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大学生等を対象とし… 防災宮城さん

2010.09.21
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カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「大土ヶ森(おおどがもり)」(栗原市・くりはらし)です。

旧レールバスくりはら田園鉄道終点の栗原市鶯沢(うぐいすざわ)細倉(ほそくら)の近くにあり,地元では「文字富士(もんじふじ)」と呼ばれ,身近な里山として親しまれています。
細倉から県道180号文字下細倉線を北上し,放森(はなれもり)で左折し西進します。集落がある途中までは舗装されていますが,その先は砂利道になります。登山口はしっかりと整備されており,10台ほど駐車できるスペースがあります。
大きな案内板で山の全容を確認したら,沢に下りて,堰堤の横を登り出します。沢沿いを歩いていくと中央コースと渓流コースの分岐にさしかかりますが,渓流コースは帰路で下ることとし,ここはまっすぐ中央コースを選択します。アカマツの混じった緩やかな雑木林の中をゆったりと進んでいきます。道端にチゴユリがところどころに見えてきたかと思うと,あたり一面群生になっているところも見られます。その先,先ほど分かれた渓流コースと合流したあたりでは,キバナイカリソウが見られます。ほどなく観察広場の標識が見え,右折すると東屋のある広場に出ます。家族連れの時はここで一息入れましょう。
ここからさらにヤマツツジを見ながら雑木林を進むと,中央コースといっき坂との分岐にさしかかります。
ここでは進路を中央コースにとり,急な山腹をつづら折りに登って行きます。途中,くま落し坂や鼻こすり坂ではロープが張られた急な斜面になっており,大兎岩(おおどいわ)をはじめ奇岩がぞくぞくと顔を現わしてきます。シラネアオイ,ミヤマキンバイ,ナガハシスミレを眺めながら,ゆっくりと登って行きましょう。尾根上に出ると,山頂といっき坂との分岐に当たり,右折するとほどなく山頂に着きます。

s-s-21 大土ヶ森山頂.jpg
山頂は小さな空間があり,北に栗駒山,南は大崎平野が眺望できます。

s-s-21 大土ヶ森展望広場 (1).jpg
さらに足を進めると広い展望広場があり,南側の眺望が大きく開けています。

s-s-21 大土ヶ森広場から (1).jpg
遠望すれば,ポコポコと並ぶ七ツ森(大和町)と左隣に仙台市街のビル群が見られます。ベンチに座りながらおにぎりをほおばり,開放的な空気を満喫しましょう。
帰りは,山頂へ戻り返して中央コースとの分岐を直進し,いっき坂に向かいます。花山と鶯沢を示す鉄柱を過ぎると,ロープが張られたいっき坂に至り,斜面にはアザラシの子どもが空を見上げているような奇岩が見えてきます。坂を下りきると踊り場に出て,花山少年自然の家といっき坂を示す木製の案内板があり,ここを左折します。頭上を大きな枝で覆った,くま休み場をくぐって行くと往路で分かれた中央コースといっき坂との分岐に出合います。あとは観察広場前を通り過ぎたあたりで右折し,渓流コースへと下って行きます。

s-s-21 大土ヶ森展望広場 (2).jpg
ところどころでナメ沢も見られる沢沿いを,ゆったりとニリンソウを愛でながら下って行きます。途中,小さめの丸い岩を抱えた子生婦岩(こんぶいわ)や,頭に蔦の葉っぱを被った丸い大岩のくじら岩を見ながら中央コースとの分岐に出合い,右折して登山口まで戻ることになります。
登山適期は低山ですので,春と秋になります。秋の里山は,これから寒い冬を迎える前の心の暖となります。

s-s-21 大土ヶ森広場から (2).jpg
周辺には,国内有数の鉛・亜鉛鉱山だった旧細倉鉱山を紹介する「細倉マインパーク」や,昭和30年代を描写し話題になった映画「東京タワー」のロケ地があります。ぜひお立ち寄りください。

標高:大土ヶ森580m
行程:約2時間(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
労働委員会 T.M





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最終更新日  2010.09.22 17:20:08
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