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テーマ:プロ野球全般。(13349)
カテゴリ:野球/セ・リーグ
中日が優勝すると政権が交代するとまで言われている中で、日本中が驚いた山井の交代劇。完全試合目前で岩瀬に代えた舞台裏を明かした。 この突然の交代劇には賛否両論が渦巻いている。曰く、「山井交代劇は完全試合の夢と奪った」とか「プロなのだから最後まで投げさせてファンに夢を与えるべき」などと言った内容が多かったそうだ。反対に「悲願の日本一へ勇断!」とか「見事な采配?」なんていう激励もあるそうだ。 「今だから言えるけど、4回ぐらいからマメがつぶれた。ユニホームは血だらけだったんだ。実戦登板から離れていたのも原因だったのかもしれない」。クライマックスシリーズでは先発を匂わせながらも結局は登板機会はなくこの試合がポスト・シーズン通じて初登板。それがを決めるゲームに先発だから、重圧も負担も想像を超えていた。 ゲーム終了後は明らかにされなかったが、右手中指から血を流しながらの快投。血染めのボールが決断の最大の理由だった。「もし無理して続投させてフォームを崩したり、肩痛が再発したら野球人生を狂わすことだってある。マメがつぶれてなかったら続投はあったかもしれない。ただ、それ以上に無理はさせられない」。非情にも映ったオレ流采配は実は山井の将来を思えばこそでもあった。 加えて過去2回(2004年の西武、昨年の北海道日本ハム)の日本シリーズは継投失敗で日本一を逃している。2004年の第3戦の岡本と昨年の第2戦の山本昌。 いずれも温情の続投が裏目で逆転された。「3回も同じことをしたらバカと言われる。1人の野球選手としてなら、続投でいい。ただ監督としての立場がある」。そして批判の声には「山井も納得してるから不協和音はない。選手は全員、最後は岩瀬と思っているんだから」。 こうして落合監督のコメントからは、ファンが想像している以上に「悲願の日本一」への思いは強かったのだろう。2004年は先に王手を掛けながらも本拠地で西武伊東監督の胴上げを見る羽目に。昨年は初戦こそ勝ったものの4連敗と全く良いところ無く敗退。 3度目の正直である今回は前年と同じ相手と言う事で尚更負けたくなかったのだろう。しかも小笠原も新庄も岡島も抜けた相手に負けるのはプライドが許さなかったはずだ。それもこれも「抑えの岩瀬」で締めくくるという「形」に拘ることで求心力を保ったとも思える。これでチームのもう一つの悲願である「リーグ連覇」を果たせば落合も大監督の仲間入りだ! ←「中日日本一」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「中日ファン専用サイトもあるよ!」 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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