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2008.06.25
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58.アウェイ・フロム・ハー 君を想う
■原題:Away From Her
■製作年・国:2006年、カナダ
■上映時間:110分
■字幕:古田由紀子
■鑑賞日:6月21日、銀座テアトルシネマ(京橋)
■公式HP:ここをクリックしてください
アウェイ・フロム・ハー.jpg
□監督・脚本:サラ・ポーリー
□原作:アリス・マンロー
□製作:ダニエル・アイロン、シモーン・アードル、ジェニファー・ワイス
□製作総指揮:アトム・エゴヤン、ダグ・マーンコーフ
□共同製作:ヴィクトリア・ハースト
□撮影監督:リュック・モンペリエ
□編集:デイヴィッド・ワーンズビー
□美術:キャスリーン・クライミー
□衣装デザイン:デブラ・ハンソン
□音楽:ジョナサン・ゴールドスミス
キャスト


◆ジュリー・クリスティ(フィオーナ・アンダーソン)大学の先生だった夫と18歳の時に結婚し老後をひっそりと暮らす
◆ゴードン・ピンセント(グラント・アンダーソン)自らの教え子だったフィオーナと結ばれ44年が経ったが...
◆マイケル・マーフィ(オーブリー)介護施設でフィオーナと仲良くなりグラントを嫉妬させる
◆オリンピア・デュカキス(マリアン)オーブリーの妻でグラントから相談を持ちかけられる
◆ウェンディ・クルーソン(モンペリエ)介護施設の主任で親身になって相談に乗る
◆クリステン・トムソン(クリスティ)介護施設の看護師

【この映画について】
『ドーン・オブ・ザ・デッド』『死ぬまでにしたい10のこと』のカナダが誇る若手実力派女優サラ・ポーリーは、この長編監督デビュー作で、やはりカナダの作家アリス・マンローの短編「クマが山を越えてきた」を自ら脚色し、その才能を遺憾無く発揮した。
主演には『あなたになら言える秘密のこと』で共演し意気投合した名優ジュリー・クリスティを口説き落とし、ポーリー自身が脚色賞でアカデミー賞ノミネート、クリスティーはゴールデン・グローブ賞主演女優賞を筆頭に数々の演技賞をもたらした。サラ・ポーリーは自分が監督をするときは、絶対ジュリー・クリスティに出演してもらいたいと思っていたそうである。
カナダ出身のポーリーらしくオンタリオ洲での美しいロケ映像や挿入歌にもカナダ出身の二-ル・ヤングが歌う曲を起用するなどカナダに拘って作っている。
【ストーリー】
フィオーナとグラントは結婚して44年。かつて大学教授時代には教え子との浮気でフィオーナを苦しめたグラントだったが、結局は妻のもとに帰り、今は仲睦まじくオンタリオ湖畔の家で暮らしていた。
ところが、ある夕方クロスカントリー・スキーに出かけたフィオーナは自分がどこにいのか分からなくなる。何とかグラントが捜索の末発見したが、これがアルツハイマー型認知症の症状の現れ始めだった。
遂に、自身の症状を認知した彼女は自ら介護施設への入所を決める。施設の主任モンペリエからグラントは入所直後の30日間は面会も電話連絡も禁止と告げられ驚きを隠せない。1ヵ月後面会に訪れたグラントはフィオーナの症状が急速に進行し自分を認識できず、車椅子の男性オーブリーと親密に過ごす姿を目の当たりにする。
そしてグラントはある日オーブリーの妻マリアンを自宅に直接訪ねて、フィオーナとオーブリーの関係について相談する。そして、二人が下したそれぞれの決断と二人の関係は意外な方向に向ってしまう...。
【鑑賞後の感想】
この映画の主な登場人物はグラントとフィオーナの老夫婦が中心で、そこに介護施設で知り合ったオーブリーとその妻マリアンの二組の夫婦の苦悩の物語となっている。介護施設の主任と看護士は付け足しみたいな存在である。
フィオーナは18歳の時に先生だったグラントと結婚したが彼の女癖の悪さには泣かされ続くが今は平穏な生活を送っている。そんなグラントがせめてもの罪滅ぼし?とばかりに妻を介護施設に訪ねていく姿と、そこで妻が夫へではなく身動きが殆ど取れないオーブリーを甲斐甲斐しく世話する姿をみて愕然とする。
グラントは介護施設内で妻から見向きもされなくなり、自分が若い頃浮気を繰り返し妻を苦しめてきた代償を払っているのだと薄々感じたのではないだろうか?そして今度はオーブリーの妻マリアンを自宅まで押しかける形で訪れマリアンも動揺を隠せない。
マリアンもまたオーブリーとの結婚生活でストレスを抱えていた。こうして今度はお互いの配偶者同士が施設で暮らす者とは別の世界が何時の間にか出来上がっていた。
老齢期に入った二組の夫婦、そこのはお互いが相手に言えないストレスや不満を長年抱えていた。人生経験の豊かな「2組のカップル」として大人の関係が築かれていく。そうしたどこか張り詰ていた精神面でのバランスが一瞬崩れた瞬間をサラ・ポーリーは実によく描いている。
サラ・ポーリーは女優としては存在感のある演技力が売り物で、女性の武器を前面に出す個性を有している訳ではない。その彼女が描く2組の老夫婦、映画の展開上派手な演出があることもなく娯楽性もあるとはお世辞にも言えないし物足りなさも感じました。
個々の俳優の抑えた演技や映像の美しさは評価出来るが、興行的には苦戦を強いられるし鑑賞したファンの評価も割れるでしょう。それでもサラ・ポーリー監督への評価が下がることだけは無いと私は思いました。
【自己採点】(100点満点)
72点。今度は女優サラ・ポーリーも見てみたいです。

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自己PRコーナー:今度、「旅行ブログ」を開設しました。徐々に旅行記を増やしていきますので、宜しければご覧下さい。
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Last updated  2009.01.12 16:34:08
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