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テーマ:法律についてのあれこれ(91)
カテゴリ:貸金業規制法、消費者法
KORさんのところで、最高裁の口頭弁論傍聴の記事が出ていて、すごいドラマのようでした。
法廷もののドラマか小説を読んでいるよう。 以前の法律事務所に勤めているときに、仕事で判決聞きに行ったり、新人連れて裁判傍聴に行ったり、所長の証人尋問を聞きに行ったりしたことがありますが、弁護士と傍聴人がこんなに白熱しているのを見たことないですよ。 そのニュースがこちらです。↓ 「三洋信販側の認諾で訴訟終了、判例回避と原告側反発」(読売新聞 2005年10月17日23時9分) 「金利過払いを認諾=原告側『敗訴逃れ』と批判-リボ払い返済で三洋信販・最高裁」(yahoo時事通信 10月17日22時0分) 「判決目前『敗訴』受け入れ 貸金訴訟で三洋信販」(yahoo共同通信 10月17日20時45分) 「判決目前、貸金業者が『白旗』 敗訴逃れと借り手側批判」(朝日新聞 2005年10月17日21時02分) 最高裁の判例を残さない、ってうまい手を考えたってことでしょうか。 「三洋信販の話『最高裁の手を煩わせて判決をいただくよりも、認諾する方が当事者双方にとって得策と判断したもので、他の訴訟では別の対応もあり得る』」(上記読売新聞)とのことですから、本件の請求認諾は、全くの訴訟テクニックなんですね。 以前勤めていた事務所の所長が「訴訟テクニック」という言葉をよく使っていたけど、 そういう戦い方もあるんだなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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