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カテゴリ:フィクション
某国は今 核開発に躍起になっている。 核爆弾製造につながるウラン濃縮計画を宣言、圧力強化による核放棄に応じないとの立場を明確にした。(恫喝ともいう)
そのためか、国連安全保障理事会が12日、北朝鮮の核実験に対する制裁決議を全会一致で採択した公式会合に、北朝鮮の代表は出席しなかった。 「北朝鮮は国連脱退を検討しているのではないか」との見方も出始めている。 国内の跡継ぎ問題も紛糾しており、自暴自棄になって何をするかわからない状況にある。 また 良識のある一部の反逆者(改革者ともいうが)を閉じ込め、静粛する動きもある。 ミサイルはバンバン打ち上げるわ、核実験はするわで、今までの「ガキ大将の駄々っ子」が駄々をこねている状況ではなくなってきたようだ。 【プロローグ】 尚、これはフィクションであり、登場する団体、人名などは実在する団体、人名と何ら関係ありません。 梅雨明けした沖縄、奄美地方は日差しの強い日が続いている。 まだ 夏のバカンスシーズンには早いが、今年は「皆既日食」現象でツアー客がひしめいている。 特に奄美北部・トカラ列島、屋久島、種子島などは超満員。 元々 宿泊施設などが限られている島だが、今年はキャンプ地を作ったりして受け入れ確保に躍起だ。 また 交通機関も普段は定期便のフェリーや連絡船だけであるが、旅行社などがチャーター便の船や飛行機を手配して運航しているため、航路・航空路も過密状態。 とにかく、普段はひなびた島が都会の喧騒並みに人がひしめきあってる状況だ。 地元観光関係の人にはいい稼ぎにはなるだろうが、無縁の地元民にはいい迷惑である。 その証拠に、空き巣や車上狙いなど、今までなかった事件が相次いでいる。 にカギをかけないで出かけるのが常態の地元民にとって、施錠しなければどこへも出かけられない などというのは、うっとうしいことこのうえない。 7月末のある日、インドネシア・スマトラ島で「新型インフルエンザ」の感染者が多数発見され、またたく間に数100人に拡大、数人が死亡した。 少し前、今度の新型インフルエンザは人に感染しやすいように変異した という発表はあったが、熱に弱いはず。 熱帯地域で感染者が出ること自体が考えられない。 ということで、本日のお題は 「列島危機」 尚、昨日のお題は 「デジカメ写真の画質」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ インドネシア・スマトラ島の感染者は数日間で数千人規模にまで拡大し、インドネシア政府も対策に手を尽くしてはいるが、もう手に負えなくなってきている。 むろん 世界保健機関(WHO)は急遽 観察員を派遣し、原因究明に努めてはいるが、あまりにも感染力が強すぎ、また 致死率も高すぎて、検体の採取がままならない。 観察員の懸命の努力の結果、高温に強く、感染力も格段の強い突然変異を起こしたことがわかった。 しかし その分、今回の変異種は低温には弱いらしい。 これで、高温にも低温にも強かったら、とんでもないことになる。 人類の破滅にも導きかねない。 が しかし、以前オーストラリアで流行った、低温に強い在来種もまだあるからやっかいだ。 2種類の新型インフルエンザが氾濫すれば、熱帯地域、寒冷地域ともに危険になる。 つまり 世界中が危険 ということになる。 これは まさに人類存亡の危機ともいえるのだ。 皆既日食も終った奄美地方は元の平穏な生活に戻った。 ゴミやら放棄されたテントなど、その後始末には行政やら、地元民やらが数日間かかった という。 「兵どもの夢の後」である。 鹿児島県庁の職員 用 健二はその後片付けに借り出されたひとりである。 普段は福祉関係の職場にいるが、今回の皆既日食騒動であちこちの部署から臨時に要員を出している。 「ホントに都会者の無責任ぶりにはあきれるな。 まだまだ使える物がいっぱい放置されてるよ」 まあ 都会の大型ゴミの中にはまだまだ使える物がいっぱい捨てられているのと同じである。 それにしても日本人のブームに弱い兆候はまったく変わっていない。 ブームに踊らされるとともに廃れるのも早い。 こんなことだから最近の日本は世界経済から遅れをとるのだろう。 確たる信念がなく、あちらこちらと流されるのみ。 まあ 日本人の勤勉さ、頑固さはもう過去のものとなって久しい。 8月になり、いよいよ夏のバカンスシーズン目前。 これからまた観光客の多いシーズンになる。 沖縄などは知名度もあり、通年観光客はいるが、奄美はまだやはり夏場のみだ。 皆既日食で全国的に知名度アップしたから、今年からは少し多くなるかもしれない。 沖縄並みとはいかないまでも、夏場以外にも観光客が来てくれたら島の経済も少しは潤う。 とはいえ、それは犯罪などの悪い面も増えることになるのだが・・・ 8月○日 沖縄で新型インフルエンザ発症者が出た。 インドネシアで猛威を奮った、突然変異種の新型インフルエンザだ。 沖縄県庁、福祉厚生省関係者も色めきだった。 なにしろ この突然変異種は致死率が格段に高いのだ。 沖縄で食い止めることができるか。 それが勝負である。 続く・・・ 尚、私のブログ仲間、秘密の洗体レディさんが、この度 本を出すことになりました。 6/12 にamazonから発売されています。 「おくりびと」の実態をとくとご覧あれ。 本にはおもしろおかしく書かれてはいますが、実態はかなり悲惨なこともあります。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ 更新しました ●別ブログ 6/8の新着は「皆既日食」 前回は「なりすまし 実証」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月15日 21時28分04秒
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