カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。 今回ご紹介する山は「岩岳(いわだけ)」(丸森町・まるもりまち)です。 しっかりとした駐車場とトイレが整備されているのが第一登山口です。駐車場から階段を登ると杉林があり,心地よい雑木林に入っていきます。登山道はコンクリート製間伐の階段枠があったり,案内板が整備されていたりと,安心して家族連れで登れる状態になっています。第三登山口からの分岐がある稜線まではほどなく着いてしまう時間と距離で,あとは比較的平坦な稜線を辿ることになります。 山頂までの途中には,祠や,座っているゴリラを連想させる奇岩があります。 山頂は北側に開けて平らな大岩が並んでおり,さながら京都の清水寺の舞台に立ったような気分にさせられます。ここでは北方面の景色を満喫しましょう。北西の奥に不忘山(ふぼうさん),北東には丸森町の街並みが望めます。コーヒーを飲むのもいいし,おにぎりをほおばるのもいいです。思わずヤッホウと叫びたくなることでしょう。 十分休憩をとったら,見晴らし台を目指し,東に足を向けるところですが,すぐにこの山唯一の難所にぶつかります。岩をまいて急降下する道になっており,ハイキング気分をここばかりは払拭してください。それと嗅覚を駆使して方角を慎重に見極めること。南側斜面が開かれており,つい下って行きたくなります。ここは東に向かいます。ロック・クライミングのルートとされる場所を過ぎながら,見晴台の分岐まで進みます。途中,刈払が不十分なところもあります。稜線から北側に外れる見晴台は岩場の上にあり,西方をみると先ほどの山頂が,眼下には蛇行する内川が目に入ります。ここにも大きな畳状の大岩が敷かれています。 見晴らし台から稜線に戻って東に足を進めた,その先の第二見晴台はそれほど眺望がいいわけではありませんが,福島県新地との境に位置する鹿狼山(かろうざん)が見えます。 第二見晴台から少し稜線を戻り,分岐を確認したら第二登山口まで下山することになります。第二登山口から第一登山口までは車道歩きになります。 北西の離森側の第三登山口にも駐車スペースがありますが,トイレはありません。近隣の夫婦岩(めおといわ)とのアクセスに便利で,体力に自信のある方は2山の掛け持ちが可能です。第三登山道もきれいに整備されていて,ツツジがきれいです。 帰りのお土産にイノシシの肉はいかがですか。 標高:岩岳430m 行程:約1時間30分(休憩時間を除く。) 参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社) 労働委員会 T.M お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.21 18:43:26
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