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テーマ:気になったニュース(31013)
カテゴリ:立法・司法・行政
よくニュース、ワイドショーなどで取り上げられている「外交機密費」。
裁判にもなっていたとは知りませんでした。 「外交機密費、請求文書の全面開示を命令…東京地裁」(読売新聞 2006年2月28日23時39分) 「外務省機密費、全面開示命じる判決 東京地裁」(朝日新聞 2006年02月28日) 「外交機密費:支出文書の全面的開示を命令 東京地裁」(毎日新聞 2006年2月28日) 「外交機密費:秘密のベール透明化を 外務省を厳しく批判」(毎日新聞 2006年2月28日) 「外務省は控訴の方針 不開示決定取り消し判決」(朝日新聞 2006年02月28日) 裁判所が立法や行政に口を出すことは、地裁レベルではけっこうありますね。 「大門匡裁判長は『機密費は、酒類や日本画の購入など本来の使途以外にも使用されており、運用のあいまいさへの疑念が払拭(ふっしょく)できない』と述べ、すでに一部開示されている文書を除く1017件の文書の全面開示を命じた。外交機密費の情報公開を巡る司法判断は初めて。 同省は、機密費は情報収集のための経費で、使途を公にすると、他国との信頼関係や交渉で不利益を被る恐れがあるとし、すべてを不開示としていた。これに対し、判決は『文書を開示した場合に弊害が発生するおそれがあるかどうか、個別に検討することなく、すべてを不開示とすることは許されない』と指摘。『不開示理由の立証が尽くされていない』と述べた。」(上記読売新聞) とのことです。 外務省の言い分も分かる気がしますけどね・・・ そもそも外交機密。「ないことの立証」をすることと同じくらい、「開示できない理由」を立証するのも、難しいものがあるとは思います。 しかし、酒や日本画は、機密なので?? 「機密費を巡っては、外務省幹部が競走馬購入などに流用したことが01年に発覚。不適切な使われ方が問題となっていた。」(上記朝日新聞) ・・・ねえ。 すんごい疑わしいんだもんね。 身から出たサビですな。 こういう費用は、外務省に一任されていて、会計検査院のチェックからはずれているようだけれど、ではいったい、どこがチェックするんだろうか。 最近の耐震偽装事件にも似ていますが、チェックが何もない、または機能していないと、やり放題になってしまう。そんなの当たり前だ。 行政改革やってるようだけど、自分自身のシステムを見直してほしい。 (ご参考) Yahoo!みんなの政治 用語解説「外交機密費(がいこうきみつひ)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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