いろいろ【まっち】んぐ

さて、この前「目薬の使用期限」、「メガネ」でも書いたように、いよいよパラリンピックが始まります。

この前　書いたように、ヘンな大人の屁理屈は要りません。　競技を見ていればわかります。　が、各選手たちの日頃の努力を知っていると、一層よくわかります。　身びいきじゃなく、第三者として・・・
　
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障害者スポーツの祭典、第13回北京パラリンピック夏季大会は6日夜、当地の国家体育場(愛称・鳥の巣)で午後8時(日本時間同9時)から開会式を行い、幕を開ける。

大会には史上最多の国と地域から選手約4000人の参加が予定され、日本選手は162人が参加する。　開会式の入場行進で、日本は陸上男子の鈴木徹選手が旗手を務める。

競技は7日から始まり、17日まで20競技で熱戦を繰り広げる。　日本は前回アテネ大会で金メダル17個を含む史上最多のメダル52個を獲得したが、今回は苦戦の予想。　金11、銀14、銅14の計39個のメダル獲得を目標に掲げている。(2008年9月6日 時事通信)
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タマにしかおいでになりませんが、このパラリンピックに「ちーさん」がアーチェリーCP部門で参加しています。(今でも北京から時々アクセスしておられますが・・・)　精一杯の競技と、お土産を楽しみにしています。　メダルもホントのお土産も・・・

本日午後9時よりNHK教育TVで中継があります。

<追記> 9/6 P.M.9:25
今　TV中継でちらっとお顔が映りました。　尚、すでにご存知の方も多いと思いますが、個人情報保護のため、あえて新聞記事の写真とかはリンクしませんでした。


さて、何の脈略もなく、本日のお題　「争い　その1」

尚、昨日のお題は　「無くてもいいもの」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ


上記のパラリンピックも、過日　済んだオリンピックも大きな意味では「争い」です。　個人間では各競技の「争い」。　そこに国の威信をかけた「争い」が裏で動いています。　まあ　このへんはまだかわいい「争い」ですけどね。

さて、世界各地で起こっている「争い(戦争)」　なぜ　こんなに争いが多いのでしょうか？

元々　人間は闘争心が強いものです。　動物が生活のため、例えば　エサを巡っての争いが絶えないように、人間も元々は動物。　狩猟などで、生活のための闘争心は誰にでも残っています。　

社会でも、学生なら受験競争、サラリーマンなら出世競争、商売なら発展競争。　そして、上記のように単なるスポーツでも闘争心がなければ勝てません。　ただ　闘争心と怒りを一緒にするべきではありません。

まず、「争い」はどうして起こるのでしょうか？

たいていの場合、きっかけはたいしたことではないんです。　それに、ほとんど場合は勘違いや過剰反応によってエスカレートします。

世の中の争いを加速させる要因は、二つあるように思います。

ひとつは、疑心暗鬼。　本当に悪意があるわけでもないのに、相手の中に悪意があると、自分が感じてしまう。・・・　この「自分が感じてしまう」というのがポイントですね。

もうひとつは、自分が正しいと思う気持ち。

個人と個人の喧嘩でも、国と国との戦争でも、それぞれが正義は自分達にあると主張して戦うわけです。　逆に言えば、「お前が間違っている」と言われるのは、誰でもいやですよね。　こういうマイナスの「刺激」に感情が「反応」してしまうわけです。

つまり、どちらが先かは別として、他からマイナスの「刺激」を与えられたときに、どう「反応」するか　です。

「刺激」と「反応」の間には、自分で選択する「わずかな時間」が与えられていると思います。

その「刺激」に対して、

「よくかみしめてみます」と「反応」することもできます。
「なんだとこのやろー！」と「反応」することもできます。

その他、どのような「反応」を選ぶのも、各自の自由です。
ただ　本当の問題は「刺激」と「反応」の間にある「わずかな選択の時間」の中にあるのではないかと思います。

また　相手が何に「反応」して「感情」を出しているのか？

議論好きの方や、論理的思考が得意な方は「感情」と言われてもピンとこなかったり、感情を論理に劣るもの、という位置づけをされがちですが、相手の言動に自分が反応した、ということは、必ず感情が起こっているのです。

もっと言うならば、問題は相手の中にではなく、そのように感じる自分の中にあるわけです。

ですから、相手を安易に否定する前に、相手の言動の何に自分は反応しているのか、なぜ自分は相手を否定したくなったのか、というところを見つめる必要があると思います。

そして、同時に、相手の言葉尻ではなく、言わんとするところ、本当に言いたいところの大筋を理解しようと耳を傾けることが重要です。

また　インターネットの普及で、掲示板やチャット上でのトラブルは、日常茶飯事にあります。　ネットで激しい表現を使う人みんなが、現実世界でも乱暴なわけではありません。　ただ　ネットは人を攻撃的にする面をもっているといえます。

それはなぜか？

まず、ネット上の「匿名性」です。　心理学の実験によれば、人は自分の本当の名前が知られず、罰を受けないときには、乱暴になりやすい　とわかっています。

現実生活では、刑罰を受けるかもしれないし、殴られるかもしれない、仕返しされるかもしれない、周囲から見下げられるかもしれない、と人は恐れます。　が　しかし、ネットでは匿名性というヨロイを着ていることができます。

いい意味で言えば「避難」することができます。　悪い意味では、言って、ヤバくなればそ知らぬ顔をすることもできます。

また　文字だけのやり取りは、情緒よりも理論が協調されやすく、誤解を招きやすいこともあります。　相手の文字の隅々まで見て、自分の意に反してれば反論したくなる。　反論された人はさらに再反論したくなる。

人が実際に会って会話するときには、相手の話に相づちを打ち、頷くことが多いでしょう。

これは、必ずしも相手の意見に賛成という意味でなくて、会話の中ではつい「うん、うん」と話を聞いてしまう癖のようなもので、無意味な頷きではあるのですが、この態度が、相手の感情を和らげる効果を持っているのです。

文字の世界ではこのようなことはあまりなく、書かれた文字のみをストレートに直訳して判断します。　そして、悪意を感じた(これも上記のように、実際　悪意があるかどうかではなく、自分が勝手に感じた)相手の文字には、より悪意を感じます。

こうして悪循環が始まれば、憎しみが増し加わり、非難と皮肉だらけの応酬になってしまいます。　まず　原点は何か、また　それはすべての人が感じることか、自分だけの感情になっていないか、をよく考えることにあります。

人はひとりひとり「違う」ということが、本当の意味でわかっていないから、対立が起こるのです。　自分と同じ考え、価値観の人はいません。　　　つづく


<オマケ>　シリーズ化してしまった懐メロ
「四つのお願い/ちあき なおみ」、「あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキコ」、「カナダからの手紙/平尾昌晃&畑中葉子」



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