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テーマ:政治について(19982)
カテゴリ:政治
中川昭一財務・金融相は麻生首相に辞表を提出し、受理された。 イタリアのローマで開催された先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後の記者会見で、居眠り・ろれつが回らなかった問題で混乱を招いた責任を取ったとしている。景気回復が政権の最優先課題であるにもかかわらず、経済運営の要の財務相が辞任したことに、国内外から厳しい視線が注がれており、麻生政権はいっそう窮地に追い込まれた。野党は首相の任命責任を厳しく追及する構えだ。 中川氏は同日昼、いったんは、2009年度予算案と関連法案の衆院通過後の辞任を表明したが、野党は同日午後、中川氏の問責決議案を参院に提出、即時辞任を求めていた。中川氏の後任は与謝野経済財政相が兼務する。与党内では与謝野氏の兼務は緊急避難的な措置で、2009年度予算成立後、新たに財務・金融相を任命する案も浮上している。 麻生首相は、中川氏の辞任について、「体調などを本人が熟慮したうえでの決断だ。尊重したい」と述べた。「仕事に関しては優秀な人を選んだ。ただ、こういった形になったことを考えて任命責任があるというのであれば、そう思う」とも語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。 【以上、読売新聞より一部転載しました】 中川財務相の「もうろう会見」があっという間に世界中を駆け巡った。今はネットがあるのでネットでこのニュースが映像と共に世界中に配信されたことで、中川財務相の醜態・失態は世界に知れ渡ってしまった。 運悪く、国内の政治情勢を考えると低支持率に悩む麻生内閣ではこうしたことは致命傷になってしまう。ましてや国会開会中であり来年度予算編成の大詰めを迎えている時期であり、予算編成のトップである大臣が犯したこととして野党に格好の攻撃材料を与えてしまった罪は大きい。 結局、野党が中川財務相の問責決議案提出を検討している事が明るみになり、予算委員会も空転したことで中川財務相も辞めざるを得なくなった。官邸筋では当初は来年度予算及び関連法案成立直後の辞任を模索していた。小泉内閣のように圧倒的な高支持率があればそれでも押し切れたでしょう。 ところが、麻生内閣はいまや支持率10%そこそこであり、一閣僚の不祥事は致命傷であり益々支持率低迷に拍車がかかるだけである。 後任には麻生首相と総裁選を争った与謝野経済財政相が兼務する。兼務するのは、この時期に敢えて大臣を引き受ける議員などいないからだろう。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
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