったことくらいしか覚えていない（もちろん、式の内容など覚えているはずが無い）。桜と言えば、入学、あるいは卒業を重ね合わせる人も多いだろう。卒業式でボタンの争奪戦が繰り広げられた、という経験者もいるのではないだろうか？そんな中で桜が舞い散っていたら、きっとすごく思い出に残ったに違いない。しかし、中学も高校もきれーに、全部のボタンをつけて私は帰宅した。男子校だったから、というのもあるだろうが、イケメンの奴目当てで、校門に何人かの女性が待ち受けていることもあった。桜の花が大事なのではない。桜の花が咲くたびに思い出す「人間関係」の思い出が自分の感情を揺さぶるのである。そして、私には、その「揺すぶられる」思い出が、無い。

  2006.03.31

• 家庭の平和

  なんとも久しぶりの更新である。出張その他で自分の時間が殆ど取れなかった結果である。年度末だから、という要素は少ないがそもそもブログをかける環境に自分がいなかったのが大きかった。まあ、それも一段落。旧友との再会について書こうと思う。先日、食事を共にした旧友（自分としては親友のつもり）だが、奥様は強烈なキャラ、らしい。何度かお会いしたことはあるが、ここまで強烈とは。旦那の携帯メールチェックは当たり前、自分を置いての旅行（日帰りでも）などもってのほか、ということらしい。まあ、本人も携帯メールのチェックを受け入れているようなので、問題ないかもしれないが、「やましいところが無いなら、見てもよい」は「（配偶者とはいえ）他人のプライバシーを覗き見てもよい」という理由にはならないと思うのだが。何ヶ月か前、私が女性の友人と食事をする予定だった日に、急遽彼が上京してきて「今日の夜、晩飯でも」と誘いを受けた。別に、女性の友達も、気を使わなくてよい人だったので、「んじゃ、一緒に」ということになった。この女性、ずっと以前の日記にも書いたが、御年齢50歳。しかし、その美貌は30半ば、である。彼も激しいカルチャーショックを受けたようであった。そこで、彼の携帯にこのようなメールを打った。「今日は楽しいカルチャーショックだっただろ？私はこのように、時折女性の友達と食事を楽しんでおります」このメールが奥様の逆鱗に触れたらしい。「楽しいカルチャーショック＝風俗」と完全に勘違いしたらしく、深夜に友人をたたき起こして弁明を迫ったそうである。（ちゃんと、「食事」って書いてあるのに・・・）配偶者が見ていなければ何をしてもよいわけではないが、いくらなんでも・・・だが、そこは友人の家庭内にルールがあるのだろうから、双方が納得していればそれはＯＫである。「俺、Ｍやし」そういう問題か？と思いつつも、結局夫婦ってうまく出来ているよなあ、と実感した次第である。この食事は少し都内を離れたところで摂ったので「奥様にお土産は？」と訊いたところ、「出張で来ているのに、土産を買ったらサボっているという証拠になる」と、一切買い物をしなかった。こういう関係って、一旦崩れ始めると大変な気がするんだけどなあ。彼の家庭の平和を願ってやまない。

  2006.03.30

• 斜に構えたＷＢＣの感想

  ＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）は、日本の優勝という、日本人にとってはこれ以上無い結末で幕を閉じた。まあ、それはそれで喜ばしいことだし、賛辞の嵐はメディアの皆様に譲るとして。私も、今回の大会は純粋に楽しめた。エンターテイメントとして、またスポーツとして。ヒール（悪役）もいて、ヒーローがいて。これを見て子供が「正義は勝つ」と思うかどうか。。。さて、先ほど「楽しめた」と書いたが、それは何故か？「全員が最後の最後まであきらめず、勝ちに行った」からであろう。甲子園球児しかり、スポーツの原点はここにある。しかし、昨今のプロスポーツはこれが無い。野球でもリードを許すと、「捨て試合」とばかりに、早く終了させたがる。勝っている方も、相手が「捨て試合」になったと感じたら攻撃も手抜きで、さっさと終わらせにかかっている。サッカーはまだ、諦めが悪いスポーツの部類か。フランスにいたころの欧州選手権で、フランスーイングランド戦で残り１分でフランスが２点入れて逆転勝ちした（のをＴＶで見ていた）のを思い出す。ひどいのはアメリカン・フットボール。スポーツとしては非常に好きなのだが、プロの試合でも、ルール上もう、逆転できない状態になったら、まだ試合時間が３０秒以上残っていても買ったチームがぞろぞろフィールド内に入ってきてお祭り騒ぎを始める。誠にもって見苦しい。プロである以上、「負けられないんだ」という強い気持ちを持ってプレーをしてもらいたいものである。プロ野球人気を云々して、ファンサービスをするよりも、我々はもっと「真剣な」彼らの姿を見たいのである。そしてその姿こそが、子供たちに夢を与えるのである。

  2006.03.22

• 骨休め

  今日は有給休暇を取っている。昨日は少し大きな剣道大会の審判を日中していて、夕方から夜にかけては娘のピアノの発表会であった。剣道の審判と言うのは、非常に神経をすり減らすものである。ましてや子供達の試合の審判は責任重大である。最近の子供達は、精神的にヤワらしい。試合で、自分が「取った」と思ったポイントを認めてもらえないとモチベーションを失い、すぐ剣道をやめてしまうらしい。一見、見逃してしまいそうな「自然な」感じに見えるが実はそうではない。私も、弱小チームに常に属していたため、そんな悔しい思いをした経験は山ほどある。それも本当に審判が見逃してしまったのか、私の技術が足りなかったのかは分からない。しかし、いずれにせよ、文句のつけようの無いポイントのとり方をすれば、それでよい話である。つまり、全ては自分の練習不足に起因するのである。ましてや、そんなことでやめてしまうような子供は、何をやったって同じ事を繰り返す。まるで、「自分はこんなもんじゃない」と言って、確証の無い自信を元に会社を辞めて、職を点々とする（或いは無職になってしまう）人に似ている。先日も、息子が体力テストの結果を持って帰ってきた。まるで虚弱児のような結果であった。そんなはずは無い。短距離走でも、徐々に私とのハンディを少なくしなくては苦しくなって来ているし、サッカーをやらせれば私をドリブルで抜くことだってあるのである。試しに、やらせてみた。例えば記録上は10回しか出来ないはずの腹筋が31回も出来た。それはそれで、今回頑張ったのだが、あえて厳しく叱り付けた。常々「出来ることやら無い」のは、本当に恥ずかしい事だと教えているのに、どこかで気を抜いているからこういうことになったのだと。限界まで頑張って、それでも出来ないのなら、叱る対象にはならない。今まで以上の努力をすればよいことである。一応、前にも言ったが、「怒る」のと「叱る」のは違う。「怒る」のは、感情的になることで、イマイチ論理性に乏しい場合が多い。しかし、「叱る」のは叱った結果に対して目的意識を持っていて、感情が占める割合は少ない。剣道でも「勝って反省、負けて勉強」という言葉がある。幼い頃から手を抜く事を覚えてしまうと、ろくな事にならない。常に余力を残しているから、結果に対しての扱いに「こんなはずでは」と思うのである。「己を知る」のは、「百戦危うからず」の第一歩なのである。（「敵を知る」のは、それ以前の問題）

  2006.03.20

• ノスタルジックなドライブ

  近々、親友が上京してくる。ちょこちょこと連絡は取っているが、互いに距離があるのと多忙なのと、立場があるのでなかなか会う機会は無い。今回は学会で来るらしいのだが、その学会が大きな学会で、4日程度連続で開催されるため、次の日のことを気にしなくてよいらしい。しかも、1日、出席しなくても良い日が中日であるらしく、二人でドライブに行く予定を立てている。男二人でドライブなんて、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、別にドライブは誰といっても楽しいものです。特に彼とは、好きな音楽のジャンルが同じで、独身時代からよく、二人でドライブをして音楽を聞きながら盛り上がったものだ。お互いに結婚して、少し身動きが悪くなり、更に私は彼の奥様からあまりよく思われていないらしい。別に直接聞いたわけではないが、態度で分かる。まあ、マジメ一徹の彼を夜遊びデビューさせたのは私だけど、遊び歩いているわけでは無いし、1年か2年に一回、キャバクラへ行った程度のことである。それで人間性を計られた日には、こちとらたまったものではないのだが、まあ、親友の奥様に文句をつけるわけにもいくまい。その悪いイメージを払拭するためにドライブを企画しているのだが、これまたお気に召さないらしい。だが、そこまでは付き合っていられないし、別に私が彼女の機嫌をとる必要も無いので、ドライブは強行予定。彼がその「圧」に負けて「やめよう」と言って来たら、それは彼の意思も入っていると判断して、私も引くつもりである。我が家は、別に私が旅行に行っても（ただしフランス以外）ＯＫだとのことである。土産は重要らしいが。ゆっくり温泉にでも行きたいが、そうもいくまい。フランス旅行に向けて節約生活にも入っているところなのでね。（いつ行けるだけの額が貯まるかは分からないが）ドライブは彼から「ノスタルジックなところ」というリクエストを受けている。首都圏でノスタルジックって言われてもねえ。そんなにセピア色のところって、無いっすよ。オススメの所があったら、誰か教えてください。彼は海沿いに現在住んでいるので、内陸系が良いような気がするんですが・・・私も今日はＣＤの編集に時間を費やした。子供達が習い事でいなかったのも幸いして。昨日までの慌しさがウソのように思える。たまには、休息も必要だな。

  2006.03.18

• 私のマナー　～飲み会篇～

  ４月１日付で職場の仲間が転勤する。その関係もあって、そりの合わない上司と宴席で顔をあわせることが多い。そりが合わないというか、全員から避けられていると言うか・・・先日も２連発で同じ席であった。一つは上記の送別会、もう一つは他社の人との打ち合わせ後の宴席だった。酔ってくると、いつもに増して性質が悪くなる。別に面白くもないのに、自分の言った冗談（のつもりなのであろうが、言われた隣の人が拳を握り締めていたのを、私は見逃さなかった）に、誰よりも先に甲高い笑い声で爆笑しているし、他社の人には失礼なことを言い出す。フォローするこっちの身にもなって欲しいものだ。第一、他社の人の前で酔っ払うこと自体が、私には許せない。飲むな、とは言わないが、マナーはわきまえて欲しい。お酒は楽しく飲むものである。と信じている。だから、悲しいときや悔しいときは飲まないし、気の合わない人とも飲まないのが原則。どうしても席を共にしなくてはならないときは、なるべく遠くへ座る。途中で寄って来られても、短時間なら笑顔で対応できる。また、酔うと迷惑小僧になる人の傾向として、酔ってからは余り席を移動したりしない人が多い。（注ぎまくる人もいるが、絶対数は少ないと思う）冗談を言うのも結構だが「面白いでしょ！」的な押し付けがましいオヤジギャグや古典は勘弁していただきたい。ジェネレーションギャップというものを、しっかり把握してもらいたいものだ。私も現役の大学生らとよく飲むが、自分がしゃべっている時間はかなり短くするようにしている。と、いうのは、私が話し出すと彼らは「聞く」体制になってしまって自分がしゃべらなくなるのだ。私の抹香臭い話なんぞより、恋愛だの何だのの話のほうが彼らにとって楽しいに決まっているし、そんな楽しそうな後輩たちを見ていることが、私にとっても楽しい。飲み会で「自分が楽しければそれで良い」が許されるのは20歳代半ばまで。それ以降は、「自分も含めてみんなが楽しいのが一番」だと思って欲しいものだ。あ、例の上司、途中から記憶が抹消されているらしい。ついでに、存在も抹消したほうが良かったか？

  2006.03.16

• 私は対象外

  最近、このブログのトラックバックにしょっちゅう性的なマーケットの宣伝が入力されている。世の中、色々な商売があるが、「童貞買います」は、ありえへんやろ。しかも、子供がいる時点で童貞であるわけないし。（私は花粉ではない）仮に、未経験であったとしても「お金貰って、快感を得て」なんてことがあるわけがない。先日のマルチ商法でもそうだが、世の中そんなに甘くない。ハイリスクハイリターンなのである。まあ、有る意味、こういったアヤシゲなところにトライをするのはハイリスクではあるが（身ぐるみ剥がれるリスクあり）。宣伝文句も最近は巧妙になってきた。「信じられないかもしれませんが」・・・信じへんで。「今だけ！」　　　　　　　　　　・・・余計信じへんで。「貴方を待っています！」　　　　・・・待たれていない自信あり「あなたのテクニックをお金に変える！」・・・テクナシマヤコンに、それは酷じゃよ。いずれにせよ、仮に、仮にそんな商売がどこかで成立していたとしてもそんなことでお金を儲けるつもりもないし病気も怖い。私の人生、冒険が出来ないように出来ている。以前にも書いたが、ガキンチョの頃に、クラスの皆が先生から禁じられている遊びを楽しそうにやっている。私は、長い時間、それを羨ましそうに見ている子だった。しかし、意を決して、その集団に入ってから５分と経たないうちに先生登場。最初からやっていた奴らと同じくらい、何なら「お前が主導者だろ！」的な叱られ方をしたものだ。まあ、禁じられた遊びをした、してないという意味では同罪なんだけど。一事が万事で、こんな調子だ。ひょっとしたら、私の人生は平均台の上のようなものなのかもしれない。一歩踏み外すことは、闇の中へ落ちていくことなのかもしれない。そうではないと信じたいが・・・

  2006.03.14

• 怒涛の一週間の始まり

  ３月になると、大抵の社会人は忙しくなる（まあ、３ヶ月おきにそうなんだけど）。私もその一人である。今週が、中でも最大の山らしい。やっと化け学地獄から脱出したと思ったら、今度は来年の予算だの計画書だののお仕事襲来。来週中だとよ。しか～～し。今週は仕事仲間の送別会２連発、接待２件で平日は殆ど残業不可。来週は来週で火曜が祝日、木金が出張。のぉ～～！「こんな日記なんぞ書いていないで仕事しろよ」という声が聞こえて来そうである（そう思っている方も多かろう）。しかし、気分転換をしないと煮詰まってダメなのである。昨夜は、家内のさる式典でのセリフを書いていたし、デスクワーク漬けである。決められた方向性でセリフを考えたり、喋ったりするのは、楽なものである。披露宴のスピーチとか、司会とか（これは10回以上の実績有り）卒業式の送辞、答辞。しかし、物質の声を聞くのは、中々大変である。何故、こういう現象が起きるのか、その結果、何が生まれるのか等など、興味は付き無いが結構しんどい。しかし、人間相手の仕事のほうが実はもっと大変なのではないかと思っている。なぜなら、モノはウソをついたりしないからである。何の意図もなく、モノは自然の法則に従う。つくづく、人を相手にする仕事には向いていないと、改めて思う。そういえば、昨夜体重計に乗ったら、体脂肪率が10％程度落ちていて「痩せ型」エリアに入った。確かに、お腹へっこんだもんなあ。少し、これにナルシストが入ると、もっと痩せるのか？腹筋はあるけど、腕は細くなったなあ（単なる運動不足）。せっかく痩せたし、もう少し頑張ってみるとするか。

  2006.03.13

• 脱出成功！！！

  頭の方の疲労がピークだと先日書いた。が、先ほど見事に脱出！最も壁の高かった論文をまとめていて、様々な実験の結果を解析し、整理し、危うくデータの中に埋もれるところであった。しかし、もう一度データを広げてみて、じーーーーっと考えてみると・・・閃いた！！！！！全てのデータを綺麗に説明できる！！山は越えた。後は文章に書くだけである。基本的に、科学的な真実は一つしかない。個々の事象を、別々に説明するのは至って簡単である。説明を覆す事項が無ければ、矛盾を指摘されることが無いからである。例えば・・・「家のガラスが割れている」という事象に対して「誰かが石を投げたから」という説明をしたとしよう。この時点では、本当に誰かが石を投げてガラスが割れた可能性を否定する要素が無い。この上に「家の中のタンスの引き出しが開けられている」という事象が加わると、「誰かが投石した」説明は矛盾を生じる。石が引き出しを開けるわけが無いからである。しかし、「引き出しが開いている」という事象のみを説明するのであれば「誰かが開けて、閉め忘れた」ということが出来る。と、同時に「ガラスが割れた」のと「引き出しが開いている」のは全く無関係な事象となる。更にこの上に「貯金通帳が無くなっている」という事象が加わると一気に全ての事象が関連性を持ってくる。つまり、「泥棒が入った」という一つの説明で全ての事象を説明できる。科学の話ではないし、例としても必ずしも最適でないことは百も承知だが、科学というのは、こういった論理を積み上げてその理由を見つけたとき、ニンマリする仕事なのである。以前なら、この勢いで夜遊びしてキャバクラのおねーさま方とバカ騒ぎして盛り上がるところだが、最近は「お金を使っても良い」と思わせてくれるようなプロが見当たらない。若くてキャピっていればお金が儲かると思っているのではないか？と勘ぐらなければならないような傾向がある。仕方ない。野郎どもで安居酒屋に突撃するか。

  2006.03.10

• 疲労がピークを迎えている

  以前、体力的な疲労に関して限界がある、という話を書いたが、ここ数日は頭脳的なピークに達しつつある。複数の仕事を一気にこなさなければならない上に、ミスは許されない。（この辺はサービス業や看護士の方々も同じことなのだが）あまり、頭の中の引き出しが多くない上に、不器用な方なので（高倉健味）一つの作業を始めると、没頭してしまう癖がある。幸い、未だに二度手間をかけるに至っていないが、いつ失敗するかとヒヤヒヤものである。特に目が疲れているようだ。ＰＣ画面を見ていても、滲んでくることがある。ＴＶのＣＭを見ていて「そんなこと、あるかい！」と思っていた現象がついに私にも訪れた。花粉症の薬の影響もあるのかもしれないが、全く衰えたものだ。心理的な症状にもまだ、遠いらしい。精神的にもまだ余裕がある。しかし、体重は徐々に減少しつつあり、ノロウィルスによる上げ下しが終わってからも、ゆっくりと体重が落ちている。まあ、ダイエットには良いのだが、なんだか体を削っているようなイメージがして、あまりよろしくない。（脂肪だけを削るならよいのだが）３月で、そんな戦争も一区切りするのだろうか？いつまで、戦い続ければ良いのだろう？？まあ、こんな悲観的な考えも、喉元を過ぎてしまえば、どうってことないレベルに落ちてしまうわけだが。しかし、混迷スパイラルに陥りそうな予感も有る。ここで踏ん張らねば。まだまだ、こんなところで終わるわけには行かないのである。そういえば、フランス語を始めた時も何度も挫折しそうになった。趣味で始めていたら、間違いなく放り出していただろう。しかし、赴任が決まっていたのでそんなわけにも行かず「向こうではガキんちょでも、ぺらぺら喋っとるんじゃい！」と鼓舞してここまで来た。人間、追い込まれれば何とかなるものである。もう少し、自分を追い込んでみるとするか。言っておくが、私はドＳであって、Ｍではない。

  2006.03.08

• 楽天のワインショップにものもーす！ついでに・・

  近頃、ワインだの何だのを、楽天さんをはじめとしたネット販売で買うことが多くなってきた。クレジットカードの番号をネットで送るのは気が引けたが、まあ時代の流れもあるし、万が一の時の補償も大変なことになるであろうということで（自分の損害は少なくて済むだろうってことね）使用し始めた。だが、楽天のワインショップは使い勝手が悪い。品揃えがどうの、というつもりは無い。品揃えに関しては、その道のプロの方々が品定めをして買っているのだろうからそこはまあ、文句は言わないことにしよう。（ただ一点、不満なのは、フランスの友人達が「これはおいしいよ」と言っていたリーズナブルな価格の銘柄が、国内のどのショップにも見当たらないことだ）しかし、せっかく「お、これ、良いかも」と思って詳細情報の画面を開くと「在庫切れ」の文字が。これって一覧のところにも書いておいて欲しい。すごく損をした気分になる。それと・・・日本の乳製品製造業の方々！日本にはチーズの種類が少なすぎると思いませんか？！？！庶民の手元にあるのは、せいぜいカマンベールくらい。モッツァレラも出てきてはいるけど、価格を庶民レベルに合わせるために量が少ない。これでは売れない。またフランス話になって恐縮だが、あちらさんには、ワインと同じくらいの種類のチーズがある（そこまでは多く無いが）ブルーチーズも有名だし、白カビタイプのチーズは本当に美味しい。輸入物はやたら高いし。このあたり、まじめにやれば、大儲けできると思うのだが。自分が乳製品関連の仕事をしていたら、絶対独立してでもやるけどなあ。

  2006.03.06

• フランス語ブーム

  今、フランス語にはまりつつある。何を今更、とお思いでしょうが、これまでの「お勉強」スタイルを脱却しつつあるようです。貰ったテキストを予習して（フランスの新聞記事の抜粋が主体）それについてディスカッションする、というこれまでのスタイルから、フランス文学や音楽を通して楽しみたい、という欲求が生まれてきた。まずは手始めに、とドーデ作「最後の授業」を八重洲ブックセンターにて購入。といっても、原文はスラスラ読めるわけが無いので、対訳である。（左ページが原文、右ページが和訳）しかし、さすがにちんぷんかんぷんではないので、原文を読んで意味を想像して和訳を読んで確認する、という読み方をしている。予想が外れている場合も多いが、「最後の授業」は有名な作品でも有り、中学だかどこかの教科書にも掲載されていたので、強烈に覚えている。中でもラストシーンは、私の脳裏に鮮明にイメージされている。「無言で語る」それが如何に強い思いを示すか、そこから感じ取ったようにも思う。音楽に関しては、フランスは日本と似ていて、国内の音楽（日本で言うＪ-ＰＯＰ）が主流である。諸国が近いだけあって、各国の音楽を入手するのが非常にたやすいが、「アメリカで売れているからスゴイ」的な発想は無い。向こうで友人がくれたＣＤには数多くのアーティストが入っているが、二人ほど歌唱力で惹きつけられる人がいた。ララ・ファビアンと、シメーヌ・バディの二人である。二人とも女性だが、ララ・ファビアンのほうは、歌声がセリーヌ・ディオンに凄く似ている感じだった。シメーヌ・バディは非常に若いらしいが、その歌声は力強く、訴えかけるものがある。日本では、彼女達のＣＤを見かけたことは無いが、もし見かけたら一度、聞いてみてください。楽天さん、品揃えの一部としていかがでやんしょ？話がそれたが、今お気に入りはシメーヌ・バディの「le mot fin（最後の言葉）」である。これまではメロディーを聞き流している感じだったのだが、自分でも口ずさみたくなって歌詞を印刷した。（因みに、フランスではＣＤに歌詞カードは殆ど付いていません。その代わり、ありとあらゆる曲の歌詞が、ただでネットから入手出来ます）カラオケにも当然、無いだろうから人前で歌うことも無いだろうけど、自分の片隅に有る、フランスと言う国を大事にしたい。言っておくが、フランスのものだから良い、という意識は全く無い。

  2006.03.03

• 女性の機嫌が悪い時

  こんな時、どうしたら良いのか、いつも悩んでいる。女性と言っても、私にとっては家内しかいないのだが。家内以外の女性は（仕事場とか）機嫌が悪いのはほうって置けば良いし、そもそもそんなことは気にしない。機嫌が良かろうが悪かろうが、仕事をいつもどおりこなしてくれるのなら、それでよい。しかし、家内はそういうわけには行かない。「それも放って置けば（そっとしておけば）良い」というアドバイスを頂いたこともあるが、そこは小心者。「何か機嫌を直してくれるアイテムは無いものか？」とキョロキョロしてしまう。家内は今、「自分が望んで入ったわけでは無いが、入らなければならなかった団体」の役員をやらされていて、ここのところそれにかかりっきりである。元々、そういうことが好きではない上に、キチンとやらなければ気がすまない性格が災いして、ここのところ、煮詰まっている。まあ、3月一杯で任期が切れるのでそれまでの辛抱と言えばそれまでだが、一応、他人事ってわけでもないので。私がその仕事を手伝うことは嫌がっているし、全く関係の無いところでリフレッシュさせるしかなのかしら？女性は、どうやってリフレッシュするのだろうか？私は、仕事以外は全てストレス解消の時間であり、リフレッシュは「眠ること」なのだが。因みに家内はブランドやアクセサリーには興味が無いし。はてさて、どうしたものやら？そういえば、先日、数日間だけ異様にアクセス数が増えていた。なんで？？？

  2006.03.02

• 花粉症が治った人

  今日は時間が無いので短めに。私は、非常に重い花粉症である。この季節は、アヤシイと言われようがマスクを常に着用し、鼻炎薬も点鼻薬も手放せない。怠るとくしゃみと鼻水の嵐が私を襲う。某ＴＶでやっていた対策もやってみたが、多少、症状が軽くなる程度であまり改善された感覚は無かった。んで、すっかりあきらめていたわけですが・・・仕事仲間が、「花粉症が治った！」とおっしゃいまする。確かに、私と同じくらい春先はティッシュを消費し（鼻水ですよ！）鼻を赤くしていた彼が、今年はマスクもしないで鼻呼吸をしている！聞くところによると、松から出来た漢方薬を服用し続けた結果らしい。治るんだあ、と思いつつ、非常に快適だったフランスでの生活に思いを馳せる。ああ、去年の春は、快適だったよなあ。

  2006.02.28

• 「～なりに」という、言い訳

  だいたひかる風なタイトルですが・・・意外とこれ、よく使うのではないかと思う。会議などでも「私なりの解釈では・・・」と意見を述べたりもする。つまり、「こう思っているのは、私だけかもしれないと思います」という事前のお断りの言葉である。まあ、会議なんてものは発言しないと、自分の意思からどんどん遠ざかっていくし、こういう考え方なり解釈のぶつかり合いの場であるので、こういう風に発言することはある。しかし、曲者なのは「私なりに（或いはそれなりに）、頑張った」というやつである。これは、以下のように「私なりに」解釈できる。「私は頑張っているつもりだったんだけど、周囲はそう思わないかもしれない」つまり、少しでも自分に対して客観的な視点を持っていれば「自分は頑張っていなかった」という結論が出ることを、暗に認めているのである。昔、友人で司法浪人している奴がいた。奴さん、天才肌なので、努力が嫌いである。しかし天才ではないので、結果を残せない。ある年に、司法試験（一次試験の択一と言われるもの）に落ちた彼が私にこう、ぼやいた。「俺なりに、今年は頑張ったんだけどなあ」私「ふうん、どのくらい勉強したの？」奴「１日２時間くらい」・・・・・・・・・・・問題外。いまどきの小学生のほうがよっぽど勉強しとるぞ、それ。後はネットゲーム三昧だったらしい。世の中をなめるにもほどがある。他にも、この言葉は言い訳に使われる。「決して努力を怠ったわけではないのです」と言いたいのだろうが、そうは問屋が卸さない。結果を残せない人の９９％は「努力していない」のである。ごくまれに、不運に見舞われる人もいるが、それは例外。「頑張っていた」かどうかは、自分で決めることではない。結果を残せば、周囲は満場一致で「頑張っていた」と認めざるを得ないだろうし、残せない場合でも、頑張っていたかどうかは「周囲が」決めることである。言い訳は、自慰行為に近い。そんな言い訳をする暇があったら、自分に足りなかったものは何か冷静に考えて、次への課題を抽出し、さらに努力を始めるべきである。それが出来ない人に、次のステップは、無い。

  2006.02.27

• 私のマナー　お誘い編

  平日の喧騒から解放され、今日は休み。が、寝床へと逃避するわけにも行かない。子供の相手をする、という父親の仕事もあるし、今日はフランス語学校のレッスンを入れていたので。昨年末に友人がフランス出張をした際に買ってきてもらって腕時計のサイズ直しも頼まなくてはならないし（これは、ものの15分程度で終わったが）、まあ、のんびりとは行かなかった。さて、今日は私が考えている、人付き合いのマナーの一面について。これは男女を問わないのだが、私はお酒を飲むのが好きだし、スポーツも好きだし、基本的に昼間のアウトドア、夜間の宴会は大好きである。まあ、一人で酒盛りは出来ないので（家内は飲めない）、誰か友人と杯を傾ける機会も多い。昼間のアウトドアも似たようなものである。で、誰かとお出かけしようって時には、どちらかから誘わなくては成立しないのだが、ここで今日のお題。私が誘われた場合、都合が良ければそのまま、ホイホイと決定する。基本的に予定は入れたもの順なので、冠婚葬祭或いは相当に優先順位の高い仕事（ゴルフではない）が入らない限りは、この約束を反故にすることは無い。（あ、この間ノロウィルスにやられたときは、飲み会キャンセルしたけど）しかし、万が一、キャンセル或いは先約があって都合が悪い場合には、必ず自分から、次の日程調整を行うようにしている。もちろん、会いたくない人もいるわけだが、そういう人とはそもそも約束なんてしないし、誘われても会う気が無いので適当に口実を作ってしまう。つまり、「対案となる日程」を提示しない場合、「出来れば会いたくない」という意思表示である。これは、私が何かを誘ったときでも同じで、先方から断られて、かつ先方から日程の調整の申し出が無い場合、これは「あなたとは会いたくない」というサインと解釈をしている。（そんなに、外れてもいないし「当たり前や！」と言われるかもしれないが）しかし、意外とそういう風に思っていない人も存在する。自分で断っておいて、「次はいつ？」とか平気で訊かれたりするので。人と会うときは、会う前から既にマナーが必要なのである。

  2006.02.25

• 18年が経って

  昨日は大学時代の同級生と食事をした。彼はお酒が飲めないのだが、30半ばのおっさん二人でレストラン、というわけにも行かず、居酒屋へ。まあ、食べ物がおいしそうなところはチョイスしておいたのだが。彼は何回か転職しているが、非常に優秀な男である。（業界では結構、有名人）話をするたびに、自分のチャチさを感じることは毎度のことだが、今回は少し仕事がらみの話もあって、それほどでもなかった。昼間に、後輩をちょびっと説教したからかもしれない。私は説教くさいことがあまり好きではないので、殆どしないが、仕事の進め方に関してだけは少しうるさい。それも「言いたいことを言ってくれ」と言われたから言ったまでのことで、自分から成長しようという意欲の無い人に説教する暇は無い。さて同級生の話。お互いに結婚し、子供も出来、職も変わり、それぞれの波乱の道を歩いてきたはずだが、不思議と話すことのレベルは出会った当初と変わりが無い。ただ、仕事の話になるとキチンとメリハリをつけられるようになったのは、年の功か。毎年、大学の学科の同級生で同窓会を開いているのだが、年々、皆様の家庭の事情などで高出席率を維持することが難しくなってきている。しかし、会ってしまえば思い出話とバカ話ばかり。思えばすごい奴らばかりなのだが、よくこんな私の呼びかけに、時間の都合をつけて集まってくれるものだ。ありがたい話である。昨夜の食事も、あっという間に時間が過ぎて深夜になってしまった。はっきり言って、キャバクラに行くより楽しかった（比較対象が間違っている？）。こういうお金の使い方は、全く惜しいと思わない。以前にも書いたが「生き金」は使うべきで、「死に金」は使うべきではないのである。

  2006.02.24

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