いろいろ【まっち】んぐ

　をみなへし咲きたる野辺を行き廻り、
　　　君を思ひ出、た廻(もとほ)り来ぬ
　　　　　　　　　作：大伴宿祢池主(おおとものすくねいけぬし)　　万葉集より

<女郎花(おみなえし)が咲いている野をめぐっているうちに、あなたのことを思い出して、回り道をしてやってきたのですよ>


今朝はかなり涼しかったです。　お昼間はまだ残暑が厳しいですが、これからは朝夕はかなり気温が下がるので、寝冷えなどに注意したいものです。

ところで、最近の個人商店や弱小企業が抱えている悩みに後継者不足があります。　近年の経済動向により、自営業よりサラリーマンのほうが身体も精神的にも楽だ　という背景もあります。

また　大型店舗の進出により、個人商店などは活路が見出せなくなっていることもあります。　いずれにせよ、大型店舗、大企業のみが市場を握る状態は年々大きくなっています。

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町工場や商店など個人企業の高齢化が深刻化している。　総務省がまとめた2007年の個人企業経済調査によると、事業主の年齢が60歳以上の個人企業は、製造業と卸・小売業で調査を始めた01年以来初めて7割を超えた。

後継者がいると答えた個人企業は2割前後にとどまり、若い世代への事業の継承も難しくなっている姿も浮き彫りになった。

同調査は個人商店や地域の印刷所など、法人格を持たない個人経営の事業所の経営実態を把握する経済統計。　全国の個人企業は約286万あり、調査はこのうち約4000カ所を抽出して実施した。(2008年8月11日 日本経済新聞)
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値段や品揃え、販売量、生産量などは大型店舗、大企業にはとうていかないません。　しかし　すべて大型店舗、大企業になってしまっていいのか？　ちょっと疑問に思うこのごろです。


前回　「きれい好き」でも書きましたが、最近は「潔癖症」と紙一重と思えるくらいの人が多くいます。


ということで、本日のお題は　「きれい好き　Part2」

昨日のお題は　「魚が消える」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ


尚、その前に、私的なことで申し訳ありませんが、このブログに時々おいでになる、忘れな草さんのお嬢さんが本日未明　25年9ヶ月の生涯を閉じられました。　悪性脳腫瘍に侵されて10ヶ月のはかない命でした。　謹んでお悔やみ申し上げるとともに、ご冥福をお祈りします。

　　



さて、しんみりしてしまいましたが、本題の異常なきれい好きですが、例えば、公衆トイレ(洋式の場合)が使えない、もしくは、使えても便座に座れない。(ただし　公園の公衆トイレなどで、見る限り汚らしいのは除く)

また　電車やバスのつり革に掴まれない、とか、ドアノブを素手で触れない、銀行のATMやエレベーターのボタンが触れない、などなど。

公衆トイレの便座に座れない　というのはよく聞く。　そのために、最近はデパートやオフィスビルなどのトイレには、使い捨ての便座シートを備え付けてあるところも多い。

が、ドアノブを素手で触れない、ATMやエレベーターのボタンが触れない、などとなると、これはもう「潔癖症」といえるのではないか。

「潔癖症」(不潔恐怖症)は、潔癖性や不潔恐怖とも言われ、強迫神経症の一種になり、不完全恐怖の症状と重なる面の多い症状だといえます。

潔癖症は、何度手を洗っても、まだ汚れているような感じがして気が済まない。　このために、何回、何十回と手を繰り返し洗ってしまう、といった形で現れてくることが多いものです。

このように、気になることに引きずられて行動してしまうのが「強迫行為」と言われているものなのですが、潔癖症の場合、このような「強迫行為」を行えば行うほど、逆に余計に気になり、恐怖さえ感じるようになってしまうものなのです。

そして、手洗いに何時間もかけてしまうという状態になり、日常生活に支障が出てきてしまうことも、よくあるものです。

また、潔癖症の場合でも、病気が移るのではないかと、恐怖を感じるということで、疾病恐怖の症状と重なる場合も出てきます。

潔癖症に悩んでいる時は、不潔さや汚さを感じて当然の時でも、これを異常なものとか、「あってはならないこと」と考え、排除しようとしていることが多いものです。

そして、このために逆にますます不潔さや汚さを強く感じてしまい、恐怖を感じてしまうという「悪循環」に陥っていることが多いのです。

某大学教授はインドネシアを定期的に訪ね、現地の状況と住民の健康を調べてきました。　衛生環境は日本とは比べものにならないが、住民たちは決して不健康ではない　という。

「アレルギーなどは無く、肌はきれいで、日本人よりも健康でした。　身の回りをきれいにするのは悪くありませんが、行き過ぎた清潔は体に必要な菌まで追い出し、体を守ることができなくなります」と話す。　そして現代は「汚いものの存在を許さない社会」になってきたと心配する。

抗菌製品のブームもいいが、気にしすぎ、こだわりすぎや自己流の過度の清潔志向は、かえって人間の持つ耐性を弱めてしまう。


<オマケ>　シリーズ化してしまった懐メロ
「オリビアを聴きながら/本田美奈子」、「木綿のハンカチーフ/太田裕美」、「風/はしだのりひこ と シューベルツ」


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