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テーマ:巨人ファン(10816)
カテゴリ:野球/セ・リーグ
通算215勝を挙げ名球界会員でもある巨人の工藤公康投手が横浜に移籍することが正式に決まった。 横浜がFAで巨人入りした門倉健投手の移籍に伴う人的補償として、同投手の指名を発表。横浜から工藤獲得の通知を受けた巨人の清武代表は同日、米アリゾナ州フェニックスで自主トレ中の工藤に電話で通告し「今後も野球を続けたいので、指名拒否は考えていない」とする本人の意向を確認したことを明らかにした。 工藤は年末の契約更改交渉で、交渉日を一方的に変更した球団側に対し不快感を表明し、更に既定の40%を超える減額を提示されたこともあり未契約となっていた。今後、工藤の契約更改は横浜側と行われ、既に、出来高を加えた巨人提示額より多い額を提示済みとの報道もある。 巨人は今オフ、日本ハムから小笠原道大内野手、横浜から門倉投手の2名のFA選手を獲得。日本ハムと横浜は、その見返りとして、巨人がプロテクトした28選手以外から各1人を補償選手として獲得できる。工藤はこのプロテクトリストから外れたため、左投手の補強を目指す横浜が獲得に乗り出した。 横浜と巨人間では今オフに仁志(+金銭)⇔小田嶋のトレードが成立し、更に、門倉がFAで巨人移籍となるなど「人的交流」が盛んだが名球界投手工藤の獲得は、横浜側のベテラン選手獲得によるAクラス浮上を狙ってのものだろう。 工藤は昨年までのプロ25年間で通算215勝129敗3セーブ、防御率3.38をマーク。昨年は13試合の登板で3勝2敗、防御率4.50に終わっていた。工藤にとって横浜は、ドラフト6位で入団した西武、FA宣言してのダイエー(現ソフトバンク)入団、二度目のFA宣言で長嶋監督のラヴコールに応えての巨人入団に次いで4チーム目の所属球団となる。 工藤の人的補償に関しては日本ハムが小笠原の見返りとして考えていた節があるようだが、横浜に獲得の優先権があるため先を越された形だ。横浜は大学・社会人ドラフトで指名した左腕木村投手の入団交渉が難航している事実もあり、勝ち星の計算できる左腕投手を求めていたチーム事情もあった。 尚、日本ハムの見返りに関してはまだ人的補償か金銭補償かの結論は出ていない。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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