ノソブランキウス・ギュンテリー インスタントメダカvol.03
学名:Nothobranchius guntheri (Pfeffer,1893)通称:ノソブランキウス・ギュンテリー体長:4.0cm分布:アフリカ;タンザニアのザンジバル島飼育:★★(普通)繁殖:★★(普通) 今日紹介するのはノソブランキウス・ギュンテリー、ノソブランキウス属の入門魚と呼ばれる事の多い丈夫で飼育しやすい種類です。どうも、我が国では入門魚や初心者向けと紹介されると、なぜか軽く見られる傾向にありますが、その美しさは昨日紹介したラコビーにも決して負けていないと思います。入門魚であることや安価である事と、観賞魚としての価値はまったく関係ない事のはずなのに、なぜ我が国では価格=価値みたいな図式が出来ちゃったんでしょう。世界的に見て結構、恥ずかしい事だと思います。 ところで、ギュンテリーという名称ですが、これは有名な動物学者Gunther博士にちなんで命名されたもの。通常、我々はこの博士の事をギュンター博士と読みますので、そこから考えると本当はギュンターィと発音すべきかも。また、アクアリストによってはガンサーアィと呼ぶ人もいます。いつも言っているように、アクアリストは学者じゃないんですから呼び名なんて気にしなくても良いのですが、海外のアクアリストと話をしていると時たま困る事があります。例えば、昨日のN.ラコビーもバンコクのブリーダはラチョウィと発音しているので、はじめの内お互いに相手がどんな魚の話をしているのかさっぱり判らず苦労しました(苦笑)。 この魚の呼び名の話はともかく、N.ギュンテリーは確かにノソブランキウス属の中でも飼育・繁殖が容易な部類に入ることは確かです。水温・水質ともにあまり神経質じゃありませんし、繁殖も容易、しかも産卵数も多く孵化までの所要日数も短いとそれこそいい事尽くめです。ここで、ノソブランキウス属の入門魚を挙げろと言われたら、このギュンテリー、後述するN.コウサウサエそしてN.パトリジィあたりでしょうか。もっとも、バンコクのブリーダーに言わせればラコビーも十分入門魚だそうです(苦笑)。 このN.ギュンテリーにも色彩変異がやっぱり存在します。N.ギュンテリー・ゴールドとN.ギュンテリー・フジミーと呼ばれる系統がそれですが、これは今まで紹介してきたノソブランキウスの色彩変異と異なり改良品種です。ゴールドのほうは冒頭の写真の原種からメラニンが抜けたもの、つまり本来褐色の地色が鮮やかな山吹色に染まります。また、フジミーの方は更に赤い色彩までもが抜け落ちてしまい、全体的に淡いブルーの体色です。一見すると、すでに紹介したN.エガーサイ・ブルーに良く似てます。どちらも、それなりに美しいのですが問題はフジミーというネーミング!皆さんは何でこのネーミングになったと思います?さて、ここで問題です!ノソブランキウス・ギュンテリー・フジミーのフジミーというネーミングの由来は?正解者の中から抽選で1名様に、ギュンテリーの休眠卵の在庫は今無いから(笑)N.ラコビーの休眠卵30粒をプレゼントいたしましょう!!皆さんふるって御応募くださいね(笑)。締め切りは8/3いっぱいと言う事で・・・ちなみに、ヒントとしてかなりくだらないレベルのネーミングである事をお教えしておきましょう。うーん、レベル的にはプレコの仲間のマツブッシーと同じくらいのレベルでしょうか(笑) イキナリ話が切り替わりますが、本日のベタ紹介を・・・ 以前一度紹介した事のある、黄金色のプラカットがついにバンコクで市場に出回るようになってきたようです。ベタでイエローと言うカラーは、日本人にはなぜか好まれないのですがここまで色鮮やかなら話は別でしょう。また、中国人を中心に風水を信仰する人たちの間では金運を呼ぶ魚として非常に人気が高いそうです。ただ、個人的な意見を言わせていただければ、その美しさには脱帽いたしますが金運どうこうと言う話になると眉唾ものかと・・・(笑)。なぜって、まったく効果が認められないからですっ!(爆笑)