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カテゴリ:野球・西武ライオンズ2007
▼西武-福岡ソフトバンク 9回戦 (西武 4勝5敗、13:00、21,207人)
【投手】 (ソ)ガトームソン-高谷 (西)岸、小野寺、三井、グラマン-細川 【責任投手】 (勝) 岸 6勝4敗 (S)グラマン3勝6敗1S (敗)ガトームソン3勝6敗 交流戦明け直後は地元で東北楽天を「予想通り3タテ」で下し、勢いを付けた状態で札幌へと乗り込みました。この札幌遠征はハムの2本柱が登板しないカードという「恵まれた条件」の下でこちらも「予想通り2-1」として再び地元に戻りSBとこの後の千葉ロッテ戦に臨みます。 楽天戦以降は3カード連続で3強との対決が続くので、この8試合を悪くても「5-3」欲を言えば「6-3」で乗り切り3強の一角を占める位置に「戻る」のを目標としましょう。そうなれば当然「SBを蹴落とす」のが大切であり2連戦のため今日の試合はどうしても取っておきたい試合という位置付けですね。 SBとの2連戦は「七夕シリーズ」と銘打って、去年もそうでしたが今年も笹竹に選手の短冊が飾られていました。 その中でも本日の先発投手の岸君の短冊も見つけました。因みに今日欠場した主砲カブはスペイン語で書いてありました。短冊への願い事も選手の個性が出ていて見ていて楽しいですよ。場所は1塁側入場ゲートの手前のカブレラ地蔵の傍ですので、明日観戦の方は探してみてください。 さて、試合の方はルーキー岸とガトームソンの先発で始まりました。ガトームソンはTVでは見たこと有るけど球場では始めてお目にかかりました。去年は東京ヤクルトに在籍していて交流戦でも登板したけど実際に見るのは今日が始めて。 SBの初回の攻撃を三人で片付けた岸に対しガトームソンの立ち上がりは不安定だった。好調な先頭栗山にいきなりレフト線に2塁打を浴び、片岡がすかさず送り1死3塁と願ってもないチャンス到来。ここで中島が三遊間を破り栗山が生還して1点を幸先よく先取した。 ガトームソンは2回からは立ち直り2ストライクまで追い込むと決め球のチャンジアップが低めに決まり内野ゴロを打たせていた。所が肝心のSB打線が岸の前に沈黙しランナーを出してもホームは遠かった。逆に西武は4回に追加点を奪った。 4回の西武は1死から和田が放った1塁へのゴロに対しガトームソンのベースカバーが遅れ1塁手松田の送球のタイミングと合わないでエラーとなり出塁を許してしまう。ここで6番石井義が低めのチェンジアップを見事にミートしエンドランが決まり1,3塁とチャンスが拡大する。続く7番G.G.の打球はライトへのライナー性の打球となるが犠牲飛球となって待望の2点目が入った。この回はSBの投内連係の拙さを付いての得点であり、西武の抜け目のなさが戻ってきた。 SBは岸の前に打線が好機を見出せなかったが、6回に先頭本多の安打と川崎の死球で無死1,2塁で松中を迎える。松中は今季の得点圏打率が規程打席到達者の中で最低の「.188」の数字が示すようにチャンスに弱い!。それでも元三冠王でもある彼に対し岸はここで三振を奪い1死となった。 次の5番小久保も手強い強打者である。岸-細川のバッテリーは細心の注意を払って攻め2-3から小久保が放った一打は、勢い良くレフト和田の頭上を目掛けて飛んでいった。必死に背走する和田が小久保の鋭い打球にグラブを差し出すと何とすっぽりと収まった。慌てたのはホークスの走者の川崎だった。2塁走者の本多は2,3塁間のハーフウェイで打球の行方を見守っていたが、打球が抜けると信じて疑わなかった川崎の愚直な走塁は和田が好捕した瞬間に2走の本多を追い越してしまい返球と同時にアウトとなり併殺が完成した。 この和田ベンちゃんの超ファインプレイがこの日の試合の行方を決定付けたのは言うまでもない。ベンちゃんがベンチに戻って来るまで、1塁側スタンドの観衆は総立ちになって迎えた。球場内には何時までもベンちゃんへ送る万雷の拍手が途切れる事無く続いたのは当然である。私も多くの試合をこの球場で観戦しているが、今日のようなこの大事な場面でのこの超ファインプレイは本塁打以上に価値のあるプレイである。 これで事実上勝敗が決したような流れがスタンドに漂う中、その直後の6回裏に西武は2死無走者から気分良く打席に入った和田からの3連打をG.G.が仕上げて3点目が入った。 岸は6回終了まで投げきり、小野寺-三井-グラマンと1イニングずつ繋いで元気のないSBを下して3連勝をマークした。敗れたSBは4連敗(7月未勝利)となり西武との負け数差は「1」ゲーム差は「2」となり3位の座も危うくなってきた。主砲松中に元気がなく打線も3~5番が無安打では勝ち目はなかった。 安打が出たインニングに確実に点にむすびつけたライオンズとホークスの差が出た試合でした。 【ヒーロー・インタビューでのコメント】 岸投手: 今日は初回から思い切り行きました。野手の皆さんに助けられて、何とか0点に抑えられました。四球を出さなかったのが良かったです。(6回の和田の好守について)打たれた瞬間はヤバいと思いました。あのプレーで本当に助かりました。これからも一杯勝てるように頑張ります!球場にどんどん足を運んでください! G.G.佐藤外野手 今度、お立ち台に上がる時に言ってもらいたいセリフを募集していましたが、やはりG.G.はこれだろうと言う事で言います! 『キモティ~~!!!』いずれもチャンスの場面だったので、思い切り行こうと思っていました。今後も一戦一戦、その日その日を大事に戦い、勝っていきます!岸君のようにかわいいと言われるよう、これからも頑張ります!(笑) 【試合後のつぶやき】 西武に勢いが戻ってきた!そんな印象を抱かせるような内容の試合だった。スコアは3-0だったがその数字ほどの緊迫感は無かったのは、SB打線の不振でありSBの象徴でもある4番松中の不調である。西武は今日は4番カブ欠いたが代役の江藤が入っても穴とはならなかった。 これで「貯金1」となって明日の試合も勝てば3位SBへ「1ゲーム差」と迫り球宴前の早い段階での3位もありえる状況になってきた。今日の勝利を生かすためにも2試合目も勝ってSBを3位から引き摺り下ろすのだ! 次の観戦予定は引き続き明日のソフトバンク戦です。 試合の詳細はこちらで ←楽しいブログが満載! ←西武ライオンズやプロ野球のことならここ 人気blogランキングへ←映画のことならここ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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