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カテゴリ:主婦ネタ
雨が続いてますねぇ~ 台風がまた来ています。 この前の台風はたいした被害もなく通りすぎましたが、今度も被害のないように願いたいものです。
さて、明日からもう10月。 残暑が厳しかったのが、ついこの前のようです。 朝夕 かなり冷え込みますので体調管理には注意!です。 先月から続いている4件掛け持ちのお仕事。 同僚が今までの仕事が終わったので、1件を譲ることに・・・ 「2件でもいいんだけど・・・」と 言うと、「とんでもない!」と 即 却下された。 4件のうち3件(うち1件はオマケだけど)は、自分で夏に汗水たらして営業して取ってきた物件。 そう簡単に「忙しいからできません」とは言えません。 まあ 限度はありますが、「ください」と取りに行った以上、できるだけ精一杯ガンバルのが当然! 黙って座ってて仕事のある人には、こういう気持ちはわかないでしょうけどね。 自分で取った仕事の責任は自分でとるのが当たり前。 たとえ、部下や社員(今はいませんが)、お手伝いの人がミスしても、予定が遅れても担当である自分の責任です。 最近は不祥事を起こしても、すぐ部下やパート、アルバイトのせいにしてのらりくらりと逃げる会社幹部も多いご時世ですけど、ああいうのは「恥を知れ」と言いたい。 てなことで、お仕事多忙はまだまだ続きます。 来週には1件片付きますが、次のご予約がまた1件あります。 そろそろ疲れも出てきて、歩いていても階段やスロープなどでは足取りがちょっとヨタヨタぎみ。 あ 歳いってるからではありません。 きっぱり てなことで、業務多忙のため、お返事、ご訪問コメが遅れております。 ご容赦! ところで、「きれい好き」、「きれい好き Part2」でも書いたように、いまや除菌、殺菌、抗菌は空前のブーム。 しかし、そもそも「抗菌」と云う言葉は微生物学や公衆衛生学の用語にはありません。 どこかの家庭用品会社のマーケティングの人が考えた新しい言葉なのです。 衛生学の世界では強い順に滅菌、殺菌、消毒という言葉を使います。 消毒と云うのは、「病原菌を必要充分なレベルまで少なくするか弱くしよう」とすることで、「患部を消毒する」と言えば、 「ケガの部分についているバイキンを全部は殺せないが、患部が悪くならない程度に、傷を悪化させる種類のバイキンを殺すか、活動できなくする程度にする」ことを言います。 つまり 消毒が一番弱いわけで、「抗菌」というのは、この消毒よりさらに弱い効果しかないわけです。 ということで、本日のお題は 「除菌、殺菌、抗菌」 尚、昨日のお題は 「一晩寝かせると・・・」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ さて、抗菌グッズの他に殺菌剤の入った薬用石鹸なるものがありますが、確かに手についているバイキンの数を半分とか1/10とかにできるのですが、バイキンを殺す殺菌剤と汚れを落とす洗浄剤は、混ぜるとお互いに効き目を弱めあうので、あまり効果は期待できないのです。 薬用石鹸だからバイキンがなくなるのか、といえば、実は大間違い。 正しく手を洗えば、手のバイキンの数は百分の1、千分の1、万分の1にできるのです。 いいかえれば、そこまで減らさないと食品衛生的、医療衛生的には手を洗う意味が無いのです。 なぜなら、バイキンは超ねずみ算的に増えます。 条件が整えば、朝 弁当を作った時に100個だった一切れの玉子焼きについているバイキンは昼ごはん時には一切れに100万個になったりもするわけです。 ですから、衛生の世界ではバイキンを減らす際には、何千分の1、何万分の1、何十万分の1に減らせたかをいいます。 人の手指に付着している細菌などの数は諸説あり、手のひら1平方センチに10万個居る とか親指の先は1平方センチあたり100万を越すとか いろいろいわれます。 手に限らず、あなたの身体の表面(むろん体内も)は微生物のすみかなのです。 人の表面積はおおむね1.6平米程度で、乱暴な計算をすると、だいたい100から200億個の細菌、カビ、酵母などがあなたの皮膚の上で暮らしている勘定になります。 というわけで、抗菌グッズや薬用石鹸の「10分の1に減らせます~」は、衛生学関係者から見ると実に「馬鹿くさい」シロモノなのです。 まぁ、「家庭で料理をする前に手を洗うために使う最低限の消毒性能しかないもの」と思っていれば間違いないでしょう。 では、正しい手の洗い方は、 食品を取り扱う場合、身体の部分でもっとも食品と触れ合う機会が多いのは手指です。 ですから ハムソーセージ、乳製品、豆腐、納豆、カット野菜、調理パンなどの冷蔵流通食品業界では手の洗い方は大変やかましく言われます。 あまりにもやかましすぎて、守れていない工場もあるくらいですが・・・ また、この他に手の洗い方の大変上手なのが外科の手術医師たちです。 外科医が手術する際に洗う場合。 まず指輪と腕時計を外します。 これらはバイキンのデパートです。 手と前腕をぬるま湯でザッと洗います。 石鹸、もしくは洗浄剤で丹念に洗います。 指は広げて、左右の指を交互に組む形で洗います。 手の甲も洗います。 更にブラシで、皺の中も丹念に洗います。 これを最低3分行い、すすぎます。 次に消毒薬(逆性石鹸が多い)を手につけ同様に良くもみ洗いします。 軽くすすいで、清浄な使い捨て滅菌タオルで手を拭きます。 そして、滅菌済みゴム手袋をはめます。 この方法を続けると、はっきり言って手が荒れます。 手が荒れると手についている黄色ブドウ球菌という食中毒の原因細菌が驚くほど増えます。 外科医の医師はそうそう毎日、朝晩何回も手術するわけではないですから、これくらい丁寧に手を洗っても、実害はありません。 一番みなさんが意外に思われるのは、普通に石鹸で手を洗っただけでは手についているバイキンの数は、ほとんど減らないという事です。 汚れを落とす意味で石鹸などの洗剤で手を洗い、そして 次亜塩素酸溶液やアルコールなどの消毒液で、手についているバイキンの数を減らすのです。 最後の最後に重要なのは衛生的なタオルで手を拭くことです。 台所に良くある下げっぱなしのタオルで手を拭けば、元の木阿弥。 あれはバイキンの巣です。 使い捨てペーパータオルやロールアップ式のタオル、もしくは温風乾燥機を使って手を乾かします。 このように手を正しく洗うのは大変なことなのです。 家庭で正しい手指の洗浄が出来ていると思ったら大間違い。 この様に、手に清潔に保つ事は大変な努力を必要とします。 言い換えれば、一般家庭で、素人が微生物学的に無菌状態の食品を作る事は無理なのです。 ですから お弁当を作ったり、料理を作ったりする際には、ともかく丁寧に手を洗って、良く火を通して、すぐ冷やして、早めに食べきる。 これにつきます。 それに、そこまでしなくとも、そのくらいのバイキンでは人間は簡単に死にゃしません。 人にもよりますが・・・ ちなみに、指輪や、腕時計をつけたまま食品を加工したり、料理の下ごしらえをしている店や板さん。 味はうまいかもしれないけれど、当たる(悪い意味での)リスクも大有りです。 大切な命を守るためにご覧頂けると幸いです。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ9/10の新着は「北野・異人館街」 前回は「A. KY」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月30日 23時42分06秒
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