バンコクベタ事情 2 マーブルは希少?
昨日から始まったアクアリウムフェアの関係で、朝から晩まで会場に張り付いていたため、アップが遅れてしまいました。おまけに、開始前・終了後のメンテナンスもあるため、ほとんど不眠不休状態の3日間になりそうです。私の3連休はどこに行ってしまったのだろうかっ!!(苦笑) さて、本日はバンコクのマーブル事情についてです。ショーベタ、プラガットに関係なくマーケットでもマーブルはちょくちょく見かけることが出来ます。しかし、良個体となるとまったくと言ってよいほど見かけることが出来ないのが現実です。特にショーベタでは、模様のバランス・カラーリング・尾開きの3拍子そろった個体など見かけたことはありません。それだけマーブルは作出が難しいんですね。 マーブルの難しさは、彼らの模様やカラーリングが成長とともに大きく変化する事にあります。つまり、若魚の時の模様が成魚サイズまで維持されないと言う事なのです。全身にバランス良くブラックマーブルが散在していた若魚が2ヶ月後にはほとんど真っ白になるなんて事さえありますから・・・。しかも、ソリッドやバタフライの様にブリーディングした魚のカラーリングがどの個体もほぼ同じであれば、後は体形で選別すればよいのですが、マーブルは一つとして同じ模様の個体がいないのでどの魚を残すべきか非常に迷います。 このような事情からマーブルの良個体をゲットするのは至難の業なのです。しかし、マーブルには良個体がいないと言うわけではありませんぞ!バンコクのアマチュアブリーダー達は驚くほどの個体を持ってます。あっ、ここで言うアマチュアは我が国で良く用いる「アマチュア=素人」ではなく、趣味でベタを飼育している愛好家たちの事です。バンコクには我々が想像するよりもはるかに数多くの熱心なアマチュアブリーダーが存在します。 去年、さかなおやじがバンコクに行って見てきたベタコンテストにも多数の愛好家たちがベタを出品してました。その数は500尾以上と今回のアクアリウムフェアのベタコンテストなんてまだ足元にも及ばない規模、そしてレベルなのですが、その会場にはいましたね~。驚くべきマーブルたちが・・私が一番驚愕したのが、ブルー&ホワイト&ゴールデンの3色マーブルとブラック&ゴールデンのマーブルでした。そのインパクトの強さと言ったら、昔のシントミゴルフの宣伝じゃないですが「インパクトの瞬間ヘッドは回転する!」程で、首がガーンと後ろにのけぞっちゃいました(笑) いつかはさかなおやじもあんなマーブル作出してみたいもんです。そんな夢をかなえるために今回の旅行でもマーブル捜し歩いてきました。上記の3個体がその元親候補たちです。中でも期待は一番下の写真のブルー&ホワイトバタフライ!まだ若魚なだけにこれからパターンが変化するはずですが、このてのマーブルでは成長と共に白地が多くなる傾向が強いので、若いうちはこれくらいブルーが強い方が良い個体と思われます。まぁ、作出に3~4年はかかりそうですが、その分長く楽しめるって事で・・・ さて、ブログもアップしたしこれからまたコンテスト会場に出向きます。そして帰宅はまた明日の早朝かぁ・・・はぁ(苦笑)