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大学生等を対象とし… 防災宮城さん

2010.09.28
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カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「翁倉山(おきなくらやま)」(石巻市北上町・いしのまきしきたかみちょう)です。

石巻市中心部から国道45号線を北上し,石巻市河北町飯野川(かほくちょういいのがわ)から(新)北上川に沿って県道197号線を東進し,新北上大橋の手前で県道64号線へ左折し,石巻市北上町橋浦へ下って行きます。さらに県道64号線を柳津(やないづ)に向かって北上し,女川(おながわ)地区中原あたりで民家脇を右折し,飯田屋敷跡の前を過ぎ,林道の奥へ進みます。途中,道が狭く,心細くなるかも知れませんが,行き止まりには5~6台分ぐらいの駐車スペースがあります。ここが登山口になります。
沢沿いに荒れた作業道を2,3分登って行くと,右手に堰堤があり,そのすぐ左手にロープが急斜面に張り付いています。これを見逃さないことがポイントになります。ついつい,広めの作業道をまっすぐ進んでしまいますので注意してください。
登り始めは急斜面のつづら折りになっていて,座学で里山のイメージを抱いてきたのに最初驚きます。しかし,長くは続かないので安心してください。尾根上の鞍部に出ると,そこからはしばらく気分のよい尾根道を歩くことになります。

s-s-22翁倉山中腹.jpg
アカマツの落ち葉でできた高級じゅうたんの上を,トレッキングシューズが弾むように進んでいきます。春は,チゴユリ,ハウチワカエデ,ハルニレ,ツルカノソウを道沿いで見つけることができます。緩やかな尾根伝いですので,余裕を持って辺りの様子を楽しんでください。尾根歩きの終盤は西斜面を巻く感じで登りとなり,稜線にたどり着きます。
右折すると,もうひと踏ん張りです。北東に向かって2,3回アップダウンを繰り返しながら,山頂へ稜線を直進します。途中,ニオイタチツボスミレ,フデリンドウ,オオバクロモジ,ホオノキが見られ,地味な雰囲気の山という印象の割には,意外と華やかなところもあるものだと感心します。

s-s-22翁倉山スミレ.jpg
山頂は石祠の周辺が草地になっており,登りに力を注いだ体をいたわり,腰を下ろすと,手元に深い紫紺のスミレが咲いています。殺風景な雰囲気の中にあって,その色の濃さが大変印象的です。

s-s-22翁倉山から長面浦.jpg

s-s-22翁倉山から志津川湾.jpg
山頂からは南に長面浦(ながつらうら)や北上川,北に志津川湾が望まれます。国の天然記念物のイヌワシがいないか上空を見ながら,十分休憩をとってください。
帰りは来たコースを戻ることになります。ゆったりとした気分で下山することになりますが,コース最後の,尾根上鞍部から下山口までのつづら折りのところだけ気を抜かないようにしてください。

登山適期としては,落ち着いた気分の春先か晩秋がおすすめです。夏は標高が低い分,どうしても草や葉っぱの元気良さがうっとうしくなると思いますが,時期を狙えば,ひっそりとした里山の散策を十分満喫できます。

時間があったら,近くの追分(おいわけ)温泉で疲れをほぐしてはどうですか。木の香が体中にしみわたる,山間の温泉宿です。もちろん日帰り入浴も可です。

標高:翁倉山532m
行程:約2時間40分(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
労働委員会 T.M





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最終更新日  2010.09.29 08:23:09
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