佐賀北高、優勝!8回に逆転満塁本塁打炸裂
佐賀北、ミラクル優勝!!第89回全国高校野球選手権大会最終日は,佐賀北(佐賀)が5-4で広陵(広島)に逆転勝ちし、2度目の出場で全国制覇を果たした。佐賀勢の優勝は1994年の佐賀商以来2度目で、公立校の日本一は96年の松山商(愛媛)以来。センバツ8強の広陵は準決勝でセンバツ覇者常葉菊川を破ったが念願の夏優勝(春3度優勝)に一歩届かなかった。佐賀北は0-4と劣勢で迎えた八回、一死満塁から押し出し四球で3点差。さらに今大会2本塁打している3番・副島がレフトスタンドへ満塁本塁打を放って試合をひっくり返した。佐賀北の試合は準々決勝の帝京(東東京)戦を観戦したが、この試合は佐賀北が先制し帝京が追いつく展開だった。佐賀北はサヨナラ勝利を収めたが、帝京の攻撃を堅い守りで阻止した上での勝利は見事だった。投手は2人でまかなった。背番号「10」が先発して中盤まで試合を作ると、後半は背番号「1」が相手の反撃を見事に断ち切る継投がこのチームのパターンだった。攻撃は今日の試合で満塁弾を放った副島が3本塁打を放っているが、しぶとい打撃が持ち味のようだ。佐賀北は「開幕試合、延長引き分け再試合、サヨナラ勝利、優勝」と他のどの学校より一番長く甲子園で試合をこなし初優勝を成し遂げた。試合を重ねるたびに強くなっていった典型的なパターンだ。まさに「ミラクル優勝」と言った表現が当てはまる。一体、この優勝を果たして全国の高校野球ファンの誰が予想しただろうか?佐賀北の関係者、佐賀県民でさえ「1勝はして欲しい」と願っていたレベルだと思う。今大会はセンバツ大会後に、西武の裏金問題に端を発した「特待生問題」で高校野球が大いにゆれた。そして今大会優勝したのは県立高校だった。【佐賀北高、甲子園での成績】1回戦 佐賀北 2-0 福井商2回戦 佐賀北 4-4 宇治山田商(15回引き分け)2回戦 佐賀北 9-1 宇治山田商3回戦 佐賀北 5-2 前橋商準々決勝 佐賀北 4X-3 帝京準決勝 佐賀北 3-0 長崎日大決勝 佐賀北 5-4 広陵←「佐賀北優勝」の話題も探せる!←西武ライオンズやプロ野球のことならここ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク