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カテゴリ:野球/セ・リーグ
中日・荒木雅博内野手は、契約交渉に臨み、500万ダウンの1億3500万円プラス出来高払いでサインした。 だが、盗塁王のタイトルを軽視されたこと、実質レギュラー2年目の森野に年俸でほぼ並ばれたことに不快感を示し、FA権を取得する来季、基本線だった残留から、FA宣言も辞さない考えをにじませた。 「正直ダウンとは思ってなかった。日本一とか、盗塁王とか全然関係ないじゃん。FAに関しては、今までは全く言うつもりはなかったけど、今回の交渉で言いたくなった。権利を取るまでは、この悔しさをぶつけますよ」。完全な仏頂面。腹の底から込み上げる怒りを抑え切れなかった。 2度の2軍落ちはあったが、レギュラーに定着して6年。積み重ねの欠如を盾に、大幅アップを見送られてきた。だが、森野が今オフ、倍増で1億3000万円。整合性のない球団側の主張とやり方にキレた。 「FAも『いつ取れるの』って聞かれたぐらい。僕のFAなんてそんなもんと思ってるんでしょ。取ったら言わせてもらいますよ」。 熊本工業高からドラフト1位入団して12年。FA取得までは一発サインの信念に従って、保留を断念した。でも、来年は我を貫く。川上、井端もFA権を取得する08年、早くもキナ臭い雰囲気が漂い始めた。 荒木は井端と共に来オフはFA権獲得が確実視されていることから、リーグ屈指の二遊間コンビ揃っての退団もありえる状況となってきた。井端も三億円に満たない提示額を保留している。 現状維持の3億4000万円を保留している川上。「ボランティアで野球をやっているわけじゃない。FAを引き出したくはないけど…。これはない」と来季中に取得見込みの権利行使をほのめかした。 下交渉では屈辱のダウン提示を受けていた。2000万円の歩み寄りがあったが「優勝を争う相手に投げることを評価してほしい。来年立ち向かう勇気が出ない」と反論。巨人、阪神戦には計14試合に登板。12勝8敗の数字以上に、エースとしての評価が欲しかった。 川上の年俸が伸びないのは「隔年エース」と呼ばれる彼の成績にもその一端がある。文字通り「1年おき」に成績のアップダウンがあるのはエースとしては物足りない。 真のエースであって欲しいと首脳陣が願うからこそ上位球団相手の登板が増えるのは当然のこと。そうした相手を破ることでチーム内の信頼も得られる。勝負数は打撃陣のバック次第だが、川上が反論するならせめて「防御率が2点台前半」なら納得もするが「3点台」では説得力が足りないですよ。 岩瀬も単年、複数年の2通り提示を受けたが、結論を先送りした。「単年ならFA行使? そう受け取ってもらって構わない」と、今オフは見送ったFA宣言の可能性を口にした。 岩瀬は川上と違って、毎年安定した成績を残しているのでもっと上げてもいいと思うが、彼がFA宣言するとメジャーを含めた争奪戦になりそうだ。 それでも岩瀬はチームには愛着があると言われているが、球団もそうした気持ちにあぐらをかくことなく選手を大事に扱わないと痛い目にあいそうだ。 来季は川上、岩瀬、井端、荒木の中日の4選手らに横浜の金城、三浦、それと読売の上原、ニ岡らのセ・リーグ選手がFA市場の目玉となりそうだ。中日の4選手は他球団から最も熱視線を浴びる存在になるだろう。 読売はエース上原が権利行使でメジャー移籍が濃厚なので、当然ながらエース級の補強をFAで狙うなら「川上」「三浦」は狙われる。他の3選手も必要とする球団が多いだろうから、今季の契約交渉がこれ以上もめる様だと福留のように移籍もありえるだけに今後の動向に注目したい、 ←「荒れる!中日の契約更改」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.30 00:11:23
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