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テーマ:気になったニュース(30827)
カテゴリ:時事・ニュース 海外
歴代の韓国の大統領はその権力の座を降りてからの人生の方が波乱に満ちているようだ。 隣の国のことだからどうこう言う積りはあまりないけど、選挙で選ばれた国家元首がその地位を降りた途端に、現職時代の不正が暴かれて悲惨な運命を辿るケースは今回も同じだった。 この事件は結局、本人の死で捜査は打ち切りとなったようだ。 今回のような退任後の自殺は初めてだが、初代の李承晩(イ・スンマン)大統領はハワイ亡命、長期政権だった朴正煕(パク・チョンヒ)大統領は在日韓国人に暗殺され、全斗煥(チョン・ドファン)、盧泰愚(ノ・テウ)大統領は逮捕・投獄、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)大統領は息子の逮捕・投獄…。 日本人には理解できないこうした背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、相変わらずの血縁を中心にした家族主義・縁故主義などがあるように思える。 「法より情」と言われる韓国社会において、巨大な権力が集中する大統領の影響力に期待して、その親族などに賄賂が渡るケースは珍しいことではないようだ。 盧武鉉前大統領在任時の日本の首相でもあった小泉氏とは首脳会談で何度も顔を合わせていた。就任当初は友好的な時期もあったようだが、徐々に反日世論に負けて日本に対して厳しい態度を取り始め日本政界にも不信感があったのではないかと推測される。 盧武鉉前大統領が登山中に滑落死、とのニュース速報を知った瞬間に私は「自殺では?」と直感的に思った。親族への不正資金提供の捜査の件で事情聴取されたとのニュースがあったからだ。 その盧武鉉前大統領は投身の直前の様子が公開されたようなので一部引用する。それによると慶尚南道金海市・ポンハ集落にある自宅裏山の「ミミズク岩」に20分ほどとどまり、随行した警護官と軽く会話した後、突然岩から飛び降りたものと警察の調べで把握された。 警護官の供述によると、盧前大統領はミミズク岩で警護官に「たばこはあるか」と尋ねた。「持ってきましょうか」と答えた警護官に対し、盧前大統領は「取りに行かなくてもいい」と返したという。 ここまでのやり取りから推測すると、既に自殺の意志を固めていたようで警護官に隙が生まれるタイミングを待っていた感じが伺える。 盧前大統領はまた、集落を行き来する人々を見ながら、「あの人はだれか」と尋ねたり、「ここは本当にミミズクが住んでいるためミミズク岩と言うのか」など冗談を言ったりした。 この会話を最後にしばし沈黙した後、突然岩から飛び降りたというのが警護官の供述だ。警護官は「盧前大統領が岩から突然飛び降り、手を差し伸べるひまもなかった」と話している。 警護官もまさか盧前大統領が飛び降り自殺をするとは予想もしていないだろうから、飛び降りた瞬間は本当に驚いたでしょうね。盧前大統領はこの投身自殺の前にPCで簡単な遺言を書いていたことも併せて公表された。 その文書を読んだが、大統領を務めた人物とは思えないほどその内容は弱気なものだった。心身ともに既に命の炎をこれ以上燃やすことに限界を感じてしまったのだろう。 ---------------------------自己PR-------------------------------- WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞ WBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞ WBC決勝戦写真集はこちらでどうぞ ロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞ ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.25 22:20:13
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