ソルソルテトラ はたしてメジャーになれるかどうか?
今日のアップはソルソルテトラです。比較的最近になって輸入されて来るようになったカラシンで、学名などはまだ判りません。外見からはHemigrammus属かHemibrycon属あたりが怪しいのですが・・・。輸入業者の話によるとペルーから輸入されてくるとの事で、体長は4cm位でしょうか?それ以上のサイズの個体は見かけた事はありません。 この「ソルソル」とか言う妙なネーミングは現地の言葉で「夕日」を表しているそうです。・・・って、確認したわけではなく業者の言い分をそのまま皆さんに伝えているだけなんですけどね(苦笑)。確かに変なネーミングですが、それほど抵抗ありません。私がいつもこのブログで馬鹿にしている「和製英語」とは次元が異なるものなので、以前このブログで紹介した「ハラハラキャット」同様それなりに納得できる命名根拠だと思います。それに、憶えやすいですからね。これが、「ヘミブリコン・トリデンス」とか言われちゃったら今の人気は半減してると思いますよ(笑)。 カラーリングにはレッドタイプとイエロータイプがあり、ショップで販売されている時は赤ソルソルと黄ソルソル(笑)に分けて値段も異なる事が多いようです。当然、観賞価値の高いと思われる赤ソルソルのほうがやや高めの設定です。この2つの異なるカラーバリエーションが、別種なのか地域変異なのかはたまた同種の雌雄差なのかは定かではありませんが、常識的に考えれば雌雄差で赤ソルソルがオスという事になるでしょう。 飼育は容易で、性格も比較的温和な方と言えるでしょう。ただ、カラシン全般に言えることですが、状態よく飼育されている個体は同種間でそれなりに激しいバトルを繰り広げることもあります。餌はフレークフードで特に問題ありません。 近年の「珍カラ」によくありがちなのですが体長がやや大きめで性格はものすごくきついと言う事もなく、まあコミュニティタンクで飼育する許容範囲に収まってますし、鮮やかに染まった赤ソルソルの鰭はそれなりに綺麗です。また、何かの間違いで1~2回だけ少数入荷して後は「幻の魚」入りという事もなく、数は少ないですがきちんと輸入されて来ているようです。 何とか、メジャー入りできるかどうかは今後東南アジアで養殖が成功するか否かにかかっていると言えるでしょう。もし、レッド&イエローが雌雄差だとすれば飼育の容易な事を考えるとブリーディングも難しくないはずです。また、市場価格も東南アジアのブリーダーが食指を動かすには十分な価格をキープしてますし・・・。せめて、ベンチ入り位はして欲しい魚種ですね。