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カテゴリ:教育
今日も昨日に引き続いて小春日和のいいお天気。 しかし 今夜からお天気は崩れ、来週からは寒くなるのだとか。 むむむ、寒いのはヤだなあ~
さて、先日「PCの入力方式」でもお伝えしたように、非正規社員の比率が急増しています。 なかには望んで非正規社員を選んでいる人もいますが、大半は仕方なく非正規社員に就いているようです。 このたびの厚労省就業調査でも、正社員願望が強いことがわかりました。 そのなかには正社員になりたいが採用枠がない といった切実な訴えもあります。 ---------------------------------------------------------- 厚生労働省が7日公表した「働き方の多様化に関する調査結果」で、派遣労働者の半数近くが正社員で働くことを望んでいることが分かった。 不況下で、派遣労働者が職を失う「派遣切り」が広まる中、安定した雇用を求める派遣労働者の意識が浮き彫りになった。 調査は99年に始まり3度目。 昨年10月1日の状況を1万791事業所と労働者2万8783人から聞いた。 就業形態については派遣労働者の51.6%が「他の就業形態に変わりたい」と答え、希望の形態では「正社員」が91.9%。 47.4%が正社員になることを望んでいることが分かった。 理由は「正社員の雇用の方が安定している」(85%)がトップだった。 正社員の割合は62.2%(03年比3.2ポイント減)、非正社員は37.8%(同3.2ポイント増)。 非正社員を選んだ理由(複数回答)は、パート労働者は「自分の都合の良い時間に働ける」(55.9%)、派遣労働者は「正社員の仕事がない」(37.3%)がそれぞれ最多。 賃金は、派遣労働者は10万~20万円の42.2%(03年比2ポイント減)が最多、パートは10万円未満の60.3%(同9.5ポイント増)が最多で低下傾向が目立った。(2008年11月8日 毎日新聞) ---------------------------------------------------------- この前も書きましたが、企業の減産に伴う「派遣切り」といわれるものもけっこう出てきているようです。 その他にも、正規の契約終了も増えつつあります。 これからしばらくは、この状況が強くなるものと思われます。 景気回復策として、あふぉ~な●●さまが、運用は地方自治体に丸投げの、寸志ばら撒きを実施しようとしていますが、あちこちでカンカンガクガクの論議を呼んでいます。 マトモな行政というのはできないのだろうか? ま 「ふしゅう」などと平気で読み間違えるようですから、庶民の感情なんてのも平気で読み間違えているんでしょう。 で、いきなり話は変わりまして、 最近は文書を書くにも、たいていPCのワープロですよね。 特にビジネス文書は99%がワープロです。 手書き文書というのはほとんどなくなりました。 個人の手紙などは、まだ手書きも多いようですが、いかんせん手紙を書く機会が少なくなっています。 これから準備する年賀状も手書きの人は少ないでしょう。 ところで、日本語は手書きも活字も同じですよね。 まあ 草書体とか崩し文字とかいうのもありますが、原則は同じです。 ところが、英文は違いますよね。 活字体と筆記体があります。 ところが、この筆記体、今の中学生は知りません。 てか、ほとんどの学校で教えません。 今の中・高生筆は筆記体で書いた英文が読めなくなってるのです。 つまり、もうすぐ来る、クリスマスケーキやクリスマスカードに書かれた「Merry Christmas」も活字体でないと読めない。(昔はよく筆記体で書いてありました) ということで、本日のお題は 「筆記体」 尚、昨日のお題は 「ピポーピポー」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 30代以上の方は中学生になったとき初めて「英語」という学科を習うときに、そこで最初に覚えたのが筆記体だったと思います。 小学生のときの「ローマ字」では、小文字のアルファベットをブロック体で習ったはず。(ローマ字は筆記体ではなくブロック体) しかし 今の中学生は筆記体が読めないらしい。 どうして? 昔は筆記体に憧れのようなものがあって、いかにかっこよく筆記体で 自分のサインを書くか なんて練習したものですが・・・ ところが今、英語の教科書から筆記体が消えつつある。 2002年に施行された現行の中学校学習指導要領における筆記体の扱いは、「生徒の学習負担に配慮し、筆記体を指導することもできる」 これは要するに「教えても教えなくてもいい」ということ。 当然 高校入試にも筆記体の問題は出ません。 ゆえに、教えなくなるのはしごく当然になります。 それに時間も無い。 「以前は中1の教科書の巻頭でブロック体とセットで教えていた上に、1970年前後までは副教材として『ペンマンシップ』という英習字教本もありました。 ところが、現行の教科書ではほとんどの出版社が巻末の付録扱い。 分量も1ページです」(和歌山大学教育学部教授 江利川氏) また、筆記体が重要視されなくなった背景について江利川氏はこう分析する。 「ひとつは、授業時間の削減。 現行の中学指導要領では英語の授業は週3時間。 これでは筆記体まで教える余裕はありません。 次に『聞く』『話す』を中心とした実践的コミュニケーションへの移行。 また、パソコンや携帯の普及で手書き文字を書く機会自体が減少したことも背景にあるでしょう」(同 江利川氏) 一方、本家・英語圏の国々はどうだろう。 コンピューターの出現により、通信を形式化する方法としての筆記体は省みられなくなり、かつて「フェア・ハンド」を必要としていたいかなる職種も、現在ではワードプロセッサとプリンターを用いている。 筆記体教育は学校においてますます重要視されなくなり、長い手書き文が必要なテストのような状況のためにのみ残されているという。 これらの手書き文では筆記体の方が早く書けると考えられてはいるものの、この利用もまた省みられなくなりつつあるようです。 注). フェア・ハンド:タイプライター発明以前の18世紀および19世紀において、公的な通信文は筆記体により記述されていた。 これらの筆記体は見栄えの良さを意味して「フェア・ハンド(fair hand)」と呼ばれている。 「アメリカでは小・中学年程度で教えているようですが、日本と同じ事情で授業時間は激減しています。 アメリカでは19世紀から20世紀初頭が筆記体教育の全盛期。 ゆえに、いま日常的に書くのは高齢者のみです。 ふつうはカードや小切手のサインぐらいでしか使われませんね」(同 江利川氏) ちなみに、日本の英語教材に初めて筆記体が登場したのは幕末。 明治中期にはすでに筆記体練習用の「英習字帳」が文部省検定済の正規教科書になっている。 「当初は字体をかなり崩す『草書体』的なものでしたが、だんだんブロック体との中間の『行書体』的なものへと簡略化されていきました」(同 江利川氏) 日本の英語教育で150年近くも教えられてきた筆記体が風前のともしびに・・・ ちょっと寂しい気がしますね。 尚、PCのIMEに「Embassy JS」というフォントがあり、これを選ぶと「筆記体」が書けます。 ただし すべての「筆記体」には変換不能です。 <オマケ> シリーズ化してしまった懐メロ 懐かしのアメリカンポップス 「ロリポップ/コーデッツ」 、「シェリー/フォーシーズンズ」、「ワシントン広場の夜は更けて/ヴィレッジ・ストンパーズ」 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ11/11の新着は「CAもプロレタリアか?」 前回は「医療費、介護費用」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月15日 10時22分42秒
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