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2022.01.05
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 日高振興局環境生活課​です。
 ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
 さて、昨年7月の「北海道・北東北の縄文遺跡群」​の​​​​世界遺産登録につきましては、誠におめでとうございます!​  しかし、残念ながら、構成資産である「17の縄文遺跡群」に​日高地方​のものはありません・・・・・
 
 そもそも、道内の縄文文化は、​東北地方に繋がる​「南西部」​​と、​大陸方面に繋がる​「北東部」​​の2つの文化圏に分かれることが多く、​​日高地方​は「その中間地点」​にあったという事情もあります。

 しかし、縄文遺跡は、道内各地の至る所に多数存在するので、​日高地方の主な縄文遺跡​をとりまとめるとともに、​2021年秋現在の写真​​次のホームページ​に掲載しました!

​​​ ​「北海道・日高管内の【主な縄文遺跡】× 2021年秋現在【写真集】!」​
​​
 
​​​​​​​​​​ なお、​ホームページの概要​は次のとおりです。

○.縄文時代の特徴
・氷河時代が終わり、季候が「温暖化」、海水面が大幅に上昇。
・中・小型動物が多くなり、森と海が豊かになって、「豊富に食料」が得られる。
・このような環境の中、「土器」、「弓矢」、「磨製石器」の使用が始まり、土器の発明により「食料を煮たり保存が可能」に。
・「狩猟、漁労、採集」を行い、竪穴住居で「定住化」、当時の大陸のような農耕や牧畜は行わず、生物多様性の中、自然と共生。
・土器は、粘土で形を作り、「縄で文様」をつけて焼き上げ、その名前にちなんで縄文時代と呼ばれ、土器の特徴により、​【草創期、早期、前期、中期、後期、晩期】​の六期に区分


1.縄文時代(早期)の特徴 【約1万千年前~約7千年前】
・土器の「文様」が、押型文、貝殻文、縄文と変遷。
・道南西部は東北地方と同じ「尖底土器群」、道北東部はでは大陸の影響を受けた「平底土器群」が広がり、日高地方は両者が混在。
​​​​​​​​​
★田原遺跡 (新ひだか町静内田原)


★西舎遺跡 (浦河町西舎)



2.縄文時代(前期)の特徴 【約7千年前~約5千年前】
・「温暖化ピーク」を迎え、海水面が現在より数m上昇(縄文海進)。
・食料が豊かになり、「人口増加」、大集落がつくられる。
​​​​​​​​​
★中野台地A遺跡 (新ひだか町静内清水丘)


★ショップ遺跡 (新ひだか町三石旭町)



3.縄文時代(中期)の特徴 【約5千年前~約4千年前】
・「大規模集落」が多くつくられる。
・前期に引き続き、道南央部は「円筒式土器」、道北東部は「北筒式土器」が広がり、日高地方は両者が混在。
​​​​​​​​​
★エサンヌップ遺跡 (日高町豊郷)


★東洋遺跡 (えりも町東洋)



4.縄文時代(後期)の特徴 【約4千年前~約3千年前】
・気候が「寒冷」となり、食料乏しく「人口減少」。
・「土偶」や「石棒」が多くつくられ、祈りやまつりに係る高い精神性が窺える。
​​​​​​​​​
★ホロケ遺跡 (新ひだか町三石豊岡)


★エリモB遺跡 (えりも町えりも岬)



5.縄文時代(晩期)の特徴 【約4千年前~約3千年前】
・呪術的精神が高まり、「墓」は後期と同様、大規模化・集中化。
​​​​​​​​​
★額平川2遺跡 (平取町荷負)


★緑丘遺跡 (新冠町緑丘)



○.続縄文時代の特徴 【約2千数百年前~7世紀頃】
・大陸からの渡来人により、稲作と金属器が伝わり、本州で「弥生文化」が始まるが、北海道には「わずかに鉄器」が伝わったのみで、引き続き縄文文化を発展。
​​​​​​​​​
★大狩部遺跡 (新冠町大狩部)


★東歌別遺跡 (えりも町歌別)






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最終更新日  2022.01.05 17:26:27


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