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テーマ:ニュース(99959)
カテゴリ:時事・ニュース 海外
パキスタンの首都イスラマバード近郊のラワルピンディで、パキスタン有力野党「パキスタン人民党」のベナジル・ブット元首相が暗殺された。 来年1月8日の総選挙に向けた同党の集会会場付近で狙撃された。狙撃した男は、直後に自爆、周りにいた少なくとも20人が死亡した。 ブット氏は、首と胸を撃たれ、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。AP通信は、人民党幹部の話として、午後6時16分にブット氏が死亡したと伝えた。暗殺は会場の入り口付近の路上であり、ブット氏を見送るため、多数の支持者でごったがえしていた。 ブット氏は10月18日、8年半ぶりに南部カラチに帰国した直後のパレードでも自爆テロに遭い、支持者ら120人以上が死亡している。ブット氏はこの時、防弾ガラスが施された車にいて、けがはなかった。 ブット氏は帰国後、何度と無く自爆テロの標的になるなど命を狙われていたようだったが、今回は防ぐことは出来なかったようだ。多くの護衛を引き連れて防弾装備車で移動していたようだがそれでも防げなかったのは残念だ。 南アジア周辺は政治的に不安定な場所である。インドとパキスタンのカシミール領有問題と核保有が地域不安定化へ拍車を掛けている。 パキスタンはアフガニスタンと国境を接していることで、タリバンやアルカーイダなどの原理主義との繋がりが国内情勢の不安定化に繋がっている上にアメリカからの干渉もありムシャラフ政権は難しい舵取りを余儀なくされている。 インドはIT立国として最近では急速な発展を遂げて一躍注目を浴びているが、中国とはチベットを巡る対応などで過去にギクシャクしていたが、最近では首脳の往来も始まり関係改善尾動きが目立ってきた。 日本は両国共に緊密な?関係が保たれており、特にインドへは安倍首相(当時)が8月に訪問する(でも現地で食あたりになって体調を崩し辞任への引き金となった)など日本は中国を牽制する意味もあってインドとの結びつきは強くなってきている。 ブット元首相暗殺事件へ我が国政府は高村外相がコメントを発しているが、肝心の福田首相は中国訪問中でこの件に関するコメントは今のところ報道されていない。媚中派の福田さんは、中国政府の国家を上げての「熱烈歓迎」で舞い上がっているんじゃないの? パキスタン内務省スポークスマンは28日の記者会見で、国際テロ組織アルカーイダがブット元首相暗殺に関与したことを示す通信を傍受したとして、その内容を公表した。 通信内容はアフガニスタン国境の連邦直轄部族地域・南ワジリスタン地区の部族幹部でイスラム武装勢力指導者のバイトゥッラー・メフスード容疑者と、武装勢力幹部とみられる男の会話。 当局は、メフスード容疑者をアルカイダやアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンにつながる重要人物として指名手配していた。 アルカーイダ犯行説が早くも出てきたが、一方では軍部関与説まで飛び出すなど「自爆犯」の「身分」を巡っては当分様々な憶測が流れそうだ。 ←「ブット元首相暗殺」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.29 21:53:13
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