|
カテゴリ:主婦ネタ
今日は朝から 昨日に続いて、関東・甲信越も入梅宣言がされました。 これで、本土のほとんどが梅雨となります。 うっとうしい梅雨ですが、稲の生育には欠かせない雨なのです。
これから高温多湿の季節になります。 食材をダメにしてしまうことも多い季節です。 食材の管理には充分気をつけたいもの。 この前、「お酒とカラー」で、「以前『食の5原色』で食べ物にはおいしそうに見える色があり、また 5原色を揃えると栄養バランスも良いと書きました。 『おいしそうに見える色』、これはお酒でも同じで、特に『カクテル』などはそうです」と書きました。 食べ物のおいしそうに見える色に加えて、大事な要素があります。 それは、その食べ物を入れている器。 よく小料理屋などでは、食べ物にふさわしい色や形の器に入れて出されますよね。 もちろん料亭などでは、その食材にふさわしい焼き物(器の)が選ばれます。 庶民にはあまり縁はないところですが・・・ 家庭では、なかなかそこまで気を配れないものですが、器の色は注意したいもの。 この前の「お酒とカラー」でも書いたように、人は形より色に敏感に反応します。 せっかくの料理も器がアンバランスではおいしさも半減します。 だから 家庭用には無地やワンポイント柄程度の器が多いのですけれど、うまく選べばおいしさも倍化します。 特に和食は・・・ ということで、本日のお題は 「器とカラー」 尚、昨日のお題は 「巫女」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ まず 和食には焼き物の器が欠かせません。 ひとくちで焼き物といっても千差万別。 実用品から美術品に匹敵するものもありますが、ここで言うのは、一応 実用品に限定します。 焼き物には粘土でつくる陶器と、陶石(石の一種)でつくる磁器があり、この製法や使い方の違いといったものがあります。 そして 全国にある焼き物の産地によって色合いや形、手触りなどにそれぞれ特徴があります。 まず、日本の焼き物には日本独自の焼き方を継承する焼き物として、日本六古窯があり、丹波焼、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、備前焼、越前焼、があります。 六古窯は全て、国指定伝統的工芸品で、これ以外は中国大陸や朝鮮から渡来した技術によって始められたものです。 ただ、他にも有田焼、美濃焼など日本独自と大陸との融合したものもあり、また 唐津焼などは日本独自の焼き方ではないにしろ、器としてよく用いられます。 それぞれ特徴を簡単に言えば、 例えば、有田焼の古伊万里や柿右衛門の色づかいは、赤や青にゴールドを加えたバランスのいい色彩。 加賀百万石の九谷焼は、赤、青、紫、黄、緑の五色を使った九谷五彩なども華麗な磁器で芸術品と呼ぶにふさわしい風格を漂わせています。 美濃焼や唐津焼などに代表される陶器は、土の色を生かした素朴で味わい深いものが多いのに比べて、有田焼などの磁器には色彩が豊かで華やかさがあり、実用品だけではなく装飾目的で作るられるものも少なくないそうです。 このような器に料理を盛り付ける場合、どちらかといえば素朴な味わいをもつ陶器にはカラフルな料理を、色彩豊かな磁器にはシンプルな色の料理を盛り付けるとバランスがとれてより美味しそうに見えます。 また 信楽焼は室町時代から茶道具として発展してきましたが、明るいブラウンやベージュの落ち着いた色合いは、カラフルなパスタ、彩りのある野菜の煮物などがよく似合います。 この器ならどんな料理を作って盛り付けをすると、料理が引き立ち、美味しく見えるのかを考えるのも、料理を作る楽しみのひとつと言えますね。 もっとも、日々の家事に追われている主婦としては「そんな悠長に考えてるヒマはない!」と言われるかもしれませんが、タマにはこういうことを考えながら作るのも楽しいのでは? あと もうひとつ大事な要素は照明による色合いですが、これはまた後日に・・・ なぜか大学からアクセスの多い別ブログ 更新しました ●別ブログ 6/8の新着は「皆既日食」 前回は「なりすまし 実証」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月10日 21時09分07秒
|
|