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カテゴリ:主婦ネタ
さて、ひな祭りの にごり酒、あ 違った! しろ酒は用意して準備万端にしたでしょうか? ステキな出会いを祈りつつ・・・
ところで、最近 ウイスキーを炭酸水で割った「ハイボール」が居酒屋などで人気を集め、家庭向けでも高アルコールのビール類などが売れているそうです。 不況下で「強い酒の方が安価にほろ酔い気分を味わえる」と考える左党が多いのか? 「ハイボール」? 若い方にはなじみの薄い名前ですが、ご年配の方には懐かしいお酒。 ということで、本日のお題は 「ハイボール」 尚、昨日のお題は 「ひな人形」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 日本では、ウイスキーのソーダ割りだけをいうように思われがちですが、元々スピリッツをはじめあらゆる酒がベースになり、ソーダだけでなく、ジンジャー・エール、トニック・ウォーター、ジュース類など、各種のドリンクで割ったものをハイボールと言います。 Highballの語源は諸説あり、一説には、ゴルフ用語のハイ・ボール(High‐ball:高い球)からきたといいます。 これは、イギリスのあるゴルフ場のカウンターでウイスキーを飲んでいた人が、急に自分の打つ順が来たことを知らされ、慌ててそばにあったチェーサーにウイスキーをあけ飲んだところ非常においしかった。 そこに、たまたまハイ・ボールが飛んできたので、この名前をつけたという。 他にも、かつてのアメリカの鉄道で使われていたハイ・ボール信号機からきたという説など、諸説あります。 昔はトリスバーの定番メニューでした。 あ トリスバー って? と 思われるでしょうね。 昭和30年(1955年)前後に生まれ、爆発的な人気を呼んだ庶民的なバーで、トリスウイスキーをソーダで割ったハイボールが主力製品でしたが、カクテル類も人気がありました。 サラリーマンや大学生が気軽に訪れ、グラスを傾けながら民主主義を語り、文学・芸術を語り、人生・恋愛を語る舞台であり、新しいライフスタイルを象徴する場でもありました。 トリスのハイボールは大阪では「トリハイ」、東京では「Tハイ」という愛称で呼ばれていました。 アンクルトリスのCM →「Uncle Torys saloon」 ウイスキーでシェアトップのサントリーは08年9月、「角瓶」で作るハイボールの居酒屋への売り込みを強化。 結果、取り扱い店は4か月で2.5倍の約1万5000店に増え、角瓶の販売数量は08年に前年比で2%増となりました。 いまや家庭向けでも、高アルコールの商品が人気になっています。 キリンビールが08年10月に発売した「第3のビール」の「ストロングセブン」はアルコール度数が7%と高く、価格は350ミリ・リットルで140円前後と、ビールより安い。 09年1月末までに約270万ケース(1ケース=大瓶20本換算)販売されました。 ニッカウヰスキーの缶入りハイボール「ブラックニッカ クリアブレンドハイボール」(アルコール度数9%)も、08年の販売量が前年比で2割増えた という。 「アルコール度数が高い方がお得と感じるのではないか」と分析されているそう。 トリス、ニッカ、オーシャンなどチェーンバー華やかなりし昭和30年代、ウイスキーは炭酸割りが主流でした。 それがいつしか水割りにとって代わられ、炭酸割りは一部のファンだけの楽しみになった。 さらに焼酎ブームの余波で、ウイスキー市場は年々、減少。 国税庁によるとウイスキー類は昭和55年の36万キロリットルをピークに減り続け、平成18年は約4分の1の9万キロリットルにまで落ち込んだ という。 そんな中、なんとか人気を取り戻そうとサントリーが昨年から本格的に打ち出したのが角瓶で飲む「ハイボール」 これが手応えがあり、角瓶は昨年 173万ケース(1ケース12本)と前年度2%増に。 僚酒の「オールド」は約50万ケースで、3倍以上に達した という。 「いや驚きました。 ハイボールを飲んでると、『それ何?』と若いお客さんが聞いてくるんです」とサントリー神戸支店の矢口竜・企画業務担当部長。 逆に団塊の世代以上は「そういえば、昔よく飲んだ」と懐かしがるという。 昨年、支店社員が店回りの度、「神戸で一番、ハイボールを売ってるのはウチや」と自慢するオーナー、バーテンが多いことに気づいた という。 そこで、上記のように、「角瓶」で作るハイボールの居酒屋への売り込みを強化した というわけ。 そうして盛大な表彰式まで組み込んだ「カク戦争」を聞きつけ姫路、芦屋、西宮、尼崎の各市まで参戦店が広がり、約100店の大イベントになった。 結果、神戸市中央区の「ベルベット ピーチ ヘブン」(11席)が126本で1位。 100店合計で2660本も売り上げ、期間中、神戸支店の業務用市場でも対前年比150%を記録したそう。 なぜ神戸でハイボールが売れるのか? 1) ハイカラな港町だから、いち早く洋酒文化が根づいた 2) 六甲山系にわき出る炭酸水が決め手 3) バー比率が高い(全国平均の1.3倍)などの理由を矢口部長はあげた。 コンテストで最大の売り上げ200本を記録した神戸市中央区のバー「ASHIBE(アシベ)」(40席)のオーナー、川田篤生さんは「なぜか平成7年の阪神大震災以降、愛飲者が増え、最近特に注文が多い」と話す。 また、大阪の十三(じゅうそう)といえば知る人は知る歓楽街。(今は少々寂れましたが) その拠点となる阪急十三駅近くに『十三トリスバー』があります。 1956年(昭和31年)創業。 50年近い歳月を積み重ねた店は、大衆的な中に風格さえ漂っています。 看板にトリスと書かれた店を見かける機会が少なくなっただけに、昭和30年代のトリスバー・ブームを体験していない世代でもレトロな味わいに酔うことができるでしょう。 古くて新しいハイボール。 昭和の高度成長を支えたサラリーマンの活力源だったハイボール。 じわじわと、しかも着実に復権しつつある。 尚、過去ログに「スピリッツの魅力」、「スピりッツ PART-2」、「スピリッツ PART-3」、「カクテル」があります。 お時間のある方はこちらもどうぞ。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月04日 12時51分34秒
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