カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。
今回ご紹介する山は「大柴山(おおしばやま)・花渕山(はなぶちやま)」(大崎市・おおさきし)です。 鳴子(なるこ)温泉から北西へ12キロメートルほど入った,オニコウベスキー場が起点になります。駐車場脇のゴンドラ乗り場からテレキャビンで一気に鍋倉山山頂駅へ移動します。ここからスタートになりますが,このコースは標高の高い大柴山から標高の低い花渕山方面への往復になりますので,帰りに体力を温存させる必要があります。 山頂駅から南東に遊歩道を進むとほどなく展望台に着きます。真向かいに荒雄岳(あらおだけ),鬼首(おにこうべ)環状盆地の外輪山の須金岳(すがねだけ),遠くに栗駒山(くりこまやま)などの眺望がきき,新緑の新鮮な空気の中で深呼吸したら遊歩道から離れます。心地よいブナ林の登山道を下り少し登り返すと,最初の目的地となる大柴山に到着です。ここは展望がないので山頂の標識を確認したら登山道を下って行きます。小向(こむかい)分岐を境に少しずつブナ林を登っていくと,このコースおすすめのゴヨウツツジの森に入っていきます。 愛子様のお印となっているゴヨウツツジ(シロヤシオ)ですが,緑がかった白い花びらで両側と頭上を覆いつつまれ,さながらツツジのトンネルが延々と続くように感じられます。 初めて見たときはその清楚さに心が洗われる思いでした。なるほど,宮中というところは見る目が違うと思いました。ぜひ記念写真をお持ち帰りください。 このあと花渕山まではブナ林の中,緩いアップダウンを繰り返すことになります。花渕山山頂はスキー場跡のリフトの終点になっていて,ここで十分休憩をとりましょう。南側が開けており,南西の方角に山形県境に位置する翁峠(おきなとうげ)が見えます。 帰りはここまで足を運んできた緩いアップダウンを戻りながら,最後に残しておいた余力で大柴山山頂へ登り返すことになります。 鍋倉山山頂駅の南側も展望が開けており,条件が良ければ山形県の月山が見えることでしょう。ぜひ一休みしてからテレキャビンで下ってください。 6月上旬がゴヨウツツジの適期となりますが,スキー場の職員の方が見ごろとなる時期を案内してくれるので,せっかく行かれるのですから,事前に確認されることをおすすめします。 下山後,時間に余裕があれば近くの吹上温泉入口付近で山菜のおみやげをあさるなり,鳴子温泉の共同湯で汗を流すなりして,帰路についてください。 標高:大柴山1,083m 花渕山985m 行程:約4時間30分(休憩時間を除く。) 参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社) 労働委員会 T.M お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.28 18:59:00
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