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カテゴリ:主婦ネタ
「豚インフルエンザ」の感染者が成田空港の従業員にも出ました。 下火になったとはいうものの、まだこれからぼちぼちは出てくるでしょう。
しかし 熱に弱いそうなので、夏場にかけては一旦 収まると思います。 再発は気温が低くなる秋で、怖いのはそのときに変異することです。 以前のスペイン風邪や鳥インフルなども、2回目のときに強毒性になってます。 この前 「空港などではサーモグラフィーで熱のある人がいないかチェックしているが、この装置で発見が難しいことは数年前の"SARS(重症急性呼吸器症候群)"騒動のときに実証済みだ」と書きましたが、 そもそもサーモグラフィーは、医療現場から有効性に疑問の声が出ていました。 SARSの時に使用されたデータでは、3500万人のスクリーニングで発見は0。 検疫所のデータでも症状が発見できた確率は0.02%だった という過去があります。 なのになぜムダ(多少の効果はありますが)なことをしたのか? 今回、厚労省はサーモグラフィーを151台も緊急購入しました。 新型インフルエンザ発生報道後の4月下旬に突然、価格が1台180万円から300万円に跳ね上がっていたのです。 厚労省の購入価格は時期的に見ても後者のはず。 そりゃあ資本主義社会では需要と供給の関係で、供給より需要が多ければ価格上昇は避けられません。 しかし、あまりにもの上昇ぶり。 何か臭いません? 以前からある、社保庁不祥事といい、郵便割引不正事件、はるか昔は薬害エイズ事件に収賄の岡光事件。 どうやら厚労省は疑惑の巣のようですな。 しかも 証拠隠蔽、改ざん、破棄の名人。 都合が悪くなったら証拠隠滅して、何食わぬ顔で逃れようとする。 そういうのを「腐った根性の人間」と言うのですが(世間にもけっこういますが)、それにしても悪質。 厚労省は謎ばかり。 謎は謎を呼ぶ。 今 厚労省分割でもめてますが、解体したほうがいいのでは? で、話は変わりまして、本日のお題は謎は謎でも 「Fの謎」 尚、昨日のお題は 「お酒とカラー」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 小学生のころ、「鉛筆は2BかHBを使いましょう」と言われて、文房具屋で見つけた"F"の鉛筆に、かなりテンションが上がった記憶がある。 "F"って何! と・・・ 新しい鉛筆が出たのか?と。 さっそく親にその謎めいた鉛筆を買ってもらった。 ところが使ってみると、これがなんとも普通。 濃さも書き心地もHBとそんなに変わらないし、高級感があるわけでもない。 テンションは一気に下がり、一度使っただけで、その後"F"が鉛筆立てに鎮座したまま。 大人になってから、その記号の意味を知った。 "B"はBLACK(黒い)、"H"はHARD(硬い)、そして"F"はFIRM(引き締まった)という意味なのです。 また "F"は最新のものでもなく、昔からある"H"と"HB"の間の濃さの鉛筆なのだ。 ただ 疑問は残った。 どうして意味ありげに"F"なんていう別格っぽい記号がつけられてるのか? "B"と"H"だけで片付く話じゃないんだろか? と・・・ 「鉛筆の規格はドイツで決められたから、調べてみないと分からない」(日本鉛筆工業協同組合)とのこと。 そこで、文献などを探してみると、鉛筆の歴史が詳しく記されている「鉛筆と人間」(ヘンリー・ペトロスキー著)という本に"F"が誕生するまでの経緯が書かれていた。 19世紀 鉛筆の濃さの表し方は国や業者によってさまざまだったそうで、数字で表す業者や、"H"(HARD)と"S"(SOFT)で表す業者など、いろんな規格が乱立していた。 そんな中で、ロンドンにあるブルックマンっていう鉛筆製造業者が、"B"と"H"で表示した鉛筆を作った。 画家が求める濃い鉛筆のグループを"B"、製図者が好む硬い鉛筆のグループを"H"として、濃さと硬さのランクを数字で表した。 多くの人に使われ始めると、"B"と"H"の間にニーズがあることが分かり、いくつかの製造業者が"HB"を作った。 そして"HB"と"H"の間に"F"が作られた。 つまり "B"と"H"という、まったく別モノのラインが最初にあって、その間の濃さを埋める過程の中で"HB"が生まれ、さらに"F"が生まれた。 濃さとしては "HHB"なのだけど、3文字での表示はスマートじゃないからか、新しく"F"という記号が作られたってわけ。 こうして、19世紀の段階ですでに"F"は誕生していた。 この記号は世の中に浸透し、しばらく乱立してた濃さの表示は、20世紀になって統一されたという。 ちなみにこの先、新しい鉛筆の記号が生まれる可能性はあるのか? 「現在の鉛筆で、すでにきれいなグラデーションになっておりますので、さらに細かく定義するのは技術的に難しいと思います」(三菱鉛筆株式会社) 手作りだったら、微妙に違う濃さの鉛筆を作ることはできるという。 でも、鉛筆は大量生産する必要があるから、品質が維持しづらいんだとか。 ということで、新しい記号が生まれる可能性は、あまりなさそうです。 謎めいた鉛筆記号"F" その誕生には、結構お勉強になる鉛筆の歴史が詰まってました。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ5/27の新着は「なりすまし 実証」 前回は「豚インフルエンザに漢方?」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月01日 08時51分08秒
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