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テーマ:法律についてのあれこれ(91)
カテゴリ:立法・司法・行政
先日は、請求の認諾でこれだけニュースになるのはめずらしい、ってニュースがありましたね。(「判例回避らしい」という記事参照。)
それで、その最高裁の口頭弁論を傍聴に行ったKORさんの日記の中で、 「上告代理人は発言を求め、この判決を最高裁HPに掲載するよう求めました。裁判長は閉廷後の発言であるとした上で『承りました』と発言し退廷しました。」とあったので、 へえー と思って見ていたのです。 ということは、 最高裁のホームページでは、トップに「最近の主な最高裁判決」の情報が出るのですが、ここに出るということですよね。 請求の認諾で最高裁がホームページの判決速報のところに載せるのはめずらしい、 と思っていました。 しかしやはり・・・載りませんよね。 そりゃあそうか。 最高裁ホームページの検索ページには、「法廷・裁判種別」として「大法廷 第一小法廷 第二小法廷 第三小法廷 (複数選択可) 判決 決定」というチェック項目があるのですが、請求の認諾は判決でも決定でもないので、このカテゴリに当てはまりません。 例外として調書の記載を出すとしても、認諾ということしか書かれていないはずなので、見てもあまり意味がなく出しても意味がないですね。 「要旨」とか書きようがないし。 HPに載せるかどうかというところは、本件の裁判長の判断だけではできないでしょうから、法廷での債務者代理人と裁判長の発言は、傍聴人に対するパフォーマンスだったんだろうなと思いました。 大勢の傍聴人がいる裁判は、裁判所も大変ですね・・・。 <追記> 新しく記事にするまでもないので、こちらに追記。 兵庫県弁護士会の検索システムより http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/051017.html http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/pdf/051017.pdf 請求認諾ってこんなものですね。 でもちゃんと上告人が「本件認諾及び放棄は無効である。」と主張したことが記録されてる。 <追記終わり> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月24日 15時18分53秒
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