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カテゴリ:古典
最近 曇りがちなうっとうしいお天気が続くと思ったら、どうやら梅雨のようです。 九州から東海にかけて"入梅した模様"と本日 気象庁が発表しました。
ところで、最近 長野「善光寺ご開帳」といい、東京国立博物館で開催された「国宝阿修羅展」といい、お参りや「阿修羅像」などの仏像拝観への人出が多くなっています。 共通するのは、やはり「不安感」で、現在の世相を浮き彫りにしてるのでしょう。 不安感が増すと、流行るのは宗教。 特に新興宗教が流行ります。 イチガイに新興宗教が悪いとは言えませんが、怪しげなものが多いのも新興宗教です。 ヘンなものにはまらないよう、気をつけたいもの。 私は今は一応 無宗教ですが、若かりしころは教会にも通ったことがありますし、また 母が亡くなってからは、代々の家の宗派である浄土真宗の経典を勉強したこともあります。 また 友人の勧めである宗教の座談会にも何度か行ったことがあります。 既存の宗教にはそれぞれ良いところがありますし、信じることによって精神的なカテは得られると思います。 まあしかし、結局は自分自身ですけどね。 しかし、世相を反映して、これからも神社・仏閣への拝観数は増えると思います。 ところで、神社といえば「巫女さん」がいますよね。 今は神社の事務方の奉仕仕事が主な業務の脇役ですが、昔は神の言葉を得て、他の者に伝えることが役割とされていました。 つまり 神社の主役だったわけです。 ということで、本日のお題は 「巫女」 尚、昨日のお題は 「清洲城」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 上記のように、巫女は主として日本(大和)の神に仕える女性のことをいい、古来は神の言葉(神託)を得て、他の者に伝えることが役割とされていました。 『古事記』、『日本書紀』に記される日本神話では、天岩戸の前で舞ったとされる天鈿女命の故事にその原型が見られ、また 『魏志倭人伝』によると、卑弥呼は鬼道で衆を惑わしていたという。 平安時代には神祇官に「御巫(みかんなぎ)」や天鈿女命の子孫とされた猿女君(さるめのぎみ)の官職が置かれ、神楽を舞っていたと推定されています。 猿女君:古代より朝廷の祭祀に携わってきた氏族の一つで、アメノウズメを始祖としている。 また 神社では巫女による神楽の奉納が見られ、歌舞伎の元である「かぶきおどり」を生み出したとされる出雲阿国(いずものおくに)は出雲大社の巫女であったという説もあります。 しかし 現代では巫女は神社に勤務し、主に神職の補助、また 神事において神楽・舞を奉仕する女性を指し、巫女に資格は必要ない。 神職には資格が要ります。 基本的には資格が必要とされないため、心身ともに健康な女性ならば巫女になることは可能。 意外と巫女になりたい という女性が多い。 そこで、「巫女さん入門」という行事をやっている神社がある。 「萌え~」なコスプレ巫女ではなく、れっきとした本物の神社の巫女さんの「歴史文化や礼儀や心得を学ぶ」ための講座で、秋葉原の氏神様 神田明神で2006年より毎年夏休みに開催されています。 ただ 高校生~22歳くらいの未婚女性が対象ということで、年齢制限がある。 講座内容は、朝一の集合から、まずは巫女衣装の着付けを学び、その後は正座にはじまる立ち居振る舞い、神道の基礎知識、日本の精神文化や「心のありよう」についてなど、「学校では教えてくれないこと」が中心らしい。 参加時は茶髪にピアス、ネイル不可、携帯電話の使用は一切禁止とのことで、現代のおしゃれはご法度。 元々この講座は秋葉原という町に根ざした神社である神田明神が、アキバにあふれる金髪やピアスの「なんちゃって巫女」を見てショックを受け、「本物の巫女文化を神社として伝えていきたい」という思いからはじまったのだそうだ。 「秘書検定」などよりレアな体験であることは間違いないので、「巫女さん入門」の一日体験談はさまざまな自己アピールの場面でも、ちょっとした注目を集めることができるのかもしれません。 今年も6月より募集がはじまるが、すぐ定員が埋まる人気講座ということで、興味ある方はウェブサイトで募集開始の日程などぜひお見逃しなく。 また、遠方の方には昨年、朝日新聞社より『巫女さん入門 初級編』という本も出ているのでそちらで勉強することも可能。 ウェブサイトはこちら→「巫女さん入門 神田明神」 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ 更新しました ●別ブログ 6/8の新着は「皆既日食」 前回は「なりすまし 実証」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月10日 11時02分44秒
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