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カテゴリ:ビジネス
1日遅れの日記です。
ずーっと前 「コミュニケーション」で、 ----------- 「争い その1」で書いたように、人が実際に会って会話するときには、相手の話に相づちを打ち、頷くことが多いでしょう。 これは、必ずしも相手の意見に賛成という意味でなくて、会話の中ではつい「うん、うん」と話を聞いてしまう癖のようなもので、無意味な頷きではあるのですが、この態度が、相手の感情を和らげる効果を持っているのです。 また 価値観というものは十人十色であるから、自分の価値観をムリに他人にあてはめない。 これは非常に大事なことです。 これを怠った場合、たいていはトラブルになります。 まだまだありますが、とうてい書ききれないので、そのうちに・・・ 続く ----------- と書いて、ずーっと忘れてました。 あ 歳のせいではありません。 きっぱり! で、今日はその続き 「コミュニケーション Part2」 尚、昨日のお題は 「高齢犬に多い病気」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ まず 「相づち」ですが、日本人の話を聞くときに、「相づち」を打たずにじっと相手の目を見てみてください。 きっと相手は不安になって「わかる?」、「聞いてますか」というような反応をすると思います。 なおも黙っていると相手は話をやめてしまう、という報告もあります。 つまり、日本人の会話では、聞き手は何も言わず、話し手だけが一方的に話しつづける、という図式は存在しないのです。 適度な「相づち」が、日本語でのスムーズな会話を進めるための必須要素になっているのです。 これに対し、海外の人と英語で話す場合は「相づち」がなくても、相手は日本人より長い時間話し続けると予想されます。 英語のコミュニケーションにおいては、聞き手が「はい」や「ええ」、「うん」などに相当する言葉を頻繁に挟むのは、邪魔で失礼な行動だとされてます。 相手の目を見てじっと聞くのが、よい態度であるからです。 こうした違いを教育されなかった方は、英語で話すと、相手の話にうなずきながら、つい“Yes”を連発してしまいがちです。 これでは英語を母国語とする話者に違和感を与えることになります。(英語だけではありませんが・・・) また 中国人日本語話者が上司の話に「うん、うん」と「あいづち」を打つので不快だという苦情も耳にします。 これも、日本語の「うん」によく似た中国語の「相づち」を、そのまま使ったからなのです。 しかし 英語でも「相づち」はありますし、重要なことではあります。 よく、通訳などが「hahan」、「oho!」などと言ってることがあると思います。 ただ 日本語よりも頻度は少ないだけです。 つまり 「相づち」の打ち方や、どんな表現を使うかには、それぞれの言語や文化による違いがあり、日本語の場合はより重要なので、もっと相づち教育をする必要があると言えます。 「相づちはとても大切」であることはほとんどの人がわかっています。 しかし 相づちの重要性はわかっているのに、具体的なやり方を知っている人は驚くほど少ないのです。 「相づちは、相づち。 どんな相づちでもいいんじゃないの?」という、きわめて大雑把なことしかわかっていないといえます。 また、交渉術においても相づちは効果を発揮します。 ビジネスの交渉術において正しい相づちのルールのひとつは、自分にとって好ましい発言をしてくれたときと、そうでないときとで、“明らかな差をつける”ことだという。 最初から最後まで、ただニコニコしながら、首を振っていればそれでよい、というわけでもないのです。 このルールは、ノースキャロライナ大学のチェスター・インスコ博士が明らかにしたものです。 博士が、学生名簿から175人をランダムに選んで電話をかけ、博士が望んだような発言をしたときには、「そう、そうですね」(good)とポジティブな相づちを打ち、 望ましくないような発言をしたときには、「ふぅん」(huh)と、ネガティブでそっけない相づちを打つようにしたところ、その学生は博士が望むような発言のほうをたくさんするようになったというのである。 このデータは、相づちによってこちらの思いどおりに相手を誘導できることを示しています。 また カウンセラーは患者が、気の弱いことばかり言っているときには、そっけない相づちを打ち、患者が、前向きなことを口にすると、「そう! その気持ちが大切なんだ!」と、相づちで励ますという。 そうやっていると、患者は、だんだん気の弱いことを口にしなくなり、代わりに積極的なことを口にするようになるそうです。 カウンセラーは相づちによって、その発言を誘導していくのです。 もし 交渉相手があなたにとって厳しい要求やら、とても飲めないような条件をつきつけてきたときには、冷たい相づちを打つか、まったく相づちを打たないのが正しい。 頭を少しもタテに振らず、不賛成であることを示すのである。 逆に、相手の態度がゆるんできたり、少しでも妥協するようなことを口にしたら、その発言を強化するために、「オー ありがとうございます」などと、大きな相づちを打ってあげるのだ。 こういう使い分けができなければならないのである。 相づちに関して、もうひとつのルールを紹介すると「なるべく頻繁にやれ」ということです。 とはいっても過度はいけないが・・・ ウェスタン・イリノイ大学のジャック・ハワード博士が、就職面接を受けているビデオを実験的に作成し、ある人物が「90秒おき」に相づちするものと、「120秒おき」に相づちするものを作って、116人のビジネスマンに見せたことがある。 ビデオは7分間だった。 尚、登場人物はどちらも同一である。 そして、ビデオを見せた後でそれぞれの応募者について評価を求めたところ、90秒おきに相づちしているほうが、はるかに「優秀そうに見える」ことがわかったのである。 同一人物でも相づちの頻度を変えると、優秀そうに見えたり、見えなかったりしてしまうのです。 基本的に相づちは頻繁にやったほうがいい。 ただし、相手がこちらにとって好ましい発言をしてくれるときと、そうでないときでは差をつけることも忘れてはならない。 またまた書ききれないので、そのうちに・・・ 続く 尚、私のブログ仲間、秘密の洗体レディさんが、この度 本を出すことになりました。 6/12 にamazonから発売されています。 「おくりびと」の実態をとくとご覧あれ。 本にはおもしろおかしく書かれてはいますが、実態はかなり悲惨なこともあります。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ 6/8の新着は「皆既日食」 前回は「なりすまし 実証」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月24日 19時54分41秒
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