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カテゴリ:教育
さて、本日は昨日の消えてしまった記事の再チャレンジ。
今日は無事UPできました。 以前 「ヘリコプターペアレント」でも書きましたが、今 学校でモンスターペアレントが問題になっていますが、最近 PTAが崩壊しているところが多く、これも一因になっているようです。 ということで、本日のお題は 「教師Vs親」 尚、昨日のお題は 「プルキニェ現象」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 千利休のしたたかな身のこなしをご紹介 「PTAが黙ってない!」といえば、かつては学校内で不祥事が起きたときの常套句だった。 それがいまや、たいした問題でなくても黙ってない! という増殖する「モンスターペアレント」たちが大勢いる。 ちょっと手を出せば「暴力行為」と責められる。 ま 教師のほうも手加減がわからないのが増えたせいもあるが・・・ 親の圧力も、過剰すぎる「個人主義」の時代に突入した。 昨年、子供の小学校のPTA役員を務めた川崎市在住のYさんがこう言う。 困ったのは、次期役員を依頼するために他の保護者の家庭をまわった時でした。 今はプライバシー保護の関係で、最近のクラスの「連絡網」には生徒の名前と電話番号しか書いていない。 これがまたおかしい。 とは言っても、名簿を業者に売払う不届き者もいるので自衛手段かもしれないが・・・ それぞれの保護者に電話して居住地を聞き出し、「だいたいこの辺り」と目星をつけて一軒一軒訪ね歩いた。 他の保護者と一対一で膝詰め談判するのだが、「やります」と快く引き受けてくれる人はほとんど皆無。 何度も通いつめてようやく口説き落とす と言う。 「結局5人の役員が決まるまでに2か月~3か月かかりました。 これはうちの小学校だけではなく、市内の学校はどこも一緒です。 タマに『やります』と手を挙げてくれる人もいるのですが、そういう人に限って宗教団体や左翼団体の活動家だったりします。 かといって、みんなが「やりたくない」と断わってくるなか、自分から手を挙げた人をムゲにするわけにもいかず、本当に困ってしまう」と Yさんは嘆く。 この例のように、前任者の推薦で次の役員が決まる学校はまだいい。 最近の公立小中学校では、会長以下PTA役員のなり手がなく、しかたなくくじ引きで選んでいる学校も多い。 今年4月、新しいPTA役員の選出のため、東京都下のWさんの娘が通う小学校教室にクラスの保護者が夜の7時に集まった 学級委員長と副委員長、それから5つある委員会の役員を決めようということになったが、交通安全委員会の役員が決まっただけで後は何も決まらない。 「どなたか立候補される方はありませんか?」 昨年学級委員長をやったWさんが声をかけるが、誰も応じない。 「仕事がある」、「下の子がまだ小さい」、「夫の両親の介護をしなければならない」、「母子家庭だから」と、それぞれに事情があって立候補者はあらわれない。 「やっぱり今年もまたくじ引きのようですね」 Wさんは苦笑したが、他の母親たちを責めることもできない。 昨年、自分もそうやってくじ引きで委員長に選ばれたのだから・・・ Wさんのように、くじ引きでPTAの役員を決めるところは地域社会の伝統がない新興住宅地ほど多いようだ。 さりとて、学校行事に熱心な保護者が歓迎されるかといえば必ずしもそうではない。 「子供たちの登下校のために7年間、無償で交通整理をしてくれた 元巡査の○○さんに感謝状を贈ろう」 都内江東区の小学校でPTA会長をしていたKさんが役員会でそう提案したところ、「前例がない」との理由であっけなく却下された。 結局 感謝状の贈呈はKさんの会長権限で実行されたが、役員会の事なかれ主義に疑問を感じたKさんは翌年も続けるつもりだった会長職を辞した。 他にも、校内に保護者のための「ご意見箱」を設けるなど、PTA改革を推進したが、かえって煙たがられる結果となった。 「要するに仕事が増えるのが嫌だということでしょう。 そんなPTA活動だったら、これ以上続ける意味はないと思って辞めました」 とかく「親の義務」と勘違いされがちなPTAだが、実際には「自主的な任意団体」である。 「親に見せたくない番組」ランキングなど、メディア監視で知られる日本PTA全国協議会にしても、頂点に位置する統括組織というほどの支配力はない。 それでもかつてPTAといえば、学校やメディアへの「圧力団体」と揶揄されるまでの強固な組織力を有していた。 同時に、PTAが親と教師の間の仲介役として機能してきたのも事実だ。 ところが、これまでみてきたように、PTAの弱体化はここ数年で顕著になった。 実際に、東京都の公立中学校では、PTA協議会への参加率が07年は約5割にまで落ち込んでいるという。 そこで気になるのが、昨今話題となっているモンスターペアレントとの関係だ。 「給食費を払っているんだから子供に『いただきます』と言わせるな」、あるいは「義務教育なんだから給食費を払う必要はないだろう」というようなクレームをつけるモンスターペアレントたちの増殖。 そんななか最近では、学校教員が保護者との衝突で心身に変調をきたし、果ては自殺に追い込まれるなどの例が多く報告されている。 川崎市では、家庭訪問の際に担任教師は「あまり生徒の家のなかを見てはいけない」と学校から指導されているという。 だから一軒の家庭訪問にかかる時間は5分から10分程度。 いくらプライバシーが大事だからといって、これでは玄関先での立ち話くらいしかできず、個々の家庭の事情などわかるわけがない。 この続きは、別ブログ「クレーマー保護者」で、 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/2の新着は「クレーマー保護者」 前回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月02日 21時43分34秒
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