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カテゴリ:ビジネス
風邪 鼻水と咳だけで、ひどくはありませんが、腰がだるい。(元々 腰痛持ちなので) で、今はまだ忙しくないので、お休みしました。 今月末に出図だそうだから、来週は忙しくなります。
さて、企業の減産で、派遣社員の削減や正社員までが削減対象になってきました。 当然 今春の新卒採用数も減ってきています。 以前に「理系は不景気でも有利?」で書きましたが、不景気なときは文系採用は削減対象になりますが、理系は削減数が少なく、または予定通り採用することが多くあります。 というのは、元々 理系社員の数が少なく、慢性不足ぎみだからです。 このように、理系は数が少ないんです。 なぜ 数が少ないか? 理由は簡単。 学生の理系離れ。 それに、不足だからといって優遇されるか、といえばそうでもない。 この前も書いたように、企業では文系の人間が役員や社長の座につく場合が多いからです。 しかし、この未曾有の不景気で、企業のあり方が問い直されつつあります。 今までの経営方法でいいのか?と。 ひょっとしたら理系が文系を出し抜くかもしれません。 ということで、本日のお題 「理系社長と文系社長」 尚、昨日のお題は 「冷え性の改善」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 「物作りの国」、「技術立国」などと言われ、製造業を中心に成長を遂げてきた日本ですが、肝心の製造業がハンパない苦境に立たされている今、どうやったら不況から抜け出せるんでしょうか? こんな問いに対して、「理系出身の社長が増えれば日本経済は上向きます!」と、力強く答えてくれた人がいます。 『「理科少年」が仕事を変える、会社を救う』(彩流社)の著者・出川通さんです。 出川さんはそう言いますが、日本では会社社長のほとんどが文系出身で、理系出身は3割程度しかいません。 上場企業における社長の出身学部ランキング(「東京経済統計月報」2003年4月)を見ると、経済・法・商・経営で半分以上。 工学部出身の社長は20%程度でした。 やっぱり、経営に近い勉強をした人や、営業や管理部門など、やのマネジメントに慣れている人が経営をした方がいいんじゃないでしょうか? 「日本の高度成長を支えた“工場型物作り”では、人やカネのマネジメント力に長けた文系経営者がベストでした。 高い技術力を持つ日本の技術者たちを使って、どうやって効率よく均質な製品を作るか。 そして、完成した製品をどのようにして売るか。 それを考えるのが当時の経営者の仕事でしたから、自分自身が技術者である必要はなかったのです。 でも、デジタル化が進んだことで細かなノウハウを数値化できるようになり、高い技術力がなくても高品質・高効率で生産できるようになってしまったし、コスト面でも海外にはかなわない。 もう、今までのビジネスモデルでは通用しません」と 出川さんは言う。 今までのやり方では「どうやって造るか」が大事だったけれど、これからの経営者はマーケットのニーズを押さえたうえで「何を創るか」を考えなければならない とも言う。 今までのように、大量生産で安くすればいいというものではなく、消費者が何を求めているか ということを考えた上で「物作り」をしなければ売れない。 そうなると、営業力や管理能力以上に、技術やマーケットが分かる経営者が求められる。 つまり、 「そこで強みを発揮するのが、私が『理科少年』と呼んでいる理系出身者です。 理科少年は商品を生み出すベースとなるテクノロジーを知っている。 そして、経験・理論・データをもとに着実に物事を進行できる。 それでいて、新しいモノを作り出そうとする好奇心・チャレンジ精神・冒険心を持っている。 『こういう現象が起こるのはなぜだろう』、『これは何からできているんだろう』、『どうやって作るんだろう』 というように、未知のものにワクワクできるのはサイエンスの心ですからね。 そういう思考を持った人がトップに立ったら、常に未来を見据え、世界と渡り合えるオンリーワンの技術・商品を生み出す会社になるはずです」と言う。 そういえば、アメリカにはマイクロソフトのビル・ゲイツが、日本にもソニーの井深大やホンダの本田宗一郎 といった技術者出身の経営者がいて、どの会社も独自の商品開発力で世界トップにのぼりつめています。 彼らのような「理科少年」のスキルとマインドを持った経営者が増えてくれば、日本経済も元気になるかもしれないですね。 それに、元々 理系は文系も兼ねることは出来ることが多いですが、文系は理系を兼ねることは出来ないことが多い。 もっとも、例外はありますが、一般的にはそういえます。 文系の仕事だと思われがちの“経営”を、理系の人がやるとどうなるのか。 経営学部というのは文系ですから・・・ ただ、文系出身社長に比べれば全然少ないものの、数にすればけっこういる理系出身社長。 「理系の人は経営に向いていないんじゃないの?」なんて、漠然と思っていましたが、ビル・ゲイツや本田宗一郎といった神様級の理系社長がたくさんいることを忘れてました! そもそも理系の人は「計算」も得意なんだから、数字の管理だって得意なはずで、つまり、理系の人は考え方を変えれば、経営に向いているんですね。 まあ 分野によっては「計算が苦手」という理系の人もいるでしょうが、そういう突っ込みはなしで、総じて文系の人よりは得意だという前提でお願いします。 あとは、「よっし、いっちょ経営をやってみるか!」と思ってくれる理系の人がどれだけいるか・・・ 理系の人はあれこれ画策するのが嫌い。 というより、出来ない。 あくまでもストレート。 実は、そこが一番のネックだったりするかもしれませんが、これを機にそんな人が増えることを願ってます。 それが、今の「物作り」を忘れた日本の企業に必要なことかもしれません。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/2の新着は「クレーマー保護者」 前回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月19日 00時39分29秒
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