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カテゴリ:アウトドア
長野県諏訪地方などで8日午後から大雨が降り、各地で河川の増水や土砂崩れが相次ぎ、茅野市で女性1人が用水路に流され死亡。 諏訪市では約650世帯に避難勧告が出ました。
昨日は兵庫県でも11人死亡、8人が行方不明(8/10 12:13現在)になっています。 その他、各地で大雨のよる被害が出ています。 また 台風9号が西日本に近づいており、今後、四国から関東甲信にかけての太平洋側で大雨になる見込みだそうで、充分な注意が必要です。 日本列島は一部を除いて梅雨明けしたはずなんですが・・・ どうなってんの、この天気? ここ木曽へきてから1週間、晴れたのは、はじめの3日間だけ。 さて、お盆休みで帰省している人も多いと思います。 また 夏休みで海や川遊びに行く方も多いでしょう。 しかし、毎年 この頃に水の犠牲者が多いのも特徴です。 先日も海山事故、8人死亡、4人行方不明になっています。 「海山事故、8人死亡、4人不明」(共同通信) 尚、時間の経過とともに記事が指し代わることがあります。 もし、遊びに行った先の海や川で、流されたり、落水したりして溺れかけている人を見つけたとき、どうすればいいんでしょうか? ということで、本日のお題は 「水難救助」 尚、昨日のブログは 「ナガサキ」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 溺れかけている人を見つけたとき、自分も水に飛び込んで助けに行かなくては と思いがちですが、それはよくありません。 泳いで助けに行くのは最後の選択肢です。 溺れかけている人は何かにつかまって、空気を吸いたい一心でもがいていますから、救助する際に安易に近づくと抱きつかれてしまいます。 そうすると救助する側も溺れてしまうことになります。 泳いで救助するためには、泳ぐ力や救助に必要な知識・技術を持っていないと共倒れになってしまいますので、冷静に判断することです。 はじめに、他に協力者がいるかどうか、使える道具があるかどうかを考え、協力者がいれば手分けして救急隊へ通報し、また 救助方法の選択すべきです。 道具は引き寄せて助けられるロープ、太めの紐や棒、それが届かなければ、投げ渡せる浮かぶもの(浮力体)を探します。 次に、自分が救助のために水に入る必要があるかどうかを考えましょう。 道具を使うにしても、陸上から渡したり投げたりして届くか、腰まで水に入れば助けられるか、といったことです。 道具を渡すためにどうすればいいか、周囲の状況に応じて判断しなければいけません。 陸上から届く場合でも、岩などから滑り落ちた人を助けるときに滑り落ちた同じ場所から救助を行うのは危険です。 違う安全な場所から助ける必要があります。 着衣状態で水中に落ちてしまった人が無理に泳いだり暴れたりすると、無駄に体力を消耗してしまったり、衣服の間にある空気(浮力)を失ってしまったりするため危険です。 救助する側も、浮かぶものがあれば、それを渡して呼吸を確保させることが一番重要なのです。 浮力体は空気が入っているもの、空気を入れて浮力を得られるもの、浮かぶ素材を使っているものがあります。 例えば クーラーボックスや大きなペットボトル、ビニール袋、水筒などでもOKです。 身体を完全に浮かせる浮力はなくても、口と鼻を水から出して呼吸を確保できればいいわけです。 ビニール袋も逆さにして口を開けて空気をためれば、浮き袋になります。 パッと見て使えそうにないかもしれませんが、水を少し入れれば溺れかけている人の近くに投げてあげることもできます。 ただ 穴が開くと使えなくなるので、2リットルや4リットルのペットボトルがあれば、それを投げて併用させるか、持ち替えさせればいいでしょう。 ペットボトルも中身がたくさん入っていると使えないと思ってしまいますが、中身を抜くのにそう時間はかかりません。 完全に空にしてしまうと投げにくく、風に流されやすくなるので、少し中身を残して投げてあげれば投げやすくなります。 投げるときは相手の顔や頭に当てないように気をつけながら、水の流れや風も計算して手の届く範囲に投げてあげることが大事。 海の場合、風が強ければ着水後も風で流されることがあり、相手の風上に投げてあげた方がいいそうです。 溺れかけていたら、道具を使って引き寄せたり、浮かばせたりできないか、冷静に迅速に考え、もちろん通報も行うこと。 非常時にはパニックにならない心がけ、知識を頭に入れておくことが大事なようです。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ 更新しました ●別ブログ 8/06の新着は 「山小屋メンテナンス」 前回は 「排除措置命令」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月10日 12時57分29秒
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