テーマ:旅のあれこれ(10278)
カテゴリ:タイに行きタイ!
タイの公用語は当たり前すぎますが「タイ語」です(笑)。比較的外国人と接する機会の多いバンコクではデパートやホテル、商業施設などで働いている人を中心に英語を話す人も多少見かけますが、基本的に英語は通じません。もちろん、我が国同様「ハロー」や「ハウマッチ?」など片言の英語は、その辺のオジチャンやオバチャンでも理解しますけど。特にバンコク以外の都市、さらに田舎の方に行けば、うっかり英語なんて話そうものならばたちどころに辺りの人はびっくりして逃げていってしまうくらい見事に通じません。 そんなタイですから、日本語なんてもっと通じません。バンコク郊外の人の中には日本人に会った事がないなんて人も大勢いたりします。以前、タイ東北部(イサーン地方)の農村部を旅した際、現地の子供に「日本って知ってる?」と尋ねた所、全員から「日本って何?」と言う答えが返ってきて、驚いた事があります。普段は非国民並みに日本を軽視している男ではありますが、妙なものでこういう場面では変に愛国心が芽生えるものです。「お前ら、学校でちゃんと地理の勉強してるのかぁ?」なんて言って、思わず地面に小石で世界地図書いて子供たちに地理の授業をしちゃいました(笑)。タイ人で片言の日本語が話せる人に出会ったのならば、観光業に従事しているか日本人向けの歓楽街で働いているかのどちらかと考えてほぼ間違いない程、日本語を話す人に出会う機会はありません。 そんな訳で、基本的にタイに行った際にツアーのお決まりのコースを逸脱して楽しみたい人には最低限のタイ語は必要です。もしくは、「英語or日本語を話せる友人兼通訳」を確保する必要があります。私のように毎月のようにタイを訪れている人間ならば、現地に知り合いを作る事も可能ですが観光客となるとそれも難しいでしょうから、がんばって必要最低限のタイ語は覚えていきましょう。以下に、そんなタイ語の基本中の基本をいくつかご紹介します。 まずは「サワディー・K」、これは「こんにちは」の意味です。当然の事ですが、人と会った時に挨拶はしなくちゃね。ちなみに「K」とは日本語で言えば「です」「ます」に相当する丁寧語で、文の最後に付け足します。また、男女の区別があり男ならば「カップ(クラップ)」、女性ならば「カー」となります。また「K」単体で、「Yes」と言う意味で用いる事も出来ます。それと、あくまでも丁寧語ですから、友人やそこらのガキンチョ相手に「K」を連発する必要はありません。 次に「コップン・K」、これは「ありがとう」の意味です。タイではこの言葉を言いながら、両手を顔の前で合わせてお辞儀する「ワイ」と呼ばれる挨拶が常識です。 次は「タウライ?」、これは「いくらですか?」って言う、観光客にとっては必需品とも言える言葉です。正確には「ラーカー(値段)・タウライ?」ですが、「タウライ?」だけでも問題ありません。「タウライ?」は元々「いくつ」とか「何歳」など数に関係した言葉なので、それらの意味でも使用できます。もっとも、せっかく値段を尋ねても相手が勢いよくタイ語で返答してきたらお手上げですから、そんな場合は紙に書いてもらうか、電卓を渡して値段を打ち込んでもらいましょうね(笑)。 また、タイに限らず東南アジアの雑踏をほっつき歩いている時にうっと惜しいのが物売りです。基本的にきちんとした商売の人は店舗を構えていますから、いきなり話しかけてくるのは大概いかがわしい商売の人と考えて間違いありません。「イミテーションのロレックス売り」・「格安のルビー売り」・「絶対儲かるカード賭博の誘い」はたまた「風俗のポン引き」etc。こいつらは基本鉄面皮ですから、あいまいに笑みなんか浮かべて対応しようもんなら5分でも10分でも辺りをギンバエのようにまとわりついてきてイライラさせられます。そんな時は、きっぱりと「マイ・アオッ!」って言ってやりましょう!これは「いらないっ!」って言う意味です。不思議なもので、英語で「No Thank you」って言っても全然効き目ないんですが、タイ語で「マイ・アオッ!」ってやると、あっさりあきらめて姿を消してくれるものです。多分「おっ、こいつはタイ語を話せるから相当タイに慣れ親しんでるな。じゃあ、騙すのは無理か」ってな所でしょう。 後は「ホンナーム・ユー・ティーナイ?」、「トイレはどこですか?」も覚えておいた方が無難かもしれません。ただ、いかがわしい場所でうっかりトイレの場所を尋ねたりすると、非常にデンジャラスな空間に連れて行かれる場合もありますから、場所を考えて使ってください。かつてベタファームの親父に連れられてバンコク近郊都市のバーに行った際、「ホンナーム・ユー・ティーナイ?」といった所、店員にトイレに連れて行かれたところまでは良かったのですが、なぜかトイレにはたくさんのオカマが。しかも、奴らの一人が私に近寄ってくるなり「500バーツ」って言うではありませんか。「はぁ?トイレで小用たすのになんで500バーツもかかるんだよっ!」って思いましたが、要はオカマが別の欲求を解消してくれる場所だったらしいです(涙)。基本的に、そっち系の気はこれっぽっちもないばかりか、どちらかと言えば嫌悪している人間なので、前述の「マイ・アオッ!」って必要以上に強くきっぱりと宣言して、自分で(当たり前か)小用を足しましたが、オカマ達の熱い視線を背中に感じながら用を足すのは、想像以上にデンジャラスでエキサイティングな体験でしたね~。また、麻薬や覚醒剤の販売場所になっていることもあるらしいので、十分注意してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/01/25 05:07:02 PM
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