1014301 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

プロフィール

宮城県職員ブログ担当

宮城県職員ブログ担当

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

バックナンバー

2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06

お気に入りブログ

大学生等を対象とし… 防災宮城さん

2011.06.08
XML
カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「夫婦岩(めおといわ)」(丸森町・まるもりまち)です。

宮城県最南端,福島県との県境に丸森町があり,町の南西部の筆甫(ひっぽ)集落に夫婦岩があります。近くの岩岳(いわだけ)とは地質的に違うと言われていますが,雰囲気としては岩稜の里山という感じで似ています。県道丸森霊山(りょうぜん)線の筆甫小学校の手前にある案内板を目印に,右手に舗装された町道を西進すると,左手にトイレ付駐車場が見えてきて,そこが登山口になります。
道路の向かい側に作業道跡があり,雑木林の中の広い道をゆったりと登り始めます。二股の分岐に差し掛かったら左手へ少し下り加減で進むと,まもなく杉林に入っていきます。

s-s-38 夫婦岩階段.jpg
杉林を抜けると正面にコンクリート製の階段が整備されており,しばらくは急な坂を登ることになります。登りきったところで尾根に差し掛かり,右手に歩き出すと正面に夫婦岩の山頂となる稜線が見えてきます。

s-s-38 夫婦岩フデリンドウ.jpg
頭上の開けた尾根道にはアカマツ,イタデカエデ,足元にはフデリンドウ,センボンヤリ,ニオイタチツボスミレも見られます。鎖が用意されている急登もあり,里山のイメージから少しは登山らしくなってきます。

s-s-38 夫婦岩石祠.jpg
急坂を登りきったところ左手に石祠があり,稜線の分岐に至ります。左に見晴らし岩,右手に夫婦岩と案内する標識がありますが,見晴らし岩の方面に女岩と男岩があり,標識の夫婦岩と示す方面に大岩があるということで,山の名の由来が示す場所がはっきりしません。

s-s-38 夫婦岩テーブルストーン.jpg
左手に細い稜線伝いの道を見晴らし岩へと西進すると,中小の岩肌が露出している平らなスペースがあり,女岩と呼ばれているらしいところに至ります。北西には屏風岳,不忘山の南蔵王が望まれます。さらに足を進めるとテーブルストーンと呼ばれる奇岩があります。夫婦岩の稜線全体が岩稜となっており,県内の山でもめずらしい山容を呈しています。

s-s-38 夫婦岩男岩.jpg
さらに稜線を西進すると,男岩と呼ばれる断崖が見られる見晴らし岩の展望台に至り,開放感のあるすばらしい景観が望まれます。晴天の日,もやがなければ南東方向,阿武隈山地の向こうに,福島の吾妻連峰も見渡せます。ただ,周辺はちょっとした断崖になっていますので,子ども連れの時は十分注意するようにしてください。ケガでは済みません。

s-s-38 夫婦岩大岩から.jpg
十分休んだら,石祠のある分岐まで戻り,そこから稜線をまっすぐ東進します。途中,鎖場の坂もありますが,ほとんど平坦な稜線を歩くことになります。稜線の東端に平らな岩場,展望大岩があり,そこからは眼下に山間の狭い田んぼに浮かんだ,のどかな集落が望まれます。

帰路は稜線を分岐まで戻り,尾根伝いをコンクリート製の階段まで下ります。あとは,適度な余力を残しつつ,稜線の岩稜を思い出しながら,駐車場まで戻ることになります。

近くに岩岳がありますので,体力に余裕があり物足りないと感じたら,丸森町の中心部に戻る途中,離森に岩岳の第三登山口となる駐車スペースがありますので,そこから岩岳との登山をはしごしてもいいと思います。

標高:夫婦岩572m 行程:約1時間30分(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
行政管理室 T.M

s-ganbarou_miyagi.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.06.08 08:12:08
[山登り] カテゴリの最新記事


© Rakuten Group, Inc.