カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。
今回ご紹介する山は「中ノ森(なかのもり)」(仙台市太白区・せんだいしたいはくく)です。 仙台市中心部から国道286号線を西進し,途中県道62号線に乗り換え,秋保(あきう)温泉に向かいます。温泉街手前の名取川沿いに標高300m前後の里山,赤石三山が並んでおりその真ん中,生出(おいで)小学校赤石分校の裏手に位置しているのが中ノ森です。登山口は山頂に続く鳥居で,手前に1~2台の駐車スペースがあります。 鳥居をくぐると,七夕で使いたくなるような見事な青竹が出迎えてくれます。ほどなく杉林になり,正面に社務所の小屋が見えてきます。ここの脇を過ぎると,いよいよ雑木林の登山道に入っていきます。 登山道は緩やかなつづら折りになっており,振り向けば赤石橋,足元にはイカリソウ,ジュウニヒトエ,ニオイタチツボスミレ,真横にはヤマツツジと,心地よい里山トレッキングの気分を味わいながらの登りとなります。 雑木林の中を徐々に高度を上げていくと樹間から西に秋保温泉街が見えてきて,やがて頭上が開けてくると山頂が近くなります。 山頂は正面に7つの石祠が祀られており,南から西にかけて展望が良くなっています。名取,村田,川崎方面の丘陵がなだらかに続いており,眼下の秋保温泉街の奥,西のはずれに雪を頂いた大東岳を見ることができます。この開放感のある小広場の山頂までわずか登り40分のコースとなっており,何も構えずに足を運べますので,コーヒーで一服しながらの里山トレッキングを満喫してみてください。 往復1時間余りのコースですので,時間と体力に余裕がありましたら近くの大倉山との掛け持ちも可能です。 登山適期は,標高が低くコースも南斜面にあることから,冬の日でも陽だまりトレッキングを楽しめそうですが,春先や晩秋あたりがおすすめの季節になります。秋保温泉の日帰りの湯にでも浸りながら,体にやさしい穏やかな一日を味わってください。 標高:295m 行程:約1時間10分(休憩時間を除く。) 参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社) 労働委員会 T.M お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.09 08:15:05
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