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2009.08.31
テーマ：★選挙★(3)
カテゴリ：政治
ある程度予想されていたとは言え、ここまでの惨敗とは！ 衆院選で民主党は３００議席を超え３０８議席を獲得、自・公連立政権は自民党が大幅に議席を失い、公明党も小選挙区で全敗し議席を減らし政権交代が確定した。 野党第１党が選挙で過半数を取り政権を奪取するのは戦後初めて。 ９月中旬に開かれる特別国会で鳩山代表が首相に選出（その間は麻生首相）され、参議院では単独過半数に達しない民主党は社民、国民新両党との連立内閣が発足する。 自民党は前回の小泉政権下での郵政選挙で大躍進から一転して過去最低の２２３議席を下回る歴史的惨敗を喫し、１９５５年の結党以来初めて衆院第１党の座から転落。その結党時の総裁は鳩山代表の祖父にあたる一郎氏であり、その孫によって自民党支配にピリオドを打たれる皮肉な結果となってしまった。 麻生首相は記者会見で退陣を表明し、自民党総裁も辞任する考えを示した。 一方の連立を組む公明党は太田代表が東京１２区で民主党の刺客で元ＴＶリポーターの青木愛前参議院議員に小選挙区で破れたことで議席を失ったのを筆頭に、北側幹事長など小選挙区で立候補した８人全員が落選し、選挙前の３１議席から大きく後退。 共産党（選挙前９議席）は横ばい、社民党（同７）は比例代表で伸び悩み、国民新党（同４）も元衆議院議長の綿貫代表が落選するなど選挙前議席の維持は厳しい状況。 渡辺喜三代表のみんなの党（同４）は比例代表を中心に議席を上積み。改革クラブ（同１）は唯一の議席を失った。新党日本（同０）は田中康夫代表が落下傘候補となった兵庫８区で公明党の冬柴鉄三氏を破り初議席を獲得した。 自民党の派閥領袖では、福岡２区で山崎派会長の山崎前副総裁が落選し、党３役では、群馬２区で笹川総務会長が落選した。 閣僚経験者では、北海道１１区で中川前財務・金融相、茨城１区では「バンソウコウ」姿での会見でミソをつけた赤城元農相、茨城６区では「厚生族のドン」丹羽元厚相、栃木１区で船田元経企庁長官、東京１６区で島村元農相、山梨２区でかつては「堀内派」の会長だった堀内元通産相、静岡３区では「女性蔑視発言」が取り沙汰された柳沢前厚生労働相、大阪１８区で中山元外相、福岡３区で太田前農相、長崎２区では民主党の新人福田氏が「原爆投下はしょうがない」発言で窮地に陥った久間元防衛相を破った。 麻生首相と公明党の太田代表は今回の歴史的惨敗を喫した責任を取って辞任することになる。 国民の審判は自・公連立政権に「ＮＯ」を突きつけ、民主党政権誕生を望んだ。ただ、民主党政権を望んだ国民は単独過半数を大幅に上回る議席を与えた。 しかし、国民新党や社民党との連立を必ずしも望んでいるとは思っていない。確かに、参議院では民主党も自民党も単独過半数には達していない。そうした理由から連立を組むのだろうが、国民新党は「郵政民営化の見直し」を求め社民党は「自衛隊の海外派兵反対」を連立の条件に突きつけてくるのは明白だ。 更に、民主党内部には旧社会党や旧民社党出身者らの所謂「左派」と、旧自民党田中・竹下派出身者が混在する党であることも事実。こうした勢力が大勝に涌く党内において鳩山政権誕生運営時のアキレス腱となりかねない。「安全保障と外交」において敢えて自民党政権と異なるカラーを出そうとすると、体外的信頼を一気に失墜させることになりかねない。 民主党に投票した民意を充分に汲んで懸命な組閣を行ってもらいたいですね。 ---------------------------自己PR-------------------------------- WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞ WBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞ WBC決勝戦写真集はこちらでどうぞ   ブログランキング参加中です。ぜひ、１票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
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Last updated
2009.09.01 22:41:50
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