映画LET IT BE~1970年のアカデミー賞受賞作品『最優秀作曲賞』
人気blogランキングへ第43回アカデミー賞受賞作品/最優秀作曲賞受賞作品:『レット・イット・ビー』,受賞者:ザ・ビートルズ(ジョン・レノン,ポール・マッカートニー,ジョージ・ハリスン,リンゴ・スター)CATEGORY/ORIGINAL SONG SCORE, MOVIE/LET IT BE(監督:マイケル・リンゼイホッグ)言わずと知れたザ・ビートルズが1970年に発表した映画で、映画の内容ではなくて主題歌のオリジナル・スコアに対して受賞した。名義上はJOHN LENNON/PAUL McCARTNEYの二人の連名で発表されているが、事実上PAULの単独作品でありJOHNは演奏以外で曲つくりにはタッチしていない。映画の内容は、1969年の1月から始まった新作『GET BACK』の録音状況をドキュメンタリー風に纏めたもの。前半はTWICKENHAM STUDIOでの録音風景ではあるがこの頃の4人の人間関係は必ずしも良好ではなかった。PAULは積極的だったが乗り気ではないGEORGEはやる気なさそうに演奏している。JOHNやPAULにもその辺りを指摘されており、特にPAULはギターでの演奏方法でGEORGEに注文を付けて、GEORGEが開き直ったように言い合うシーンもある。後半は、APPLE社の屋上での有名なROOF TOP SESSIONの模様が収められていてこの映画でのハイライトになっている。最初は、演奏にきずかない人達も徐々にビートルズが屋上で新曲を演奏しているのに気付く。それを聴きたさに集まる群衆でたちまち周辺の道路は大混雑になる。当初は交通整理をしていた警官も余りの凄さと一部のクレームを受けた。これに耐え切らずに警官が遂にAPPLE社のビルに入って演奏を止めるように強制して終わる。この映画は公開後はビデオ化が見送られてTVでの放送も殆どされなかった為に、公開後は殆ど眼にする事が無かった。一説には、故GEORGE HARRISONが自分がPAULにやり込められているシーンに不快感を感じていてOKを出していなかったと言う説が有力だ。そこで、GEORGEが亡くなる前にOKが出てやっとDVDでの発売が可能になり間もなく発売がされる。アルバムの方も当初の意図した内容とは違った内容で発売されて、PAULがこれを嫌って解散の要因になったとも言われている。これも11月14日に『LET IT BE...NAKED』として当初のスタイルで改めて発売される運びとなった。最も海賊盤で広く出回っていたので自分も含めてかなり多くのマニアでは有名だった。でもやはりビートルズのアルバムは出れば注目を浴びるのは間違いないね。又、ミリオンセラーが一枚誕生となりますよ。