日大三、39年ぶりの優勝はならずチ ー ム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 |
興南(沖縄) | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 |
日大三(東京) |
0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
第82回選抜高校野球大会(センバツ)の決勝・日大三高(東京)vs.興南高(沖縄)は、興南高が延長12回に日大三高のエラーなどもあり5点を奪い10対5で制し、初優勝を果たした。
沖縄勢としては、2008年の沖縄尚学高以来、2年ぶり3度目のセンバツ制覇。昨年は九州地区の清峰(長崎)が優勝しており、選抜大会は3年連続で九州地区から優勝校を輩出した。日大三高は、3度目の準優勝(優勝1回)に終わった。
興南は昨年も春夏連続出場を果たしたが、エース島袋の好投も及ばず打撃力が弱くいずれも初戦敗退だった。新チームは秋季大会の沖縄県大会で嘉手納を下して1位校として九州大会に進出。九州大会ではベスト4に進出したが、優勝は同県の2位校嘉手納にさらわれた。
一方の日大三は秋季都大会は準決勝で帝京に敗れ3位だったが、2位の東海大菅生が決勝で帝京に大敗したことで、関東5番目の座を桐蔭学園と争い勝ち取った。
今大会では自慢の強打が炸裂し決勝進出を果たしたが、最後は投手力と守備力で興南を上回れず優勝を逸した。
【興南高校の今大会の軌跡】
1回戦 関西(岡山)4-1
2回戦 智弁和歌山(和歌山)7-2
準々決勝 帝京(東京)5-0
準決勝 大垣日大(岐阜)10-0
決勝 日大三(東京)10-5
興南の今大会の対戦校を見ると、東京勢の2校を撃破。2回戦では優勝経験のある常連の智弁和歌山を破り、準決勝では明治神宮大会優勝校の大垣日大を破った。初戦を除けばタフな相手との対戦が続いての優勝だけに価値がある。
左腕変則投法の島袋、打線では我如古(ガネコ)が打ちまくるなど、打線が弱いと言われていたが、最後は強打の日大三に打ち勝っての優勝だった。
センバツ大会は興南の初優勝で終ったが、1年生が入部してこれからは夏に向けての戦いが早くも春季大会から始まる。
センバツ出場校が夏の選手権大会に戻ってくるのは大体8~10校程度で、春夏連続出場は意外と難しい。興南は同県の嘉手納とのアベック出場だったので、夏出場には嘉手納が最大のライバルとなる。果たして、興南は夏にも戻ってこれるだろうか?注目したい。
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