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カテゴリ:映画・邦画
10-17.スイート・リトル・ライズ
■配給:角川映画 ■製作年・国:2010年、日本 ■上映時間:134分 ■鑑賞日:2月20日、シネセゾン渋谷(渋谷) □監督:矢崎仁司 □脚本:狗飼恭子 □原作:江國香識 ◆大森南朋(岩本聡) ◆中谷美紀(岩本瑠璃子) ◆池脇千鶴(三浦しほ) ◆小林十市(津川春夫) ◆大島優子(岩本文) ◆安藤サクラ(美也子) ◆黒川芽以(藤井登美子) ◆風見章子(君枝) 【この映画について】 原作は人気作家・江國香識の同名小説。好きなものだけに囲まれて生活する瑠璃子と、その夫の聡。恋人のような夫婦の間に小さな齟齬が生まれ、互いに別の相手に恋をし、そして嘘を重ねていく。 そんな2人の姿を、透明感と死の香りが同居する映像でワンシーンずつ丁寧に切り取った、甘くてほろ苦いラブストーリーだ。 主人公の瑠璃子を演じたのは中谷美紀。透明かつ優雅で、ともすれば浮世離れしたキャラクターにも映ってしまう難しい役を、ほぼ完璧に演じて見せた。その夫・聡を演じた大森南朋は、孤独を内包する淡々とした演技で、観客の心の底に深い感情を植えつける。情熱的な小林十市、小悪魔的な池脇千鶴の演技も印象的だ。 (この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 人気テディベア作家の瑠璃子は、夫の聡と結婚して3年目だが子供はいない。周囲からは理想的な夫婦に見られるが、最近は体の関係がなくなり、聡は自室にカギをかけてTVゲームに熱中する時間が多くなり、瑠璃子との会話も減っていた。 そんな時、瑠璃子はベアの個展で瑠璃子の作品のファンだという春夫と出会い、情熱的な春夫のアプローチによって2人は恋に落ちていく。一方聡は大学のサークルのOB会で、自分に好意を寄せる後輩・しほと再会。彼女と時間を過ごすことが多くなり……。 大森南朋演じる聡には妻瑠璃子とは別に池脇千鶴演じる大学時代のサークルの後輩である「しほ」からの積極的なアプローチで関係を持つ。また、瑠璃子も自らのファンと称する春夫といつしか肉体関係を持つ間柄に。夫婦で有りながら、お互いが家庭の外に内緒を抱えているという設定が延々と続く。 しほと聡との関係ではハラハラさせられるシーンもある。瑠璃子と二人で旅行に行きながらも、聡は趣味のサーフィンに興じるために密かに、しほを旅先に呼び寄せ、海辺で瑠璃子がノンビリしている隙に逢瀬を楽しむ。池脇千鶴は自分の印象ではこういう小悪魔的なイメージは無かったのだが、この作品では体型もぽっちゃりとしていて新たな境地?を見出しているのだろうか? 管理人にはこの夫婦の様な実態?は理解出来ないが、映画的にはこういう一見するとメリハリの無いような展開もありかな?って感じです。 原作者が江國香識と言えば、以前、「東京タワー」という映画を見ましたが、あちらも今回の作品もやはり女性の視点で描かれていたのと、展開的には似た部分も感じました。両方ともに女性が男性を振り回す?のは共通していますね(原作本は読んでいませんので映画での比較ですが)。 作品全体を通じてまったりとした空間と時間が流れ、セリフも少なく表情や態度で現状をスクリーンに表すという難しい役どころを、主役の二人、大森南朋と中谷美紀は見事に演じていた。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.21 15:18:33
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