テーマ:まち楽ブログ(32348)
カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。
今回ご紹介する山は「鹿狼山(かろうさん)」(丸森町・まるもりまち)です。 県南部の角田市(かくだし)から国道113号線を福島県の相馬に向かって南下します。丸森町大内の集落のはずれに「鹿狼山登山口」のりっぱな案内標識がありますので,そこから東へ左折します。狭い山間の田畑の中を約500m進むとまた登山口の案内標識がありますので,今度は右折し狭い林道をさらに1kmほど進むと登山口に至ります。駐車スペースは2~3台分になります。 登り始めは鬱蒼とした杉林を小川に沿って歩き出します。まもなく小川を跨いで対岸に渡ると鹿狼山への案内板が出迎えてくれて,雑木林から中背の杉の植林地に移動しながら進んでいきます。突然,前方に山腹を横切って最近整備されたと思われるりっぱな作業道に出合います。 作業道を跨いで真向かいに登山道が続いており,左手に折れながら進むと尾根にあたります。この辺りからは雑木林の尾根道をゆったりと登っていくことになります。 途中,ところどころで,前方の尾根にこんもりとした樹林が見えてきて,鹿狼山山頂が確認されてきます。 山腹は開放感のある尾根道になっており,ヤマブキ,ヤマツツジ,オオバクロモジを見ながら緩い傾斜を登っていくことになります。振り返れば丸森の里山が見渡せます。 やがて宮城と福島の県境稜線に至り,右手に鹿狼山山頂,左手にケヤキコースを示す案内板のある三差路に差し掛かります。 右手に折れるとほどなく山頂へ向かう急な階段が望まれます。道端の北斜面には大ぶりのカタクリやエンレイソウが咲いています。階段を登りきると開放感のある広場があり,鹿狼山山頂となります。 鹿狼山へは今回ご紹介している西側の宮城県丸森から登るルートと,反対に東側の福島県新地から登るコースが整備されていますが,福島県側のルートは日当たりの良いハイキングコースになっており,りっぱな社殿への参詣と爽快な景色を目指し,多くの登山客で賑わっています。 山頂には休憩用の椅子,テーブルも整備されており,ここから眺める福島県新地とその向こうに広がる太平洋とのマッチングはすばらしいものがあります。はるか南西の方角には福島の吾妻連峰とおぼしき雪山も見られます。蔵王連峰方面も確認しながら山頂の開放的な空気を満喫してください。 人混みが過ぎていたら,登ってきたコースの急坂を下り,三差路を稜線伝いに直進すると,福島県側に下るケヤキコースと宮城県側に下る真弓清水蔵王眺望コースとの分岐にさしかかります。 その脇の南側斜面に階段状のベンチが整備されてあり,おすすめです。風をさえぎり,穏やかな南からの日差しを浴びた空間からは,眼下に新地の里の風景が,前方に鹿狼山山頂が見られます。 おにぎりを食べ,コーヒーを飲み,ちょっとだけ昼寝を楽しんだら下山の途につきます。稜線を三差路まで戻り,あとは登ってきたコースを素直に下ります。開放感のある尾根道は登りの時とは別の穏やかな風景を味わえることになるでしょう。 登山適期としては,温暖な福島県浜通り地方との境界に位置し,比較的低山であることから1年中登山可能となりますが,早春か晩秋がおすすめです。 標高:430m 行程:約1時間40分(休憩時間を除く。) 参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社) 行政管理室 T.M 「宮城県の山」を再開しました 全国の皆さん 世界各国の皆さん あたたかいご支援ありがとうございました 心から感謝申し上げます 今 東北人としてのアイデンティティを心から感じています 東北人としての誇りをもって 皆さんの支えをもとに 一歩一歩進んでまいります ともに前へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.01 08:18:50
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