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カテゴリ:フィクション
キングオブポップスと言われていたマイケル・ジャクソンさんの死亡に世界中が騒然とした。 ここ数年、奇行や裁判でメディア騒がすことも多かった。
頻繁に繰り返された「整形手術」で、抗生物質の効かないメチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)に感染し、年中体調不良を訴え、鎮痛剤の常用もあったという。 裁判や体調不良の心労などで、体力は衰えていたのかもしれない。 英ロンドンでの復帰公演を目前にした急死。 個人的には、あのいじくりまわした顔は好きではなかったが、歌やダンスは類をみないものだった。 世界のスーパースターに合掌! ところで、最近 各メディアから鳴りをひそめた「新型インフルエンザ」ですが、日本でもまだ発症は続いており、感染者は1000人を超しました。 尚、前回の 「列島危機 Part2」で、タイ・バンコクで新型インフル発症 と書きましたが、はからずも現実に27日にはバンコクで新型インフル初の死者が出ました。 また 27日現在 タイでは1209人の感染が確認され、少なくとも3人の在留日本人も含まれています。 まだまだ この先、充分な注意が必要です。 ということで、本日のお題は、連載フィクション 「列島危機 Part3」 尚、昨日のお題は 「危険な愛」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 万葉の頃、2人の天皇に愛された額田王のお話 ●尚、これはフィクションであり、登場する団体、人名、固有名詞などは実在する団体、人名、固有名詞と何ら関係ありません。 前回のストーリーはこちら→「列島危機 Part2」 日本政府も沖縄で新型インフル発症者が出たとあり、沖縄県庁、福祉厚生省関係者はおおわらわだった。 そして、福祉厚生省から大臣へ、そして総理へと緊急に伝えられ、総理直轄の対策本部を作ることになった。 各医療機関の関係部門教授などが召集され、対策本部のアドバイザーとなる。 また 国内の製薬会社のトップや研究部門の長なども召集された。 本土に感染すればもっとおお事になる。 なんとか沖縄で食い止めることができるか、それが勝負である。 そして、鹿児島県庁にもその事は伝わってきた。 なにしろ 海を隔てているとはいえ距離的にも近い。 そのせいもあって商用で沖縄~鹿児島間を行き来する人は多い。 特に奄美大島などは本土へ行くより沖縄のほうが近いのだ。 鹿児島県庁奄美出張所の職員 用 健二にも厳重注意の通達がきた。 直接業務ではないが、管轄の同じ福祉関係の職場だからだ。 しかし 今は何をして良いのかわからない。 通達を出した本庁も同じであろう。 その頃、大型クルーズ船"あかつき丸"が台湾を過ぎようとする頃、船内の乗客の数人が高発熱を訴えた と船医から船長に報告があった。 船長に緊張が走った。 仮に新型インフルだとしても、船内ではその確認のしようがない。 また 完全な隔離施設もない。 とりあえず沖縄寄港はしないでおこう と決めた。 会社無線で擬似患者発生の概要を伝え、沖縄無寄港の進路変更の承認を得ることにする。 この報告は会社から政府福祉厚生省および対策本部にも伝えられた。 さて、はじめの発生源であるインドネシア・スマトラ島では戦場のような騒ぎになっていた。 病院は患者であふれ、医療従事者でさえ感染する始末。 むろん 世界保健機関(WHO)をはじめ、世界各国からの応援は続々到着していた。 薬品や防護服なども軍用機で大量に運ばれ、発生から10日を過ぎ、やっと落ち着きつつあったが、島民を含め島内の2/3が感染する といった異常事態になっていた。 そして 新型インフル発生当時、スマトラ島から出国してタイ・バンコクに一時入国した行方不明の2人だが、未だに発見されていない。 パスポートでは、50歳の男性は「蜂谷太郎」、28歳の女性は「麻生真由美」、日本人となっていた。 インドネシア政府観光局のMr.スミトロはふと思いついた。 「ひょっとして・・・」とつぶやき、発生当日のホテルの部屋割りを探してみた。 感染者が出たのは、彼らの居た階の人たちが一番先だった。 しかも彼らがチェックアウトした後だ。 一時入国のタイ・バンコクでも彼らが入国した後に感染者が出ている。 「まさか?」 続く・・・ 尚、私のブログ仲間、秘密の洗体レディさんが、この度 本を出すことになりました。 6/12 にamazonから発売されています。 「おくりびと」の実態をとくとご覧あれ。 本にはおもしろおかしく書かれてはいますが、実態はかなり悲惨なこともあります。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ 6/8の新着は「皆既日食」 前回は「なりすまし 実証」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月28日 14時49分31秒
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