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カテゴリ:野球・西武ライオンズ2007
「ポスト松坂」というテーマを課せられている宮崎・南郷キャンプは、ファンの数(500人)が少ない中で始まった。
レッドソックス入りした松坂大輔投手に代わる新選手会長の赤田将吾外野手が前列でランニングを引っ張り、エースを目指す涌井秀章投手が続く。西武は大きな穴を投打一丸となって埋める。 大黒柱・松坂を欠いて挑む2007年。キャンプのテーマに掲げたのは「競争」だった。「すべての選手のレベルアップが必要。し烈なポジション争いをしてほしい」。投手陣に対しては先発、リリーフの起用法を荒木投手コーチを通じて伝達。野手は各ポジションに2人以上を配置し、「それぞれの課題を担当コーチから話してもらう」とキャンプの目的意識の明確化を図る。 最大の懸案事項は投手力。伊東監督は「まんべんなく見たいが、ブルペンに行く回数は増えるかもしれない」と話す。キャンプ初日からの分業制には競争意識を高める狙いがある。 先発投手: 先発は日本のエース松坂が抜けた穴をどうするかが最大のテーマ。西口、涌井がローテーションの中心となる。外国人投手は新加入のジョンソンに期待が集まるが、ギッセルとグラマンも含めて3投手で20勝出来れば合格ラインか? 昨季は故障で離脱してしまった帆足の完全復調が望まれるが、復帰が遅れそうな場合は2年目松永の成長でカバーしたい。その他の候補としては不調や故障の穴埋めを出来るかが鍵だが、宮越も移籍一年目の投球が出来れば面白い存在だ。新人の岸は故障せずに力を発揮すれば7勝位は稼げるか?そうなると投手陣の層が厚くなる。 【右】西口 12勝~15勝 【右】涌井 10勝~15勝 【右】ジョンソン 8勝~11勝 【右】ギッセル 5勝~8勝 【左】グラマン 5勝~7勝 【左】帆足 5勝~10勝 【左】松永 3勝~8勝 【右】岸 3勝~7勝 【その他の投手】5勝 救援投手: 昨季からの課題であった中継ぎ投手のレベルアップは現有戦力のレベルアップしかない。新人の岩崎は馬力があるとの評価があり中継ぎとして期待出来そうだ。右に比べて相変わらず左の中継ぎが2枚ほど不足している。星野は不安が残るが三井は昨季のような活躍が出来れば安心できる。 制球が安定すれば山崎も面白いが現状では未知数だ。先発候補の中から脱落した投手が中継ぎにまわるとすれば、帆足は復調するまでの限定で中継ぎ起用もあるだろう。その場合は松永が先発を任される。 【右】石井貴、許、山岸、正津、岡本、東、岩崎 【左】星野、三井 【救援投手】5~8勝 抑え投手: 昨季、裏切り者豊田が抜けた穴を見事に小野寺の成長で埋めた。自信をつけた今季は30セーブ越えで真の抑え投手として君臨してもらえそうだ。課題はシーズン通しての課題と制球の安定であろう。 今のところ小野寺以外の候補は見当たらず、逆に小野寺が故障などで離脱するとピンチだ。 【右】小野寺 【抑え投手】5勝30セーブ以上 打撃: 打撃陣も特段補強なしの状況では現有戦力のレベルアップしかこちらも望めない。新人の原、大崎がどこまで食い込めるかと、「銀仁朗」に登録変更した炭谷が細川に迫れるか期待出来る。 心配なのは代打陣がベテラン中心なのと、故障明けの栗山の手首の状態だ。栗山は手首が万全なら外野の一角を担えると思う。内野の控えとして「新山千春の夫」で出戻りの黒田は水田より守備力は上なので買える。 外野は福地がパ二年目の今年も昨年のような活躍が出来れば大きいが、ダメでもあの脚力は代走として他球団にも脅威を与えることが出来る。昨季は眠っていた貝塚、大島、佐藤らの奮起にも期待したい。 【捕手】細川、銀仁朗、上本、野田 【一塁】カブレラ、リーファー、江藤、後藤、上本 【二塁】片岡、石井義、高木、平尾 【遊撃】中島、黒田、水田、片岡 【三塁】中村、石井義、平尾、江藤 【外野】和田、赤田、栗山、福地、佐藤 【D H】リーファー、江藤 【代打】江藤、平尾、高山、G・G・佐藤 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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