テーマ:旅のあれこれ(10278)
カテゴリ:タイに行きタイ!
タイという国は思い切り熱帯に属している訳で、とにかくほぼ一年中常夏です。・・・常夏って書いちゃうと、なんだか南国の島のイメージで「青い海・白い砂浜・・・」とかなんとなくさわやかなイメージです。もちろん、プーケットとかサムイとかはまさにそのイメージどおりなんですが、バンコクとかの都市部はねぇ・・・。まぁ、常夏に変わりないんですが、爽やかさとはほど遠い感じです。日中はとにかく、息をするのも面倒なほどクソ暑い! ただ、一年中クソ暑い中でも、一応季節らしきものは存在します。もちろん、日本の国土の約1.5倍位の大きな国ですから、南部と北部では気候が違いますが、バンコクを基準に考えると、今の時期(11~1月位)は「乾季」にあたります。一年を通じて一番雨が少なく、気温も一番低い為我々日本人にとっては一番過ごしやすいベストシーズンです。そんな訳で、この時期ちょっとでも暇がある人は迷うことなくタイに行くべきです!(笑)。乾季のタイでは、日中はともかく夜間や早朝には少々肌寒く感じる事もあるので、この時期タイ旅行に出かける人は1枚くらい薄手の長袖シャツ持って行った方が良いと思われます。 そして、その次の季節(3~5月位)は、逆にタイで一番暑い時期になります。この時期は文字通り灼熱の太陽がジリジリと照りつけて、日中の最高気温は軽く35℃越え!夜になってもあんまり気温は下がらず、一日中暑いままです。でも、個人的にはこの時期のタイが一番好きです。だって、わざわざ熱帯地方に行ったのに、気温25℃ですとか言われちゃあ、納得できませんからねぇ。やっぱり、空港から一歩外に出たとたんモワァッとした熱気と、なんとなくドリアンっぽい独特の香りがしてこないとね~。 また、この時期には有名な水かけ祭り「ソンクラーン」があります。元々タイの正月に相当する仏教関連の行事で、聖なる水で身を清めて今年一年の無病息災を祝う祭りなんですが、最近ではタイの若者やファラン(白人)あたりがこれに便乗して大騒ぎを繰り広げてます。もっとも、地方からバンコクに出稼ぎに来ている人の多くはこの時期帰省しますから、バンコクでも観光地でない場所では人がまばらでひっそりなんてこともあります。もし、ソンクラーンを満喫したいならバックパッカーの聖地「カオサン」がお勧め!ただ、大騒ぎしているのはファラン(白人)中心ですけど。タイ人は慎み深いので、こちらが非タイ人だと思うとあまり過激に水を掛けてきません。でも、お祭り好きのファランときたら容赦なしですから(笑)。やはり、馬鹿騒ぎを楽しむって事では我々日本人は欧米人の足元にも及ばないようです。ソンクラーンについては、その時期に詳しくレポートいたしましょう! ジリジリと焦げ付くような暑季が終わると、今度は雨季(5~10月位)がやってきます。元々タイでは乾季を除くとほぼ毎日スコールがありますが、これは短時間それこそバケツの水をひっくり返したような雨が降ってきて、あっという間に晴れ上がり、あたジリジリトした太陽が・・・って言うパターンなんですが、事雨季に関しては一日中雨が降り続くことも珍しくはありません。しかも、その量がシトシトって言うレベルではありませんから困ったものです。昨年末のタイの水害騒動は、タイの北部で雨季に大量に降った雨がゆっくりとバンコク郊外の海に向かって南下し起こった災害です。その辺りを考えればこの時期はタイ観光に最も向かない季節と言えるかもしれません。 ちなみに、バンコク付近の平均湿度は1年を通して90%以上と安定したミストサウナ状態なのでその辺りもある程度覚悟していった方がよろしいかと思われます。日本の夏であれば、汗をかいても爽やかな風がそよげば・・・って、そんな状況はタイではありえません。ただ、その代わりと言っちゃあなんですが、建物の中の冷房の効き具合は異常と言えるレベルです。まぁ、タイ人はガンガンに冷房を効かす事がもてなしだと考えているところがありますから。とにかく、ホテルの部屋やレストランなどで、室温が20℃前後って言う事も稀ではありません。外は38℃とかあるのに・・・。こんな状態で、外をほっつき歩き汗ダクダクになって、身近なレストランに駆け込むと・・・まぁ、ほぼ確実に風邪を引きますね。また、タイを訪れた多くの日本人が下痢っちゃうみたいですが、個人的にはその原因は生水や食事にあるのではなく、この屋内外の温度差と汗にあるような気がします。対策としては、こまめに汗に濡れた上着を交換する事、そして上半身はシャツ一枚ではなくその下に肌着を着込むと屋内外の温度差対策としてはかなり有効だと思います。それに、汗ダクダクでべっとり濡れたシャツ着て街中を歩いているなんてみっともないですからね。肌着を着ていれば、その上まで汗が滲み出てくるなんて事も防げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/01/08 03:46:22 PM
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