菊池、メジャーを断念し12球団OK
卒業後の進路が注目されていた「ドラフトの超目玉」、花巻東(岩手)の菊池投手は記者会見を行い、日本球団でのプレー希望を表明した。菊池は29日のドラフト会議で、現時点で9球団(読売、広島、横浜を除く)からの1位指名が確実視されている。
もし、9球団から1位指名を受けると野茂(近鉄)と小池(ロッテ=入団拒否)を抜いて史上最多となるが...。
佐々木監督とともに会見に臨んだ菊池は「まだまだ自分のレベルでは世界で通用しないと思った。日本一の投手になってから挑戦したい」と話しメジャー挑戦を封印した。
苦しい胸の内を「本当に迷って、きのう決めた。指名されれば、どの球団でもベストを尽くしたい」と明かし、12球団OKの姿勢を示した。会見の最後には感極まったのか、涙をこぼした。
菊池自身は以前から「メジャー志向」を語っていたが、実際にドラフトが近付いてくると周囲から様々なプレッシャーが18歳にのしかかったようだ。個人的には、菊池が国内12球団OKを表明してホッとした。
これほどの逸材がいきなりメジャーに渡ってしまうのでは、昨年の田沢(現、Rソックス)のショックの非ではない。田沢は社会人出身で菊池とは高卒との違いはあるが、やはり、日本球界で腕を磨いてから正々堂々とFA権を行使すればいいと思う。
出来ればライオンズに入団して左腕石井一の後継者となり、涌井・岸・菊池でローテを組んでくれたら...。
その田沢はメジャー・デビューを果たしたが、日本でのマスコミの反応は冷淡で扱いも小さく評論家諸氏の評判もよろしくない様だ...。
ニューヨーク・メッツ・大慈弥功環太平洋担当部長
「なぜ周りの大人が能力も志も持った子を(メジャー行きへ)後押しできなかったのか。(最後の涙は)自分の夢がかなえられなかったこと、そしてわれわれに申し訳ない気持ちからでしょう」
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